当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。
Epomakerのキーボードもついにここまできたか!と思わせてくれるキーボードが、87%レイアウトの『Epomaker P87』(公式サイトはこちら)です。
耐久性のある重厚なアルミニウム設計のボトムケース、プレミアムコンポーネントによる快適なタイピング体験を2万円台前半という価格で利用することができます。
似たようなスペックのキーボードとしては、Keychron Q3 Proあたりが競合商品になりますが、Q3 Proが210ドルに対してP87は139.99ドルと70ドル以上の価格差があります。コスパはP87の方がかなり良いです。
Epomaker P87のスペックと特徴

Epomaker P87は、87%のTKL ANSI USレイアウト、CNCメタルノブ付きのメカニカルキーボードです。アルミ製のボトムケースにガスケットマウントで、5層の遮音材を採用し快適なタイピング体験を提供してくれます。
さらに、QMK/VIAでキーのレイアウトを変更可能で、ホットスワップ対応、RGB LED、接続モードは有線・2.4GHz・Bletoothの3つに対応。技適マークも取得しているので日本でも安心して使えます。4000mAhの内蔵バッテリーも搭載してます。
- レイアウト:87% TKL ANSI USレイアウト
- 構造:ガスケットマウント設計
- ケース素材:陽極酸化CNCアルミニウム合金
- 5層の防音:ラテックスサンドイッチパッド、IXPEスイッチパッド、PETサウンド強化パッド、ボトムスポンジ、ボトムEVA
- キーキャップ:チェリープロファイル、PBTキーキャップ
- 接続:有線USB-C、無線ワイヤレス(Bluetooth、2.4GHz)技適対応
- キー入力:Nキーロールオーバー対応
- スイッチ:Epomaker ウィステリアタクタイルスイッチ
- Actuation Force:46±3gf
- Bottom-out Force:62±5gf
- 対応OS:Windows, macOS(ただしmacOSはVIAの問題あり)
- 重さ:1.82kg
- レイテンシー:3ms (USB)、5ms (2.4Ghz ワイヤレス)、15ms (Bluetooth 5.0)
- バッテリー:3000mAh
※キースイッチはEpomaker ウィステリアタクタイルスイッチのほか、リニアのスイッチも用意されてます。

箱に技適マークのシールが貼り付けられてます。技適にも対応してるので日本国内でワイヤレスでも安心して使えます。

同梱物一覧。キーボード本体、説明書、USB-A to C ケーブル、キーキャップ&キースイッチ引き抜き工具。

キー配列は一般的な87%キーボードと大きな違いはありません。右上にノブダイヤルがあります。ほぼキーのレイアウトは変更する必要はないです。私はそのままの状態で使ってます。

底面。四隅にゴム足があります。スタンドはないので角度の調節はできません。

背面中央部分。左から、2.4GHzのレシーバー、接続方法の切り替えスイッチ、USB-C端子。
キースイッチとキーキャップと打鍵感

ホットスワップ対応なので、別のキースイッチにも簡単に交換可能です。今回はEpomaker ウィステリアタクタイルスイッチです。
打鍵感は、Epomakerのスイッチで今回初めてタクタイルを使ってみましたが、底打ちした際に跳ね返ってくるような感覚があって、リニアとはまた一味違ったタイピング感を味わえます。普段、リニアばかり使ってるのでタクタイルは久しぶりだったんですが、たまに使うと楽しいですね。最初はちょっと違和感がありましたが、使っていくうちにちょっとクセになりそうな感覚になってきてます。これはちょっとハマりそう。
打鍵音の関しては、全体的に心地良い音がします。ただ、Backspace、Enter、Shiftに関してはちょっと音がボテっとした感じがあります。スペースキーはボテっとした感じはありません。
静音ではありませんので、周りに人がいる場所だと結構うるさがられると思います。プライベートな空間での使用を推奨します。
キー配列の変更はVIAだけど・・・
キー配列の変更はVIAで行います。公式サイトからJSONファイルをダウンロードしておきます。
設定する際はP87を有線でパソコンに接続して、VIAのデザインタブでダウンロードしたJSONファイルをアップロードすれば認識するようになります。

VIAのキー設定画面。通常であれば、このままキーを選択して好きなキーを割り当てることができるはず…なんですが、これがどうも挙動がおかしい。macOS Sequoia 15.3で試してみたんですが、VIA上でキー配列を変更しても、Macモードで使ってる場合はキーボードに反映されないんです。WinモードだとVIA通りに入力はできます。
これは2025年2月7日現在の情報です。VIAはブラウザ版、ダウンロード版(バージョン3.0)ともに同じ症状です。
今後のアップデートで改善されるとは思いますが、発売したばかりのキーボードはまだ色々とバグがあるのかなと…。幸いなことに、このキーボードは87%レイアウトでほぼキーレイアウトを変更する必要がないので特に気にしてません。普通にそのままで使えますからね。
まとめ
- 打鍵感と打鍵音はかなり良いです!重厚なアルミニウムボディの高級感、5層の吸音材のおかげで反響音も全くなく、すこぶる快適にタイピングができます。
- macOSの環境だとMacモードではキーレイアウトの変更ができないため注意が必要。Winモードは正常にキーレイアウトを変更できます。
- 同じスペックの競合機であるKeychron Q3 Proより70ドル(1万円以上)安いのでコスパが非常に良いです。
2月の寒い季節に、部屋をぽかぽかに温めて体がちょっと温まった状態でアルミニウムボディを触った時のひんやり感がなんとも心地よいキーボードです。