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軽くて安くてAF速い!僕には最高の85mmでした!
色々使ってみないと分からないもんですね!
結論から言うと、約3万5千円で手にいれた中古のEF85mm F1.8 USM、僕にぴったりの85mmレンズでした。
以前、(値上げ前で)約33万円のRF85mm F1.2が高すぎるから約13万円のEF85mm F1.2を買ってみたんですが、重くてAF遅いしフリンジがヒドかったのでSIGMA 105mm F1.4に買い替え。
それから10ヶ月が経過し、RFレンズが10%ほど値上げされることになりました。
RFレンズ値上げ比較表まとめ。70-200mm F2.8は約4万円も値上げなので急いで購入!
値上げ前にRF70-200mm F2.8を購入し、あとはずーっと気になってたRF24-70mm F2.8もポチっておきました。こちらは納期2ヶ月の予定です(RF24-70mm F2.8を購入した理由は届き次第書く予定)。
値上げ時に迷ったのが85mm F1.2を買うかどうか。
いくら仕事用の機材だからといって散財しまくるわけにもいかないし、毎日ガッツリ使う焦点距離でも無いから100mm前後の焦点距離はSIGMAの105mmで事足りてる。でも、約4万円ぐらい値上げされるから、いずれ買うなら値上げ前だよなーとかなり悩みました。
その結果、手元には約3万5千円で購入した『EF85mm F1.8 USM』が!RF85mm F1.2の約10分の1の価格で購入できました!
なかなか良いレンズでびっくり!
EF85mm F1.2 L VS F1.8 比較レビュー
EF85mm F1.2 L II USMとF1.8 USMのレンズ比較はこちらの動画がかなり詳しいです。
▼ Canon ‘L’ lens challenge: 85mm f/1.2 ‘L’ vs. 85mm f/1.8
→ The Digital Picture.comの比較も併せてどうぞ。
全体的な画質やとろけるようなボケ感は流石にF1.2のLレンズには敵いませんが…
- 価格が安い
- オートフォーカスが速い
- 軽くてコンパクト
この3点ではF1.8 USMの方が大きく上回ってます。
写りに関しては、EF85mm F1.8でもF値をF4〜5ぐらいまで絞れば画質に大きな違いはありません。
あと、実際に使ってみて、開放付近でのパープルやグリーンのフリンジはF1.8のレンズの方が少ないように感じてます。
EF85mm F1.8 外観レビュー
マップカメラで中古の「良品」を購入。
レンズの発売日は2002年。
発売から20年経過してるので、もうオールドレンズですね。状態としてはかなりきれいでびっくりしました。
レンズ構成は7群9枚で絞り羽根枚数は8枚。最短撮影距離は0.85mで、最大撮影倍率は0.13倍です。
フィルター径は58mm。サイズはφ75mm×71.5mmで、重さは約425g。
EOS Rシステムで使う場合は、EF-EOS Rのマウントアダプターを使うので重さが約110g追加され、約535gのレンズになります。
レンズ内手ぶれ補正はありませんが、EOS R3/R5で使ってるのでボディ内手ぶれ補正が使えます。
EF85mm F1.2 L II USMと比べると格段に小さいです。
Made in Japanでした。
前玉のレンズ。レンズ内にはちょっとだけチリが入ってましたが、撮影には全く問題ありませんでした。
EOS R3に装着するとこんな感じ。
なかなかコンパクトです。フォーカスリングも滑らかに動くので、マニュアルフォーカスでも使いやすいです。
マウントアダプターの分だけ長くなりますが、十分コンパクトです。
絞りによるフリンジの変化
EF85mm F1.8のフリンジ(絞りf1.8)。分かりにくいですが、矢印部分にちょっとだけ緑のフリンジが出てます。パープルフリンジは出てないですね。
条件はちょっと違いますが、EF85mm F1.2 Lの時はパープルフリンジがかなり出てました。
EF85mm F1.8(絞りf1.8)。こちらは若干のパープルフリンジ。解像感は甘め。画質は全体的にシャープよりは柔らかめです。
EF85mm F1.8 絞りf2.0。くまモンの耳にグリーンのフリンジが出てます。
これでF値を絞っていくと…
f4.5ぐらいまで絞ると、ほとんどグリーンフリンジは目立たなくなりますね。
次に、f1.8、f2.8、f4.5の背景のボケ感の違い。
f1.8。背景がとろけるようにボケてます。きれいなボケです。これで3.5万円なら文句なしのレベルですね。
f2.8。
f4.5。やはり1.8と4.5だとボケ感が全然違いますね。
フリンジはLightroomなどの現像ソフトで簡単に除去できますが、JPEG撮って出して使うならF2.8ぐらいまで絞って撮影した方が良さそうです。
ポートレートが楽しくなりそうな85mm
最後にちょっとした作例を。
もうすぐ手放すiMac Pro。
昼間のくまモン。
夜のくまモン。f1.8でも玉ボケがかなり大きく撮影できますねー。
妻と娘のポートレートを撮ってみました。
今まではSIGMA 105mm F1.4でも物撮りばかりしてましたが、ちゃんと人物のポートレートを撮影したのは今回が初めてでした。楽しいですね!85mm!
RF85mm F1.2の1/10の価格でこれだけ楽しめるのは驚きです。
EOS R3/R5を使ってるから85mmもRFレンズにしなきゃ!と思ってましたが、EFレンズもまだまだ現役で使えますね。素晴らしい写りでこれからポートレート写真にハマりそうです。
EF85mm F1.8 USM メリットデメリット
- ● メリット(良い点)
-
- 価格が安い!中古ならRF85mm F1.2の1/10の価格で買える
- AFが速い
- 軽くてコンパクト
- ボケ感が美しい
- 柔らかい描写
- ● デメリット(悪い点)
-
- フリンジが発生しやすい
- 手ぶれ補正がない
- 動画AF時はフォーカスモーターの音が大きい
- EOS Rシステムで使う場合はEF-EOS Rのマウントアダプターが必要
動画撮影のAFは音が出やすいので、マニュアルフォーカスで使った方が良さそう。
明暗差の激しいところだとフリンジが出るとか、手ぶれ補正がない(ボディ内手ぶれ補正があるカメラボディなら特に問題なし)とか多少のデメリットはありますが、軽くて描写も柔らかくボケもきれいでAFも速い。
これが新品で4万円ちょっとで手に入ります。中古の状態が良いものなら3万円台です。
初めての85mmには最適な一本ですよ!おすすめです。
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