激安4Kテレビ『ハイセンス 50A6800』レビュー 4Kチューナー内蔵のハイコスパモデル

激安4Kテレビ『ハイセンス 50A6800』レビュー 4Kチューナー内蔵のハイコスパモデル

ハイセンス良い!7万円でここまで映れば大満足

うちのリビングにある2006年製のパナソニックのプラズマテレビ。

7か月前に電源ランプが7回点滅するだけで電源が入らなくなる症状が起きました。

テレビの電源ランプが7回点滅するだけで電源入らず...。廃墟?カバーを開けてみたら恐ろしい光景が!

ホコリを掃除したら映るようになったんですが、先月また同じ症状が...。

再び掃除したら映ったんですが、ホコリがそんなに溜まってなかったのに点かなくなるっていうのは、もう寿命が近いだろうと判断して、新しいテレビを買うことにしました。

残像もひどくなってきたので、いい買い替え時だったのかなと。

いろいろ口コミや評判を調べまくって、中国メーカー「ハイセンス」の超激安4Kチューナー内蔵液晶テレビ50A6800』を購入したのでレビューをまとめてみました。

50インチ&4Kチューナー内蔵の液晶テレビが、なんと7万円台で買えました!

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目次

  1. 購入前にまずは求めるスペックを決める
  2. 購入時に検討した口コミとレビューと雑誌
  3. Amazonならテレビ購入も安心
  4. 開封〜設置にかかった時間は約1時間
  5. 画質について 映画が安っぽい?
  6. 視野角と四隅の暗さについて
  7. 操作感について
  8. 満足点
  9. 不満点
  10. YouTube動画レビュー
  11. 今後試すこと
  12. まとめ

購入前にまずは求めるスペックを決める

テレビを買おうと、家電量販店に行くと種類がむちゃくちゃ多くてどれがいいのかまったく分かりません。ひとつひとつを詳しく見て回ってたら時間がいくらあっても足りません。

まずは、購入するテレビに求めるスペックを決めした。

  • 画面のサイズはこれまでは37インチだったので50インチは欲しい
  • 4Kテレビ&4Kチューナー内蔵

僕が新しいテレビに求めるスペックはこの2つだけ。

これまで使ってたパナソニックのプラズマテレビは37インチだったので、50インチぐらいは欲しい。

あとは、2020年には東京オリンピックも開催されるので、新4K衛星放送チューナー内蔵は必須でした。

最近のテレビは液晶テレビと有機ELの2種類が主流ですが、有機ELになると価格がどーんと跳ね上がります。

画質は美しいほど良いのはもちろんですが、そんなにこだわりがない&上を見たらキリがなかったので、今回は液晶テレビにしておきました。

購入時に検討した口コミとレビューと雑誌

購入前の検討材料として利用したのが口コミサイト。

まずは価格.comで、「46インチ~52インチ未満」「新4K衛星放送対応チューナー搭載テレビ」の2つの条件で検索してみると、9つのテレビに絞り込まれました。

その中からメーカーの好き嫌いやスペックと価格を比較して、

  • ハイセンス 50A6800[50インチ] 約7万5千円
  • 東芝 REGZA 50M520X[50インチ] 約8万5千円
  • パナソニック VIERA TH-49GX750[49インチ] 約12万円

この3機種に絞り込みました。

価格で選ぶなら激安のハイセンス。

国内メーカーの最安モデルで選ぶなら東芝。

今まで使ってたテレビと操作性が同じで、IPS方式の液晶パネルで視野角や輝度や色の変化を重視するならパナソニック。

というところまで絞り込みました。

価格コムの口コミやAmazonのレビューを読んでどれにするか決めかねてたんですが、MONOQLO 2019年5月号に掲載されてた「4Kチューナー搭載格安テレビ辛口採点簿」でブッチギリのベストバイに輝いたのがハイセンスの50A6800でした。

ハイセンスのA6800シリーズは、VA型の液晶パネルと独自のLEDバックライトを組み合わせた4Kテレビのミドルクラスモデル。最大の特徴は、東芝のレグザエンジンNEOを搭載していること。これにより画質が大幅に向上しました。

MONOQLOを読んでから気持ちが大きくハイセンスに傾きまして、家電量販店で実機を確認しました。

視野角の狭さは気になったものの、確かにレグザエンジンを搭載しているだけあって画質はかなりいい。さらに操作感もサクサクで使い勝手も良さそう。

この価格帯でこれだけきれいな映像が見られるならもう買うしかないと決断が固まりました。

あとは、Amazonで価格の変動をチェックしつつ、7万円前半という激安価格で購入できました(家電量販店さん、すみません)。

Amazonならテレビ購入も安心

Amazonで初めてテレビを購入
Amazonから届いたハイセンスのテレビ。

大型のテレビをAmazonで購入するのは初めてだったんですが、不安は何もありませんでした。

その理由はこの2点。

  • Amazonの「大型家具・家電おまかせサービス対象商品」だったこと
  • メーカーの保証が3年間ついていること

Amazonのハイセンス50A6800の販売ページには、「Amazon.co.jp が販売、発送します。」ということと「この商品は大型家具・家電おまかせサービス対象商品です。」という記載がありました。

「大型家具・家電おまかせサービス対象商品」とは、お届け日時の指定、商品配達時に配送員に対して組立(無料)・設置工事(無料)・家電リサイクル品の引き取り(別料金)を依頼をすることが可能な商品のこと(Amazon.co.jp が販売する商品のみ)。

配送業者さんが配達してくれて、さらには無料で組み立てと設置もやってくれるというサービスです。

さらには、ハイセンスの3年間のメーカー保証もついてる(ハイセンスジャパンの対応の良さは口コミやレビューを読んで確認済み)ので、何の不安もありませんでした。

もし初期不良があった場合は、配送の手間がかかるので多少面倒ではありますが、Amazonがサポートしてくれるので安心です。

くれぐれもAmazonで購入する場合は、マーケットプレイスからではなく「Amazon.co.jp が販売、発送します。」と書かれてるものを購入するようにしてください。

開封〜設置にかかった時間は約1時間

配送業者はクロネコヤマトさんが2人で持ってこられました。

本来は「大型家具・家電おまかせサービス対象商品」なので、箱の開封から設置までやってくれる予定でしたが、僕は開封動画を撮りたかったので自分でやりました。

ダンボールから開封&設置する際は、1人じゃ運べないので2人で作業しました。

開封〜設置までかかった時間は約1時間ほどでした。配送業者さんにやってもらったら、多分30分ぐらいで終わるんじゃないでしょうか。

ビフォーのリビングがこちら。

ハイセンスのテレビ購入前のリビング
専用のテレビ台を使ってたので、多少テレビの位置が高くなってました。あと、ゲームのケーブルやコンセントもしまうところがなかったのでごちゃごちゃに...。

アフターがこちら。

ハイセンスのテレビを置いたリビング
ハイセンス50インチのテレビ用にテレビ台も別に購入しました。ウォールナットの色がいい感じ。

ケーブルと電源タップを収納できるテレビ台の一押しはこれ!3つのおすすめポイント

ケーブルを収納するスペースが背面にあり、収納も両側に引き出しがあるのでかなりスッキリ!

位置も低くなり、ソファに座った時がベストポジションになりました。


ハイセンスのテレビ 横からの写真
横から見るとこんなに薄い!薄くてすぐ倒れそうですが意外としっかりしてます。

付属の転倒防止のケーブルをテレビ台に設置したので地震が来ても安心です。

このテレビ台、1万4千円ぐらいと安かったんですが、見た目も使い勝手も良かったので今度別でレビューしますね。

画質について 映画が安っぽい?

画質については、正直プラズマテレビに慣れてたので、さすがに質は劣ります。

ただ、4Kチューナーの映像を初めて見た時は驚きました。解像度が高く、映像がとてもクリア。とても7万円のテレビとは思えないほどの高画質でした。

東芝のレグザエンジンNEOを搭載してるのは伊達じゃありません。

地デジについても若干白っぽいなぁとか、色(特に赤やピンク)が派手だなと思いましたが、十分解像度は出てます。コントラストがはっきりクッキリしててきれいです。

購入当初は黒レベルや色合いを何度も調整しましたが、いろいろ試した結果、初期設定が一番きれいに感じたので戻しました。

映画が安っぽい?補完機能が原因?

ハイセンスのテレビでAmazonプライムを観る
前のテレビで使ってたAmazonのFire TV Stickを接続して、Amazonプライムの映画を観てみました。

見始めてからすぐに違和感を感じました。動きが滑らかすぎて映画がなんか安っぽいんです。

いろいろ調べてみると最近のテレビに標準で搭載されている補完機能が原因でした。

なめらか調整機能
50A6800には「なめらか調整」という機能が搭載されてます。これによって、フレーム間の動きを補完することで連続感のあるより滑らかな映像をみることができます。

テレビ番組は基本的に1秒間に60コマの絵(フレーム)で、映画は24コマのフレームで構成されてます。1秒間のフレーム数が多ければ滑らかに、少なければカクついて見えます。

映画だとちょっとカクカクして見えることがありますが、あれはフレーム数が24コマしかないのでそう見えるんです。

もともとコマ数の多いテレビ番組なら補完機能により映像がさらに滑らかになっても違和感は少ないですが、もともと24コマで作られた映画だとより違和感を感じてしまいます。


映像メニューを「映画」にする
これを解決するには、映像メニューを「映画」にすればOKです。「映画」だと「なめらか調整」はオフになるので配信されてる本来のフレーム数で楽しむことができます。

それぞれの映像メニューで個別に「なめらか調整」をオフにすることも可能。


映像メニューを切り替えるのはちょっと面倒だなと思ったんですが、A6800では入力端子ごとに映像設定をメモリーしてくれます

通常のテレビは「自動」、Fire TV Stickを挿した「HDMI1」端子は「映画」、Nintendo Switchの「HDMI2」端子は「ゲーム」など、入力デバイスごとに自動で切り替えてくれます。

細かなところにも気配りされてて好印象のテレビです。

視野角と四隅の暗さについて

購入当初に一番気になったのが視野角。

ハイセンス 50A6800 正面から見た写真
正面から画面を見ると、コントラストが高くて発色もいい映像を見ることができます。


ハイセンス 50A6800 ちょっと左から見た写真
ちょっと左から見た写真。若干白っぽさが出てます。


ハイセンス 50A6800 ちょっと右から見た写真
右斜めから見ても同様。画面が白っぽくなります。

正面から見るならなんら問題ありませんが、広い場所に設置して左右からも見ることが多い場所には向いてません


あと、これは実際見てる際はほとんど気にならないんですが...

画面の四隅が暗く写る
明るい背景だと画面の四隅が黒くなります。特に白い背景だとこんなに黒くなってます。

ただ、これに関してはほんの一瞬なので見てる時にはほとんど気になりません。

「あ、四隅が暗いな」とちょっとだけ頭をよぎる程度。しばらくすると気にもならなくなりそうです。

操作感について

ハイセンス 50A6800 のリモコン
50A6800のリモコン。見た目はちょっと安っぽいかもしれませんが、ボタンの押し心地やサクサク感は文句なし。

一番下にはNETFLIXとYouTubeのボタンもついてるので、ワンボタンですぐに視聴を始められます。

そのほかのメーカーに比べて、内蔵されてる動画配信サービスのアプリは少なめですが、Fire TV Stickを持ってるのでほとんど問題ありません。

全体的な操作感はものすごく快適。チャンネルの切り替え、電源オンも実に素早い(主電源での電源オンは普通)。番組表も見やすい。

設定や各メニューの変更もサクサク。なんの問題もありません。

満足点

  • 価格がとんでもなく安い
  • 画質はきれい
  • 音質は普通
  • 細かく映像設定ができるのが良い
  • 映画もゲームもデフォルトの設定がしっかりしてる
  • 動作がサクサク
  • 説明書も日本のメーカーと同じぐらい細かく書かれてる

何と言っても最大の満足点は価格です。これだけのスペックのテレビが7万円台で手に入るのはちょっと日本製のテレビじゃ考えられません

2019年4月以降にはさらに価格が落ちまして、6万円台で販売するお店も出てきてます。

音質については普通。低音はちょっと苦手かも。

ただ、声は音量を小さくしててもよく聴き取れます。リモコンにある「クリア音声」ボタンを押すと、さらに声が聴きやすくなります。

音量はそのままで声だけがぐっと持ち上がる感じ。

映画を観たりゲームをすることも多いんですが、それぞれ専用の映像メニューが用意されてるのはとても快適だしラクチンです。さらに細かく調整も可能なので、こだわる人も満足できます。

予想外に良かったのが操作感。動作がサクサクで操作してて楽しい

リモコンのボタンも押しやすく使いやすいのもナイスなポイント。

説明書は日本のメーカーに引けを取らないくらい細かく書かれてます。

不満点

  • DVDレコーダーでテレビの操作ができない
  • 視野角が狭い
  • 開封して数日間、新品独特のにおいがする

パナソニックのブルーレイレコーダー(ディーガ)を使ってるんですが、そのリモコンでハイセンスの操作ができません。ハイセンスは日本では新しいメーカーなのでまだ対応してないようです。

視野角については前述の通り。テレビを視聴するポジションが正面だけなら問題ありません。

あと、開封して数日間は、テレビから開封直後の新品のにおいがします。金属のようなプラスチックのような独特なにおいです。

追記:1ヶ月もすれば完全に消えました。特に気にしなくてもいいですね。

YouTube動画レビュー

YouTubeにも動画レビューを掲載しました。画質など詳しく知りたい方は合わせてどうぞ。

▼ 激安4K液晶テレビ「ハイセンス 50A6800」購入!7万円でここまで映るなら文句なし!

今後試すこと

使い始めなので、今回はファーストインプレッションとしてまとめてみました。

そのため、まだまだやりたいことが残ってます。

それがこの2つ。

  • 外付けHDDに録画する
  • Fire TV Stick 4Kを使ってみる

A6800では、USBで外付けハードディスクを接続すれば、ブルーレイレコーダーがなくても番組録画ができます。3TBと6TBの外付けHDDが余ってるので、それでたくさん録画を試してみるつもり。CMスキップがうまくいくのか、延長録画がどうなるのかなど。

あと、新しく4Kテレビ対応のFire TV Stick 4Kを買ったので、どれぐらい画質が良くなるのか試してみます。1080P対応でも結構きれいなので試すのが楽しみです。

それぞれ公開したら、このページにリンクを掲載するので、気になる方はブックマークしておいてください。


■追記:2019.4.16

Fire TV Stick 4K 導入しました。高精細な映像は感動ものです!

Fire TV Stick 4K 購入!非4Kモデルとの違いは?比較まとめ

まとめ

初めて中国メーカーのテレビを買ってみました。

ハイセンスは世界的大企業とはいえ、まだまだ日本では知らない人も多いメーカーです。また、中国企業というだけでその製品を敬遠する人もいます。

僕もちょっと前までは、中国メーカーの製品を敬遠してました。それが、SIRUIのカメラ用三脚を購入してから考えがガラッと変わりました。

製品の質の高さ・パッケージング・説明書など、どれを取っても日本のメーカーに引けを取ってませんでした。

そこから中国メーカーにも日本のものを凌ぐものがあるってことを知ってから、積極的に中国メーカーの製品を購入するようになりました。

とはいえ、今回のテレビは50インチを超える大型商品です。

もし買うならバックアップがしっかりしているAmazonや大手家電量販店を通して設置までやってもらった方が安心だと思います。

50インチを超えると移動や設置も大変だし、スタンドを付けるのさえ気を使います。テレビが映らないとか音が鳴らないとか画面が割れてるなど、初期不良も考えられますので、配送業者さんがいればその場でチェックが可能です。

Amazonなら配送から設置まで無料でやってくれるので安心ですよ。

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