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中田ヤスタカ氏や羽生結弦選手も使ってる高級イヤホン
やばい、オーディオ沼に足を踏み入れてしまったかも…。
2013年8月に発売開始され、約7年経った2020年でも音を追求する人に支持されている高級イヤホン『SHURE SE846』。買っちゃいました。
普段、音楽を聴く時はAirPods(第二世代)がメインでたまに8年前に購入したSHURE SE215を使ってます。ノイズキャンセリングのWH-1000MX2も持ってますが、基本的に音楽を聴くよりは周りがうるさい時の遮音用に使うことが多いです。
あと、運動する時はPowerbeats3で、ゲームの時はRazerのヘッドセット、動画を編集する時はモニターヘッドホンのMDR-7506を愛用中。
特にモニターヘッドホンのMDR-7506は、定位がはっきりしてて味付けされてない自然な音を聴くことができるので、上記の中では1番好きなヘッドホンかも。
ドンシャリ系も好きですが、モニターヘッドホンの高解像度・フラットな周波数特性・原音に忠実な音質がもっと好きです。
ただ、ヘッドホンはこれからの暑い季節だと蒸れるしちょっと重いので、良いモニターイヤホン(通称イヤモニ)が欲しくなってきました。
というわけで、ものすごく調べて悩んでポチっちゃいました。
SHURE SE846?とは
SE846は、アメリカのオーディオ機器メーカーSHURE(シュア)が販売するハイエンドイヤホン。
スタジオ用のイヤモニとして使われることが多いですが、原音に忠実な音を楽しみたいオーディオ愛好家にも支持されているイヤホンです。
SHUREの公式サイトには製品プロフィールとしてこう記載されてます。
4基の高精度ドライバーが、これまでにないクリアで伸びのあるサウンドを実現。 画期的なローパスフィルターにより、ディテールを損なうことなく、本物のサブウーファーだけが表現できる圧倒的な重低音を楽しめます。数十年にわたる研究と開発の末に生まれた画期的なサウンド。Shureがミュージシャンやオーディオファンに愛される理由はここにあります。
SE846 – SE846高遮音性イヤホン
オーディオファンに捧げる渾身作。
優れた互換性を持つ4基のカスタムドライバーを搭載し、これまでにない最先端のサウンドを実現した高性能イヤホンです。
面白いのが付属している3種類のフィルタ。
最初に装着されている「バランス」だけでなく、「ブライト」(+2.5dB/1kHz~8kHz)、「ウォーム」(-2.5dB/1kHz~8kHz)」から自分の好きな音色に合わせて調整ができるんです。
「ブライト」なら高域の突き抜け感がアップ、「ウォーム」なら低域の沈み込みが若干弱くなり高域もまろやかになります。(僕はブライトに交換して使ってます)
高いイヤホンなので、購入前に「SE846 レビュー」などで調べて穴が開くほど目を通しました。気になる方はぜひググってみてください。
調べれば調べるほど欲しくなる、そんなイヤホンです。
SE846を購入したっきかけ
「イヤモニ」で調べてみると当然ながらたくさんのメーカーからいろんな価格帯のものが販売されてます。
安いのを購入しようかなとも思いましたが、どうせなら良いものを買いたい。
そこでいろいろと調べてみると、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅをプロデュースしている中田ヤスタカ氏が使ってるのがSHURE SE846とのこと。
中田さんが表紙を飾ってる『サウンド&レコーディング・マガジン 2017年10月号』で紹介されてました。
中田:あんまり使ってなくて、今使用しているのは、イアモニのShure SE846です。軽くてメチャクチャ良い。イアモニだから音が近いんですけど、ローの出方がスピーカーに近くて、曲を作る人に最適だと思います。以前はモバイル作業用にGENELEC 8010Aを持ち運んでいたんですけど、あれを頑張って運ぶならSE846でいいやと思うようになりました。実際のミックスでも使っています。
サウンド&レコーディング・マガジン 2017年10月号
ミーハーですが、音のプロの方が使ってるんだから間違いものだろうというのが購入のきっかけになりました。
上記雑誌は3年前のものなので、もうSE846は使ってないんじゃないかなと思ってましたが、YouTubeのドリキンさんの最近の動画で「中田さんから勧められて購入した」っておっしゃってたんで今でも使ってるみたいです。
あと、スケートの羽生結弦選手もイヤホンにすごいこだわりを持ってることで有名ですが、サウンドハウスさんのページに「羽生結弦イヤホン」としてもSE846が紹介されてます。
安いものをいくつも試すより、良いものをドカンと購入して長く使うのがいいのかなというのも購入理由の一つです。
SE846 開封レビュー
外側のパッケージを開けると、漆黒の箱が出てきました。
漆黒のパッケージの中身。
キャリングケースとSE846本体。
パッケージ一覧。
マニュアル類とポリッシュクロス、Bluetooth5のリモート+マイク搭載着脱式イヤホンケーブル、リモート+マイク搭載 3.5 mm ステレオミニプラグ対応着脱式イヤホンケーブル、キャリングケース、SE846と3.5mmストレートケーブル(162mm)。
SE846と3.5mmストレートケーブル(162mm)。
リモート+マイク搭載 3.5 mm ステレオミニプラグ対応着脱式イヤホンケーブル。
Bluetooth 5 リモート+マイク搭載着脱式イヤホンケーブル RMCE-BT2。単体でも販売されてます。
RMCE-BT2はBluetoothですが、SE846やSE535などのハイエンドモデルのパフォーマンスを最大限に発揮してくれます。
このケーブルに交換すれば、iPhoneなどでもBluetoothで楽しめるようになります。
この動画が詳しいです。
キャリングケースの中には、フォームイヤパッド、ソフトフレックスイヤパッド、イエローフォームイヤパッド、トリプルフランジイヤパッドや、交換用ノズルインサートなどが入ってます。
初めてSE846を聴いてみた感想
どんな音がするんだろう?とワクワクしながらMacに繋げたオーディオインターフェイスのUAD Arrowに挿してみた。Arrowはサンプリングレート192kHz・24ビットまで対応してます。
音源はSpotifyのファミリープランで最高音質です。
今まで使ってきたどのイヤホンとも違う。明らかに音場が広くなってます。サウンドステージが広いというか、大きな空間でゆったりと音楽が鳴ってる感じ。
普通は音を大きくしていくとある程度で音が割れるというか、耳に突き刺さるような感覚になりますが、SE846はそれがない。全音域に余裕を感じます。
最初はフィルタが「バランス」であまり高域と中域の良さが分からなかったんですが、「ブライト」に交換したら高域の突き抜け感がアップ。BAイヤホンのシャープでカリカリな感じを楽しめます。
中域のボーカルは声が一歩前に出てきたような感覚があります。高域から中域までとても艶やかで音が澄んで聴こえます。
低音に関しては最初「あれ?スカスカ?」と思ったんですが、フォーム・イヤパッドがちゃんっとフィットしてなかったようで、しっかり耳の奥まで入れると遮音性もアップし、低域も「ズーン」と響くようになりました。
まとめ
どの音域も余裕のある飽きのこない万能モデルの最高峰イヤホンとでも言いましょうか。
自然に艶やかにクリアに澄んだ音を出してくれるイヤホンかなと。
正直、10万円のイヤホンを買うなんて思ってもいませんでしたが、長く付き合えそうで安心しました。安いイヤモニをあれでもないこれでもないと買い換えるよりは、金銭的にも時間的にも精神的にもいいかなと。
SE846を買ってから、今まで聞かなかったクラシックやジャズなどの分野も積極的に聴くようになりました。カラヤンベスト100とか聴いてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに出かけたような気になったりして楽しんでます。
これから暑い季節になりヘッドホンの使用頻度が減るので、ますますSE846の出番が増えそう。
基本的にはMacにオーディオインターフェースのArrowに繋げて使ってますが、スマホとBluetooth接続できるRMCE-BT2も付属してるのでいろんなところに持っていてって使ってみたいですね。
SE848を買ってから、ハイレゾがすごく気になるようになりました。DAPやDACの情報を暇な時に調べるようになりました。
オーディオ機器の沼は深すぎる…。
まずはAmazon Music Unlimitedでハイレゾ無料体験をはじめたので、後日レビューする予定です。