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最高だった2013MacBook Airのキーボードが現代に蘇った!
2021年6月からメカニカルキーボードにはまって1年と2ヶ月が経過。
打鍵感やカスタマイズ性が文句なしに最高なので、もうキーボードはメカニカルキーボードでいいやと新しいものを見つけることをしなくなってました(どんなキーボード使ってるのか気になる方はキーボードカテゴリをどうぞ)。
そんな時に、ロジクールの方から2022年8月18日発売の『MX KEYS MINI for Mac』を提供いただき、実際に使ってみたら、
薄型キーボードもなかなか良いかも♪
と思うようになりました。
というか、この新キーボード、9年ほど前にかなり気に入って使ってたMacBook Airのキーボードにかなり似てます。というか打鍵感が本当にそっくり!
箱を開封してちょっとタイピングしてみただけで、快適だったあの頃のMacのキーボードの記憶が蘇ってきました。
MX KEYS MINI for Macとは?
ロジクールの最上位モデルのシリーズ「マスターシリーズ」の商品で、ノートパソコンのようなタイピングを実現したMX Keysの商品の一つです。
マスターシリーズのキーボードには、本格的なメカニカルキーボードのMX MechanicalやCRAFTもあります。
MX Keysにはテンキーがついたフルサイズのタイプ、Mac用とWindows用、そして、テンキーがなくなってよりコンパクトになったMX KEYS MINI(JIS配列)があります。
今回紹介するMX KEYS MINI for Macは、JIS配列のMX KEYS MINIがMac用のキーレイアウトになり、さらにUS配列を採用したモデルです。
macOSのほかiPadOSおよびiOS用に最適化されてるので、MacでもiPadでもiPhoneでも快適に使えます。
MX KEYS MINI for Mac 開封と特徴
薄型キーボードのコンパクトなタイプなので、パッケージもすごく小さい。
キーボード本体。
主なスペックはこちら。
- キーの数は79。テンキーがないので75%キーボーと同じぐらいのキーの数ですが、大きさとしては60%キーボードに近い
- キーには指先の形状にあった球状にくぼんだパーフェクト・ストロークキーを採用。キーのどこを打っても全てのキーストロークを滑らかで正確に行うことができる
- 打鍵感はキーストロークが約2mmあるので非常に打ちやすい
- ホワイト色のバックライトを搭載。スマートイルミネーション機能で手を近づけるとバックライトが点灯する。バックライトは使ってない時や手が離れた際には自動でオフになりバッテリーを節約してくれる
- フル充電は4時間。バックライトオンで約10日間、バックライトオフで最長5ヶ月間の使用が可能
- ロジクール独自のEasy-Switchに対応。3台までペアリング登録でき、使うときにキー操作で簡単に切り替えが可能
- キー操作のみでテキストやファイルをデバイスやOS間をまたいで移動できるLogicool Flow機能にも対応
- デバイスとの接続はBluetoothか別売りのLogi Bolt USB-Aレシーバーで行う
- カラーはペイルグレーの一色
底面の素材は、シリコン?ゴム?のような柔らかな素材が使われてます。傷もつきにくそう。
ゴム足が四隅にあるのでタイピング中に滑ることもありません。
電源スイッチとUSB-Cポート。USB-Cポートは充電専用です。試しに電源スイッチをオンとオフにして有線接続してみましたが、有線ではキーボードは使えませんでした。
接続方法は、Bluetoothか別売りのLogi Bolt USB-Aレシーバーの2通りです。僕はBluetoothで使ってます。10日ほど使ってますが、特に遅延もないし接続が切れることもありません。快適です。
付属品はUSB-Cケーブルと説明書や保証書などの紙類のみ。
下記動画レビューでも述べてますが、大きさは60%キーボードと同じぐらい。とてもコンパクトです。
スマートイルミネーション機能で手を近づけると自動でバックライトが点灯。手が離れると消灯します。
これはApple純正のMac用Magic Keyboardには無い機能ですね。
ホワイト色のバックライト。近くで見るとこんな感じになってます。明るさの調節も可能です。
USB-Cの充電器のほか、モバイルバッテリーでも充電可能。充電しながら使えるので、万が一バッテリーが無くなっても安心です。
キーストローク2mm!最高の打鍵感!
今使ってるメカニカルキーボードに行き着くまでにいろんなキーボードを使ってきました。
当然、薄型のキーボードも使ってきましたが、薄型で一番気に入って使ってたのが2013年に買ったMacBook Airです。キーストロークが2mmぐらいで、キーの仕組みはシザー方式でした。
2015年からは薄型化のためか、Macのキーボードはこのシザー方式からキーストロークがもっと薄い0.5mmぐらいの悪名高いバタフライ方式に変わりました。それがあまりにも評判が悪かったのか、それがまた、2019年の後半からシザー方式に戻りました。
シザー方式に戻ったものの、キーストロークは2013年のMacBook Airよりもちょっと浅くて1.5mmぐらい(下記、キーストローク比較画像を参照)。打鍵感はバタフライ方式より良くはなったものの、2013年のMacBook Airにはまだ及びませんでした。
そこで登場したのがMX KEYS MINI for Macです。
キーストロークがなんと2mmぐらいで、打鍵感が2013 MacBook Airにそっくりなんです。
初めてMX KEYS MINI for Macを使った瞬間、「うわー!懐かしい!これ2013年のMacBook Airだーっ!!!」とすぐに思い出しました。
どうやら指が打鍵感を鮮明に覚えてたんでしょう。当時はあのキーボードで相当ブログ書きましたから。
打鍵感は2013年のMBAよりほんのちょっとだけ重い感じですね。MBAの方はもう10年以上経ってるので、キー自体もへたってきてるとは思いますが、打鍵感自体はかなり近いです。10日ほど使ってますけどもうかなり手に馴染んでます。
これは長い付き合いになりそうな予感♪
キー配列の変更
ロジクールのアプリ「Logi Options+」でF4から右のファンクションキーを変更することができます。
また、アプリ毎にファンクションキーをカスタムして使うことも可能。
ただ、それ以外のキー配列を自由に変更したい場合はKarabiner-Elements(フリーソフト)を使ってます。
Mac|英字と日本語入力の切り替え方法
US配列のキーボードにはMacのJISキーボードにある「英数」「かな」キーがありません。
そのため、US配列のキーボードで「英数」「かな」を切り替えるにはショートカットキーを使います。
- ● Macの場合
-
- かな入力・・・Option+Shift+Zキー
- 英字入力・・・Option+Shift+Sキー
ただ、このショートカットキーを毎回押すのは面倒すぎて現実的じゃありません。
なので、Karabiner-Elementsを使ってコマンドキーを単体で押した時に、左コマンドキーで英数、右コマンドキーでかな、の切り替えをするようにしてます。
これがなかったらUS配列のキーボードを快適に使いこなせないと思うので、かなり重要なソフトです。
Logi Options+で出来るかなと思ったらできませんでした。
他社ソフトを使わずに英字と日本語の切り替えも簡単にできるようになれば文句なしでした。これは今後のアプデートに期待です。
iPad|英字と日本語入力の切り替え方法
MX KEYS MINI for MacはMacだけじゃなくiPadでも使ってます。
その際の英数・かなの切り替え方法はこちら。
- ● iPadの場合
-
- caps lockキーとスペースキーの組み合わせでトグル切り替え
通常、iPadではcaps lockキーで日本語と英語の切り替えができますが、caps lockキーはコントロールキーに変更して文字入力時のカーソルキー移動によく使うため、ハードウェアキーボードの修飾キーでcaps lockキーをコントロールキーに変更してます。
なので、日本語と英語の切り替えはcaps lockキーとスペースキーの組み合わせで切り替えるようにしてます。最初はちょっと面倒だなと思いましたが、もう何年もこの組み合わせで使ってるのでもう慣れました。
競合商品はMagic Keyboard
競合製品はやっぱりApple純正のUS配列Magic Keyboardでしょう。
AppleシリコンMac用のTouch ID搭載モデルと、通常のモデルが発売されてますので、以下の項目で3つを比較してみました。
※表が隠れてる場合は左右にスワイプしてご覧ください。
※価格は公式サイトの2022年8月20日のものです。
モデル | MX KEYS NINI | AppleシリコンMac用 Magic Keyboard |
Magic Keyboard |
---|---|---|---|
価格 | 15,950円 | 19,800円 | 13,800円 |
Touch ID | なし | あり | なし |
キートップ | 球状 | 平ら | 平ら |
バックライト | あり | あり | あり |
バックライト 自動消灯 |
あり | なし | なし |
接続スムーズ切り替え | あり | なし | なし |
Flow対応 | あり | なし | なし |
Fnキーの カスタマイズ性 |
高い | 低い | 低い |
バッテリー | 最長5ヶ月 | 最長1ヶ月 | 最長1ヶ月 |
サイズ | 高さ:21mm 幅:295mm 奥行き:132mm 重さ:502g |
高さ:10.9mm 幅:278.9mm 奥行き:114.97mm 重さ:243g |
高さ:10.9mm 幅:278.9mm 奥行き:114.97mm 重さ:239g |
MX KEYSのサイズは実測値です。
Touch ID機能が欲しい方は必然的にAppleシリコンMac用のMagic Keyboardになりますね。
Touch IDを優先しない場合は、価格と機能のバランスが優れてるのはMX KEYS MINI for Macです。
特に…
- 3台までのデバイスをさっと切り替えてキーボードを使いたい方
- Flow対応のMX Anywhere 3(Mac用)またはMX Master 3(Mac用)を使ってAppleデバイス間を移動してタイピングやファイルを移動したい方
- Fnキーをより自由にカスタムしたい方
には、間違いなくMX KEYS MINI for Macの方がおすすめです。
動画レビュー
YouTubeに動画レビューを公開しました。
タイピング音の比較も収録してますので、気になる方は是非ご覧ください。
▼ 薄型キーボードで最高の打鍵感!Logicool MX KEYS MINI for Mac は過去No.1のUS配列&薄型コンパクトなキーボードだった
ファーストインプレッションまとめ
最後に10日ほど使ったファーストインプレッションをまとめておきます。
- ● 良い点
-
- 打鍵感は2013年MBAにかなり近くてとても快適!
- 最初使った時はバネがちょっと強い感じがしてましたが、数日使ってたらこれがとても心地よくなってきた。1万文字とか文字入力しても手の疲れもほとんど感じません(普段柔らかいキースイッチを使ってる人だと慣れるまでちょっと疲れるかも知れません)
- キーの質感もマットな感じで皮脂も目立ちにくくていい感じ。サラサラした感触が気持ち良いです
- 普段使ってる英字配列のキーボードとキー配列がほとんど同じなので違和感なくスムーズに使える
ここまでほとんど悪いこと言ってませんけど、あえて悪い点を挙げるならキー配列をもっと自由に変更できるようになれば良いかなということぐらいです。
正直、Logi Options+でキー配列を全部変えられるのかなと思ってましたが、ファンクションキーのF4から右側だけしかカスタムできませんでした。
あと、日本語と英語の切り替えも、karabiner-elementsを使わないとできなかったので、ここもロジクールのアプリで完結できたら良かったかなということぐらいです。
あとはもうほぼ満点。打鍵感も機能も薄型キーボードとしては最高レベルだと感じてます。
どんな人におすすめ?
このMX KEYS MINI for Macがどんな人におすすめかというと…
- Macユーザーの方でUS配列キーボードを愛用してる方
- Macユーザーの方でこれからUS配列を使ってみたいとお考えの方
- よりコンパクトな高機能のキーボードをお探しの方
にはかなり満足感の高いキーボードだと思います。
以前は、数日おきぐらいに気分によってメカニカルキーボードを取っ替え引っ替えしてたんですが、正直これ使い始めてもう10日以上、こればっかり使ってます。
2013年のMBAのキーボードが飛び出してきたような感じで、かなり満足度高いです。
5千文字を超えるボリュームになっちゃいましたが、最後までご覧いただいてありがとうございました。
上記動画もご覧いただいて、ぜひチャンネル登録と高評価もよろしくお願いします!