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CanonからRFマウントのエントリー向けフルサイズ「EOS R8」発表
2023年2月8日(水)の13時ごろ。キヤノンからRFマウントのエントリー向けカメラ2機種「EOS R50」「EOS R8」が発表されました。
R50はエントリー向けのAPS-C機でEOS KissのRF版ですね。一方のR8はEOS RPとほぼ同じ大きさのフルサイズ機です。
ともにメカシャッターは採用されず。電子先幕と電子シャッターになりました。バッテリーもLP-E17が採用されてます。
ここではフルサイズ機のR8と、ほぼ同じサイズで2019年3月に発売されたEOS RPを比較してみました。
EOS RP用の「エクステンショングリップEG-E1」もR8で使えますので、RPの後継機モデルで間違いないでしょう。
外観・大きさ・質量(重さ)
R8 | RP | |
---|---|---|
サイズ | (幅×高さ×奥行)mm 約132.5×86.1×70 |
(幅×高さ×奥行)mm 約132.5×85×70 |
質量(重さ) | 約461g (バッテリー、カード含む) 約414g(本体のみ) |
約485g (バッテリー、カード含む) 約440g(本体のみ) |
型式概要
R8 | RP | |
---|---|---|
型式 | デジタル一眼 ノンレフレックス AF・AEカメラ |
|
記録媒体 | SD/SDHC/SDXC (UHS-II、UHS-I対応) |
|
スロット数 | シングル | |
マウント | RFマウント | |
使用レンズ | RF・EF※レンズ (※要アダプター) |
|
有効撮影画角 | RF/EFレンズ:同じ RF-S/EF-Sレンズ:約1.6倍 |
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内蔵ストロボ | 非搭載 |
撮像素子
R8 | RP | |
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型式 | CMOSセンサー | |
センサーサイズ | フルサイズ | |
撮像画面サイズ | 約36.0×24.0mm | 約35.9×24.0mm |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約2620万画素 |
デュアルピクセルCMOS AF | 対応 | |
手振れ補正 | 非搭載 | |
ごみ取り機能 | 搭載 | |
電源オフ時シャッター閉 | 非搭載 |
記録方式
R8 | RP | |
---|---|---|
記録画像形式 | DCF2.0、Exif2.31 | DCF2.0 |
記録画像タイプ | (静止画) JPEG HEIF RAW C-RAW DPRAW RAWバースト (動画) |
静止画:JPEG RAW C-RAW (動画) |
記録画素数 | L:約2400万(6000×4000)画素 M:約1060万(3984×2656)画素 S1:約590万(2976×1984)画素 S2:約380万(2400×1600)画素 RAW:約2400万(6000×4000)画素 C-RAW:約2400万(6000×4000)画素 |
L:約2600万(6240×4160)画素 M:約1150万(4160×2768)画素 S1:約650万(3120×2080)画素 S2:約380万(2400×1600)画素 RAW:約2600万(6240×4160)画素 C-RAW:約2600万(6240×4160)画素 |
DPRAW設定 | 可能 | 不可 |
静止画アスペクト比 | 3:2、約1.6倍、1:1、4:3、16:9 | |
デジタルテレコン | 切/2.0x/4.0x | 非搭載 |
動画クロップ | あり |
撮影時の画像処理
R8 | RP | |
---|---|---|
ピクチャースタイル | オート スタンダード ポートレート 風景 ディテール重視 ニュートラル 忠実設定 モノクロ ユーザー設定1~3 |
|
明瞭度 | -4~+4 | 不明 |
ホワイトバランス | オート(雰囲気優先) オート(ホワイト優先) 太陽光 日陰 くもり 白熱電球 白色蛍光灯 ストロボ マニュアル 色温度指定 ホワイトバランス補正 ホワイトバランスブラケティング可能 |
|
画像の明るさ自動補正 | オートライティングオプティマイザ機能搭載 | |
ノイズ低減 | 高感度撮影、長秒時露光に対応 | |
高輝度側・階調優先 | 可能 | |
レンズ光学補正 | 周辺光量補正 歪曲収差補正 フォーカスブリージング補正 デジタルレンズオプティマイザ 色収差補正 回折補正 |
周辺光量補正 歪曲収差補正 デジタルレンズオプティマイザ 色収差補正 回折補正 |
ファインダー
R8 | RP | |
---|---|---|
型式 | OLEDカラー電子ビューファインダー | |
画面サイズ | 0.39型 | |
ドット数 | 約236万ドット | |
倍率 | 約0.7倍 | |
視野率 | 約100% | |
アイポイント | 約22mm | |
視度調整 | 約‒4.0~+1.0m-1(dpt.) |
モニター
R8 | RP | |
---|---|---|
型式 | TFT式カラー液晶モニター | |
画面サイズ | 3.0型/162万ドット | 3.0型/104万ドット |
モニターの明るさ | 7段階に調整可能 | |
タッチパネル仕様 | 静電容量方式 |
オートフォーカス
R8 | RP | |
---|---|---|
フォーカス方式 | DP CMOS AF II | DP CMOS AF II(フルHD/HD撮影時) コントラストAF方式(4K動画撮影時) |
フォーカス動作 | (静止画) ワンショットAF AIフォーカスAF サ-ボAF MF (動画) |
ワンショットAF サーボAF MF |
最大AFエリア | 100%×100% | 88%×100% |
測距輝度範囲 | (静止画)EV−6.5〜21 (動画)EV−4.5〜21 |
(静止画)EV−5〜18 (動画)EV−2.5〜18 |
AFエリア | スポット1点 1点 領域拡大(上下左右) 領域拡大(周囲) 全域 フレキシブルゾーン1・2・3 |
顔+追尾優先 スポット1点 1点 領域拡大(上下左右) 領域拡大(周囲) ゾーン |
露出制御
R8 | RP | |
---|---|---|
測光センサー | 撮像素子の出力信号による384分割測光 | |
測光モード | 評価、部分、スポット、中央部重点平均 | |
常用ISO感度 | 100~102400 | 100~40000 |
拡張ISO感度 | 204800 | 102400 |
露出補正 | 1/3、1/2段ステップ±3段 | |
フリッカーレス撮影 | 対応 |
シャッター
R8 | RP | |
---|---|---|
型式 | 電子制御式フォーカルプレーンシャッター 撮像素子によるローリングシャッター |
電子制御式フォーカルプレーンシャッター |
方式 | 電子先幕 電子シャッター |
電子先幕 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒(電子先幕) 1/16000~30秒(電子) |
1/4000~30秒 |
フラッシュ同調 | 1/200秒 | 1/180秒 |
ボディ内手ブレ補正
R8 | RP | |
---|---|---|
手ブレ補正機構 | 非搭載 |
ドライブ
R8 | RP | |
---|---|---|
ドライブモード | 1枚 高速連続+ 高速連続 低速連続 セルフタイマー |
1枚 高速連続 低速連続 セルフタイマー |
連続撮影速度 | 最高約6コマ/秒(電子先幕) 最高約40コマ/秒(電子) |
最高約5コマ/秒 |
連続撮影枚数 | RAW 約51枚 | RAW 約50枚 |
動画記録
R8 | RP | |
---|---|---|
動画記録形式 | MP4 | |
音声記録形式 | AAC、リニアPCM | |
録音 | ステレオマイク内蔵 外部ステレオマイク |
|
動画記録サイズ | 4K UHD 60p※ 4K UHDクロップ 4K UHD タイムラプス動画 ※6Kオーバーサンプリング |
4K UHD 24p 4K UHD タイムラプス動画 |
連続撮影時間 | 最大2時間 | 最大29分59秒 |
外部出力 | 不明 | 4K 24p 4:2:2 8bit |
タイムコード | 付加可能 | |
動画電子IS | 可能 |
外部インターフェース
R8 | RP | |
---|---|---|
デジタル端子 | USB Type-C(USB 3.2) パソコン/スマホ通信用 USB充電/給電用 |
USB Type-C パソコン/スマホ通信用 USB充電用 |
HDMI端子 | タイプD(マイクロ) | タイプC(ミニ) |
外部マイク入力端子 | Φ3.5mmステレオミニプラグ | |
ヘッドフォン端子 | Φ3.5mmステレオミニジャック対応 | |
リモコン端子 | リモートスイッチRS-60E3用 |
電源関連
R8 | RP | |
---|---|---|
使用電池 | LP-E17 | |
USB給電 | 対応(USB-PD) | 非対応 |
USB充電 | 対応(USB-PD) | |
縦位置グリップ | 純正品はなし |
無線通信機能
R8 | RP | |
---|---|---|
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n | |
Bluetooth | 4.2 | 4.1 |
価格と発売日
R8 | RP | |
---|---|---|
発売日 | 2023年4月下旬 | 2019年3月4日 |
価格(円) | 264,000円 | 181,500円 |
価格(ドル) | $1,499 | $1,299 |
※価格はキヤノンオンラインショップの発売当初の税込価格です。
※ドルの価格は海外の価格です。
※Amazonと楽天市場の最新価格はこちらからご確認ください。
まとめ 今ならRPが買い?
為替の影響でしょうか、日本と海外の価格差が大きいですね。海外ではRPとR8の価格差は200ドルですが、日本では82,500円も高く設定されてます。キヤノンオンラインショップは一般のお店より1割ほど高いことを考えても約24万円。それでも高いなという印象です。
Made in Japanのはずなのに、日本の価格が海外より高く設定されてるのは正直悩ましいです。企業としては日本市場より海外市場の方が大きいのでそっちを優先するのも分かるんですけどね。R8は、海外では「安い」、日本では「高い」カメラです。
考え方を変えると、今なら新品が11万円台で買えるのでRPも十分ありだと思います。
R8のセンサーはR6 mark2と同じなのでハイスペックなAFシステムが搭載されてます。最新機種が欲しい人、さらには動画を撮影するならR8の方が断然上ですが、メインはほぼ写真で、高速連続撮影しない、という方にはRPの方がおすすめかなという感じです。高速連続撮影する方でも電子シャッターだとローリングシャッター現象が間違いなく出ますので、カメラを上下左右に大きく動かして流し撮りする方は要注意です。
もし、R8買いたいなーという方がいたら、「最新モデルじゃなくても良くて、動画撮らないならRPで十分ですよ」とアドバイスしたい。
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