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Vシリーズとは?K・Qシリーズとの違い
2022年10月に発売開始されたKeychron V5。幸いにも初期ロットを購入できたので、早速1ヶ月ほど使ってみました。
普段はテンキーレスの60%や75%のカスタムキーボードをメインで使ってるんですが、テンキーがないので確定申告の時期など数字中心に入力する時にテンキーが欲しいなーと思ってたんです。
一度、テンキー付きのメカニカルキーボードで人気が高いARCHISS Maestro 2Sを買ってみたんですが、これが僕には無理でした。
ARCHISS Maestro 2S の売却を決めた理由 購入前に打鍵音は必ずチェック!
想定してなかったキーの反響音が大きすぎ…。
今回購入したKeychron V5も、Maestro 2Sとほぼ同じキーレイアウトでかなり使い勝手は良さそうなんですが、果たしてクオリティには満足できたんでしょうか?
Keychron V5 動画レビュー
YouTubeに動画レビューも公開してます。
打鍵音が聞きたい方はこちらも合わせてご覧ください。
▼ Keychron V5 レビュー!テンキー付きカスタムキーボードでこのサイズ感と打鍵感は最高。Kシリーズ・Qシリーズ・Vシリーズの違いもあり 比較検討の参考にどうぞ
Keychron 各シリーズの違い
今回、初めてVシリーズのキーボードを買ったんですが、シリーズによってどんな違いがあるのか知りたい方のために、簡単にまとめてみました。
Keychronのキーボードは、MacとWindowsで使えます。ちゃんとMac用のコマンドキーが印字されたキーキャップが最初から付いてるので、ベースは多分Macユーザー向けなんじゃないかなと思ってます。ファンクションキーのキーキャップにもMacの機能のアイコンが印字されてます。
おそらく社長さんがMacユーザーなんだと思います(予想)。
2022年12月現在でKeychronにはKシリーズ、Qシリーズ、Vシリーズの3つがあります。他にはロープロファイルでアルミケースのSシリーズと安い有線モデルのみのCシリーズも出てきてますが、まだ種類がほとんどないので、今回は省きます。
まず、Kシリーズ。
僕が最初に買ったKeychronはKeychron K6でした。色塗ったりキーキャップ変えたりとか、いろいろカスタムしたので原型は留めてません。
- ● Kシリーズの特徴
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- Keychronで最初に発売されたベースモデル
- ノーマルプロファイルと高さが低い(薄いスイッチ)のロープロファイルがある
- 有線でもワイヤレスでも使える
- キーレイアウトが隙間なく並んでる
- 価格は安め
KシリーズはBluetooth接続にも対応してるし、価格も安いので導入しやすいですが、個人的にはキーレイアウトが詰まりすぎ&キーキャップがすぐテカルので、あまり好きじゃないです。
次に、Qシリーズ。
QシリーズはKeychron Q1を持ってます。これもキーキャップとキースイッチを変えたり、打鍵感をアップさせるために内部をいろいろカスタムしてます。
- ● Qシリーズの特徴
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- 有線接続のみのハイエンドモデル
- QMK/VIA対応(キーカスタマイズが簡単にできる)
- アルミボディ
- ガスケットマウント
- PBTキーキャップ
- キーレイトアウトには隙間がある(テンキーやファンクションキーとの間にちょっと隙間あり)
- 価格は高め
これまでいろいろとキーボードを使ってきましたが(HHKBとかRealforceとかKBDFansなどなど)、現状、Keychron Q1が最も気に入ってます。打鍵感が最高です。
そして、今回購入したKeychron V5のVシリーズ。
- ● Vシリーズの特徴
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- QシリーズとKシリーズの間のモデル(機能も価格も)
- 有線接続のみ
- QMK/VIA対応でキーのレイアウトも簡単に変えられる
- 樹脂製のボディ(トランスルーセントもあり)
- PBTキーキャップ
- キーレイトアウトには隙間がある(テンキーやファンクションキーとの間にちょっと隙間あり)
ボトムケースには静音化や反響音の軽減に効果のあるシリコンパッドや吸音材も入ってるので打鍵音も良いです。
さらに、価格がKシリーズよりほんのちょっとしか高くない(ものによってはほぼ変わらないものもあり)ので、個人的にはKシリーズよりVシリーズの方が売れるんじゃなかなと感じてます。
これからカスタムキーボード欲しい人がいたらVシリーズをすすめます、間違いなく。
Kシリーズより圧倒的にクオリティが高いです。
Keychron V5 レビュー
Keychron V5。届いた梱包。
今回はkeychron.comで購入しました。最近、日本のサイトkeychron.jpでもV5の取り扱いが始まってます。日本のサイトでは価格がちょっと高いですが送料無料です。為替相場によっては.comで購入した方が安い場合もありますので、その都度判断して購入してます。
Keychron V5のパッケージ。
クイックスタートガイド。同梱物はそのほか、ユーザーマニュアル、USB Cケーブル、USB変換アダプタ、Windows用キーキャップ、キーキャップとキースイッチ引き抜き工具や予備のネジなど。
今回は、トランスルーセントのフロストブラックを買いました。透けて内部が見えてるのが良いですね。
Keychron V5の内部はこうなってます。
MacとWinの切り替えスイッチとUSB-Cの端子。
プレートとPCBの間にちゃんとSound Ablorbing Form(吸音材)があり、なおかつボトムケースの上にシリコンパッドもあります。
これだけしっかり打鍵音に気をつかってくれてるのはありがたいです。
スペースキーのスタビライザー。たっぷりとルブ(潤滑剤が塗布)されてます。
エンターキーのスタビライザーもルブ済み。
キースイッチは赤軸のKeychron K Pro Red。こちらもルブされてます。自分で一つ一つ分解してルブする必要がありません。
キースイッチとスタビライザーがルブされてないと、キーの音がかすれたり不快な摩擦音が聞こえます。ルブすることで滑らかな打鍵感と打鍵音になるんです。
反響音はほとんど問題なし!
ARCHISS Maestro 2Sで失敗したテンキー付きのキーボード。
さすがにKeychronは大丈夫だろうと思ってたら…
本当に全く問題なし!反響音は全く気になりませんでした!最高!
すべてのキーの打鍵音は上記レビュー動画をご覧ください。
ルブされてるおかげで、すべてのキーが心地良い打鍵感です。enterキーのあたりで耳を近づけてターンと叩くとほんのわずかにキーンという反響音が聞こえますが、普通の姿勢でタイピングしてる時には全く聞こえません。あー、よかった!
ただ、キーの押下圧だけがちょっと気になりました。
個人的には62gfぐらいの押下圧が好みなので、Keychron K Pro Redの45±10gfの押下圧はとても軽く感じます。もうちょっと重いリニアのキースイッチも選択できるようになれば完璧です!
ここは後日、しばらく使った後に別のキースイッチに交換予定です。
テンキーは数字の入力がはかどる
カスタムキーボードを使うようになってから、60%とか75%のテンキーレスのキーボードを使ってました。
数字を入力するときはホームポジションの最上部にある数字キーで入力してたんですが、数字を大量にまとめて入力する時は入力スピードが遅くなります。
テンキー付きのキーボードを使うのは本当に久しぶりだったんですが、やっぱりテンキーがあると便利ですね。数字の入力が圧倒的に速くなりました。
数字を入力することって、確定申告の時以外にもかなりあるんですよね。
あと、Photoshopだと数字キーでレイヤーの透明度を変更できるんですが、テンキーがあるだけでそれもささっと変更できるようになるなど、新たな使い方も発見しました。他にもアプリによって使えるものがあると思うので、これから試すのが楽しみです。
キー配列の変更方法
Keychron V5はQMKとVIAに対応してます。
QMKはちょっと面倒なので、僕はVIAを使ってます。
以下はMacのVIAの画面キャプチャです。
V5のVIAコードはGithubからの承認待ちのため、接続しただけじゃ認識しません。手動でV5キーマップをダウンロードして読み込む必要があります。
事前にKeychronのサイトからV5のJSONファイルをダウンロードしておきます。
何度か試したんですが、VIAのDESIGNタブにある「Use V2 definitions(deprecated)」のチュックをオンにしておかないとキーマップが上手く設定できませんでした。
この状態でJSONファイルを読み込みます。
CONFIGUREタブにV5のキーマップが表示されました。あとは好きなようにキーマップを変更するだけ。
ただ、V5は使いたいキーがすべて最初から必要なところにあるので、僕はほとんどこれはいじってません。
あとは、Karabiner-Elementsで、左のコマンドキー単体押しで「英数」、右のコマンドキー単体押しで「かな」の切り替えができるようにしてます。
以上の環境で快適に使えてます。
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