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10年以上、メインマシンとして使ってたiMacとiMac Pro。
ディスプレイの角度は下向きには2〜3度、上向きには20度ちょっと傾けられたので特に不満に思うことなく使ってました。
それが、M1 Max MacBook Pro 14インチをメインマシンとして導入してから、初めてモニターアームを使ってみたら、使い勝手が雲泥の差で驚愕…。
モニターアームの快適さは圧倒的に別次元!
作業する姿勢のバリエーションが大幅に増えたから作業環境が大幅に改善しました!
モニターアーム ビフォーアフター
モニタアーム導入でディスプレイの位置がどう変わったのか、まずは結論から。
こちらがモニターアーム導入前のiMac Pro。
ディスプレイの角度だけは変えられるけど、位置は固定なのでキーボードの位置も常に固定位置で使ってました。
そして、こちらがモニターアーム導入後…。
モニターアームは『エルゴトロン LX デスクモニターアーム マットブラック』です。モニターの上にはBenQのスクリーンバーを載せてます。
上下、奥行き、傾き角度の調整(下向きには5度、上向きには70度)、水平位置(360度)、を簡単に変更できるので自由にディスプレイの位置を変えられるようになりました。
ディスプレイを上向きにグーっと傾けて机スレスレまで下げてキーボードをくっつけると、まるで27インチのノートパソコンになったような感じです。持って運ぶことはできませんけどね。
無段階で好きなところにピタッと止められ、机の振動が伝わって微振動することも少なくとても快適。
周囲に何もない場所なら、モニターアームが届く範囲でどの向きにでも固定できるほど自由度が高いです。
モニターを縦にして使うことも可能です。
動画レビュー
YouTubeに動画レビューを公開しました。
グロメットマウントの設置方法やモニターを動かしてる様子をご覧いただけます。
▼ モニターアーム グロメットマウント設置方法!M1 Max MacBook Pro 14インチをクラムシェルモードで運営したら作業環境が大幅改善しました。
モニターアームは机に穴あけてグロメットマウントで設置
今回購入した『エルゴトロン LX デスクモニターアーム』と『LG 27インチモニター ディスプレイ 27UP850-W』。
エルゴトロンのモニターアームは最初ホワイトを注文したんですが、ホワイトはグロメットマウントが付属しないので、マットブラックにしました。
大抵の場合は通常は机を挟み込むクランプマウントで設置できますが、うちの場合は机が壁に固定されてるので、机に穴を開けて設置するグロメットマウントしか使えません。
まずはモニターアームを開封して設置します。
エルゴトロン LXの同梱物。レンチなどの工具も入ってますが、マウントを変更する場合はプラスドライバーが必要です。
グロメットマウント用に机に穴を開けます。
最初はクランプマウントになってます。
グロメットマウント用のプレート穴の直径は約8mmで、ネジの直径は約5mm。
なので、机に開ける穴は最低でも6mmほどあればOKです。説明書には穴は8-51mm、設置する机の厚みは57mm以下と書かれてます。
グロメットマウントの設置イメージはこんな感じ。
壁から約4cmの位置(支柱が壁ギリギリにくっつく位置)にインパクトドライバーを使って10mmの穴を開けました。
10mmの穴。
ベースの支柱を固定します。
机の下から見るとこんな感じ。穴を開ける際に当て板をしてなかったので、穴の周りがちょっと裂けました。
まぁ、プレートで見えなくなるので特に問題はなしです。ネジでしっかり固定します。
LGの27インチ 4K IPS液晶ディスプレイ。
主な特徴はこちら。
- 4K解像度3840×2160
- アンチグレア
- DCI-P3 95%
- VESA DisplayHDR 400
- USB Type-C×1、HDMI×2、DisplayPort×1、USB3.0ダウンストリーム×2
- 5W×2 スピーカー内蔵
MacBookとUSB-Cケーブル1本で、映像・充電・データ転送が可能です。
YouTubeのHDR対応コンテンツを再生したときのキラキラとした鮮やかな色には驚きました。かなり良いディスプレイです。
HDMIにニンテンドースイッチを接続してゲームもできます。
背面のVESAマウントにモニターアームを固定します。固定する前にアームを動かそうとしてもびくともしません。ディスプレイにアームを固定すると動かせるようになります。
ここでトラブル発生。
うちの場合、壁があるので最初に開けた穴の位置だとモニターが若干左に配置されてしまいました。
というわけで、位置を最終確認した上で若干右に穴を開けました(上記写真の白い×の部分)。
ディスプレイの中心と支柱が若干ずれてるのが分かると思います。
これ、説明書にもちゃんと書かれてました。後ろに壁がある場合は若干右に穴を開けるのがコツです。
MacBookをクラムシェルで使うために用意したもの
今回、MacBookをクラムシェルモードで使うために2つ、新しいものを用意しました。
1つ目は『Anker Thunderbolt 4 Mini Dock』。3つのThunderbolt4を追加できるハブです。85W出力にも対応してます。
今まで使ってたiMac ProにはThunderbolt 3の端子が4つありましたが、M1 Max Macbook Pro 14インチには3つしかありません。
OWCのハブをもう一つ買おうかなと思ったんですが、新しくAnkerから発売されてたので、ちょっと安いということもあって買ってみました。
ハブより充電器の方が大きかった。これはOWCのハブと同じ。
端子類はUSB-Aが1つに入力用のThunderbolt端子が1つと、出力用のThunderbolt端子が3つ。あと、電源オンオフのボタンもついてます。
OWCとAnkerのThunderbolt4ハブ。
OWCのハブにはケーブル抜け防止のスタビライザーがありますが、Ankerにはついてません。
ケーブルが抜けやすい場所で使う場合はOWCの方がおすすめ。
電源オンオフしたい場合はAnkerがおすすめ。
もう一つ用意したのが、クラムシェルモードで使う場合のスタンドです。
2つ目は『ノートパソコン スタンド OBENRI Vertical Laptop Stand』。
ものはしっかりしてるので機能面は特に問題なし。
ただ、シルバーを買ったんですが光沢がありすぎる…。
MacBookのスペースグレーに合わせてスペースグレーかブラックにしておけば良かったとちょっと後悔してます。
実際に使ってみた感想 メリットデメリット
こちらが導入前のiMac Pro。
そしてこれが…
モニタアーム導入後のデスク。
iMac ProとLGのディスプレイ、共に27インチですが、iMac Proの縁がなくなったのでかなりスッキリしました。
ディスプレイ下のケーブル類がよく見えるようになりました。
モニターアームのおかげでディスプレイ背面にも簡単にアクセスできます。
ディスプレイ下のケーブルやThunderboltのハブ、Arrowのオーディオインターフェースへのアクセスも簡単になりました。
今まではタイピングする時には、椅子に前傾姿勢になるしか方法がありませんでしたが、モニターアーム導入後はディスプレイを手間にぐっと持ってきて椅子に深くゆったりと座ってタイピングできるようになりました。これが非常に快適♪
モニターアームは最大で65cmほど伸ばせます。
逆に、最も壁寄りにした場合は、壁からディスプレイ前面までの奥行きは約15cmほどでした。
伸ばした状態を上から見るとこんな感じ。
椅子にゆったり座って動画を鑑賞することも可能になりました。
- ● メリット(良い点)
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- 好きな位置にディスプレイを簡単に固定できるし勝手に動くこともない
- パソコンを使う姿勢のバリエーションが増えた
- 前傾姿勢以外でもタイピングに集中できるようになった
- ゲームなどのHDMI機器を接続して使えるようになった
- 好みの姿勢でデスクワークできるようになったので体への負担が軽くなった気がする
- ガッチリ机に固定できてるので地震が来ても倒れない
- ● デメリット(悪い点)
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- ディスプレイを傾かせるのがちょっと硬め(一番柔らかく設定してます)
- 説明書がちょっと分かりにくい
初めてのモニターアームでしたが、設置も簡単で特に悪い点はありませんでした。大満足してます!
Studio Displayも気にはなりましたが、20万円と価格は高いし、HDMIもなくてニンテンドースイッチも接続できないので、現状はLGのディスプレイで満足してます。
MacBookをクラムシェルモードで運営するメリットとしては、MacBookを買い替えても、モニター買い替えても入れ替え作業にほとんど手間がかからないんですよね。
試しにサブマシンのMacBook Airを使ってみたんですが、スタンドに置いてるのMacbookを置き換えるだけなので超ラクでした。外で作業したい時は、接続してるケーブル抜いて持ち出すだけなので、これまた超ラク。
これから数年はMacBookクラムシェルモードでの運営が続きそうです。