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久々にNikonにワクワクしたZ9!
カメラに対する印象って、今までどんなカメラを使ってきたのか、どんなものを撮影するかによって大きく異なります。
なので、色々と感想を書く前に、まず私のカメラ歴を前提として書いておきますと…
- 2005年 最初に買ったデジタル一眼カメラはNikon D50(ニコンD50レンズキット購入!)
- Nikonカメラ歴 D50 → D7000 → D750
- 2018年にCanonへ移行(なぜNikonユーザー歴13年の僕がCanonを購入したのか)
- Canonカメラ歴 80D → 6D Mark II → EOS R → EOS R6 → EOS R5
※上記NikonとCanonのカメラ歴の機種名リンクは、購入時のレビュー記事にリンクしてます。
そのほか、動画用にSonyのα6400とかα6600も使ってみましたが、持ち手部分のデザインが僕の手に合わなかったのと、写真で使った時に使い勝手があまり良くなかったのでSonyは手放しました。
あと、BMPCC4Kも使ってますがこれはBRAWが撮影できるし、シネマカメラの使い方を学べるベストな機種なので現役バリバリで使ってます。
現在は、写真はEOS R5(メイン)とR6(サブ)、動画はBMPCC4K(メイン)でR5とR6がサブという構成です。
といった感じです。
そんな僕がZ9発表で感じたことをまとめてみました。
まずはZ9のスペック
Z9のスペック概要がこちら。
- メカシャッターレス
- FXフォーマット(フルサイズ)
- ニコンZマウント
- 有効画素数は4571万画素
- ISO感度 64〜25600
- 世界最多 9種類の被写体検出
- Real-Live Viewfinder
- 約120コマ/秒の高速連続撮影
- 8K30p UHD動画 最長125分の内部記録(H.265)
- ProRes422(HQ)採用(4K60p)
- 縦横4軸チルト式画像モニター
- CFexpress Type B と XQDカード
- 価格 ポイントありのお店で70万円を切る価格らしい
- 発売 2021年内
Z9の発表会を生で見てましたが、フラッグシップ機だからなのか力の入り方がEOS R3の時とは段違い。
約2時間半の放送は正直いってちょっとダラダラ感があって見るのがきつかった。
ただ、静止画・動画ともに目を疑うようなスペックで、かなりワクワクしたのは間違いありません。内容的にはかなりワクワクしますので、ちょとでも興味があるなら時間がある時に見ることをおすすめします。
メカシャッターレスの衝撃
まずメカシャッターレスなのは衝撃でした。全て電子シャッターで撮影するってことです。
電子シャッターはEOS R5/R6で普段から使ってますが、ワンショットだとシャッターを切る感覚が全くないんですよね。R5/R6はシャッター音も鳴らないし…。画面が一瞬ブラックアウトするのでシャッターを切ったのは分かります。
連写だとR5/R6の場合は1枚目の後にブラックアウトを挟んであるし、連写中はブラックアウトせずに画面の枠が明滅するのでシャッター切ってるのも分かります。
これがZ9だと完全にブラックアウトフリーなので、どう「シャッターを切った感じ」を演出してるのかはすごく気になるところ。
あと、ローリングシャッター歪みがどれだけ抑えられているのかもかなり気になる。流し撮りした場合、歪みが出ないようにメカシャッターを使ってたので、電子シャッターでも歪みが発生しなけければ神機確定でしょう。
メカシャッターのオーバーホールには1回につき10万円以上はかかるようなので、メカシャッターレスは撮影枚数が多いプロの方にとって、ランニングコストの削減にもつながります。
動画性能
写真だけでなく動画もすごかった。
8K30pで1時間を超える実用的な連続撮影が可能です。α1やR5でも8K撮影できますが、ここまで実用レベルで使えるカメラは初めてです。
ただし、8K撮影は今のところH.265だけなので、編集するには高スペックのパソコンが必要になります。
また、4K60pまでであればProRes422(HQ)でも撮影が可能。個人的には動画編集はDavinci Resolveを使ってるのでBRAW対応ならさらにうれしかったなと。
そのほか、10bitならN-Logでの記録も可能です。
今後のファームアップでは…
- 8K UHD/60p(12bit)のRAW動画の内部記録
- 動画撮影中の赤枠表示
- 動画撮影中の拡大表示倍率の切り換え
など、シネマカメラで採用されてるような機能が追加される予定です。
ん〜、改めてZ9はすごそうです。
Z9 買うの?買わないの?
正直なところ、かなり迷ってます。
現状、R5/R6ではほとんど不満がないんですが、サブカメラとして天カメ動画撮影してるとたまに30分以上撮影してて気がついたら撮影が止まってることが何度かありました。
あと、R6で4K30pで撮影すると軽量のIPBにしても1時間ぐらいで熱停止するんですよね。R5だと4K30p IPBだと熱停止せずに2時間は撮影できるのでこちらは問題なし。
なので、R6をR3に買い替えしようかなと最初は買うつもりがなかったR3は予約だけ入れてるんですが、このR3とZ9の価格が微妙なんですよね。
2023/3/22 追記>:R3 買っちゃいました!
キヤノン EOS R3 購入!初めて持った時に感じる異常な軽さ
R3は673,200円で、Z9は実売で63万円ぐらいになるんじゃないかなと。なので、このスペックでZ9の方が安くなるんです。
ただし、写真撮影ではメインとサブで2つのカメラが必要なので、メインをZ9にした場合、他のニコンZの機種を導入する必要があります。現状、Z9以外ではモニターが全てチルトだし、全体的な完成度が違い過ぎるような気がしてます。
なので、これからZ9のサブカメラになるようなスペックのカメラが出てこないと、乗り換えは無理な感じです。
あとは、EOS R5Cなど動画向けのR5とか、APS-CのRF機の噂もあるので、まだしばらくは買い換えるタイミングじゃないかなーと、これ書いてて気持ちが整理できました。
とにかく、今回のZ9はミラーレスカメラ市場のゲームチェンジャーになるのは間違いなさそう。
ニコンの開発者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして、またニコンにワクワクする気持ちを復活させてくれて、ありがとうございました!
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