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Vlogモード撮影で8bitと10bitの比較もあり
※マニュアルモードでの不具合については最後にまとめてます。
RICOH GRIIIを使うようになってから、キヤノンとは違ったイメージコントロールに目覚めまして、色々調べるにつれて気になるようになった富士フイルムのカメラ。
人によってはGRシリーズよりもフィルムシミュレーションが良い!なんていう人もいるようで、1台エントリーモデルを買おうかなと思ったら、好みのデザインのX-E4とかX100Vは比較的新しいカメラなのに新品が売ってありません。かといって高額になった中古を購入する気にもならず。
というわけで、予約開始直後に注文したX-S20が発売日の翌日に届いた(熊本は東京からの発送に2日かかります)ので、早速ファーストインプレッションをまとめてみました。
動画で開封レビュー
ブログより先に動画レビューを公開しました。
約12分の映像です。
開封からシャッター音の感想、新しく搭載されたVlogモードで「H.264 4:2:0 8bit Proviaスタンダード」と「H.265 4:2:2 10bit F-Log」の比較も撮影してます。
▼ キヤノンユーザーが人生初の富士フイルムのカメラ『X-S20』に手を出しました。開封からF-log試し撮りまで
X-S20 開封&ファーストインプレッション
グリップは小指が半分ほど余りますが、かなり持ちやすいです。
ただ、1日ほど使った時にはヘッドホン端子部分の飛び出しがサムレストにはなってるんですが、グッとグリップを握り込む時にちょっと邪魔に感じることもありました。ここは慣れかなと思ってます。
内蔵フラッシュ!TTLで使うと明るすぎず程よい感じに発光してくれます。これは良い!
キットレンズの「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」。ものすごく軽くてコンパクトな標準ズームレンズ。35mm換算で22.5-67.5mmの焦点距離です。ほぼ24-70mmと同じです。電動ズームで起動時にせり出す仕組みになってます。
富士フィルムの純正ストラップ。開封直後だけほんのり革の匂いがしましたが合皮かな?
バッテリーはX-S10の時はNP-W126Sでしたが、X-S20になってNP-W235になりました。バッテリーがより長持ちするようになりました。
開封直後のNP-W235は空っぽでしたがX-S20は給電しながらでも使えます。付属の充電器でもOKですが、5V/500mAの出力に対応したモバイルバッテリーでも給電・充電が可能です。
EOS R5でも愛用してるCIOのモバイルバッテリーでも使えました。
充電時間は、付属の充電器だと約180分で、5V/500mAのモバイルバッテリーだと約600分です。上記CIOのモバイルバッテリーは5V3A/9V3A/12V2.5Aに対応してるのでもっと早く満充電できてます。
おすすめコメント – ここ数年で最も愛用してるモバイルバッテリーがこれ。気に入りすぎて黒と白の2つ買いました。PD対応で5V-3A/9V-3A/12V-2.5A(30W Max)の出力に対応してるので、EOR R5やX-S20を給電しながら使うことが可能です。特に長時間の動画撮影には必須のバッテリーです。カメラ純正のバッテリーを追加することも考えましたが純正バッテリーって高いんですよね。給電対応のカメラならこれ使ったほうが安いです。ケーブルもCIOの柔らかいタイプがおすすめ。
富士フイルムのカメラだけあって、シャッター音がとても気持ち良い。同じAPS-CセンサーのカメラであるEOS R10やR7も使ってきましたが、メカシャッターの音がどうも安っぽいし気持ちよくないので手が伸びにくかったです(結果手放すことになりました)。
Vlogモードもなかなか良い
富士フイルムのカメラで初めて搭載されたVlogモードも試してみました。
顔・瞳検出や商品撮影モード、背景ボケモードなどVlog時に必要な機能をまとめて設定できるようになってるのはとても便利でした。
F-LogとF-Log2に対応してるので、8ビットの「H.264 4:2:0 8bit Proviaスタンダード」と10ビットの「H.265 4:2:2 10bit F-Log」で撮り比べてみました。
H.264 4:2:0 8bit Proviaスタンダード。
8ビットの映像なので、ダイナミックレンジが低く黒い部分が真っ暗になってます。ただ、これはこれで個人的には嫌いじゃないです。
F-Logのカラグレが不要な場合にサクッと撮る時にはこれでも十分そうです。
H.265 4:2:2 10bit F-Log。富士フイルムが配布してる専用のLutを当ててます。
さすがに10bitだけあって、肌の質感とか黒い部分がきちんと表現できてます。よりシネマ風な映像を撮影したい場合はこれが良さそうです。
まとめ X-S20最初の印象と不具合?
キヤノンユーザー(現在はEOS R3/R5を使用中)の僕が初めて富士フイルムのカメラ「X-S20」を使ってみたんですが、1日目の印象としては「大満足!」です。
AF合掌音が初期設定でオフになってるカメラは初めて。撮影画像の確認も最初からオフになってるのには驚きました。写真撮影に集中することを推奨してるってことなんだと受け取りましたが、合ってますか?ダイナミックレンジの設定項目があることも驚きました。
あと、フィルムシミュレーションの種類が豊富で、程よく色合いが変化するものが多いのでどれも普通に使えそうなのもかなり満足してるポイント。
とにかく、メニューの内容がかなり奥深いです。これはマスターするのに時間がかかりそう。
今のところほぼ満足してるX-S20ですが、1点不具合っぽい挙動を確認しました。
マニュアルモードで写真撮影した場合、写真撮影結果がEVFやLCDの見え方より明るくなる現象が発生しています。マニュアルモード以外ではこのズレは発生しておらず、撮影結果は同じ明るさです。
焦点距離が15mmの場合は露出のズレはありませんが、望遠側にするにつれて明るさが増していき、45mmが一番ズレが大きいです。
設定の「マニュアル時モニター露出」は露出/WBにしてます。
ファームウェアは、カメラ・レンズともに1.10です。
マニュアル撮影はよく使うので、ミラーレスカメラなのにモニターの見え方と実際に撮れてる写真の露出が違うのはかなり致命的です。これは正直使えません。
おそらくファームウェアで修正されるとは思いますが、気になる点だったので取り上げました。一応、メーカーさんには問い合わせしてるので、返答が来たらまた別記事でまとめるつもりです。
追記:ファームウェアで修正されました!
続きはこちら。ファームウェアVer.1.11で修正されました。
X-S20ファームウェアVer.1.11を検証!EVF/LCDの露出表示は直った?
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