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ノイズキャンセリングと操作性は最高峰でした!
3年3ヶ月ほど使ってきたSONYのノイズキャンセリングヘッドホンWH-1000XM2。
ここ最近、イヤーパッドが劣化してきたなーと思って現状確認のため触ったり引っ張ったりしてたらちょっとだけビリッと破けちゃいました。
さすがに3年も経つと柔らかくて柔軟性が高かったウレタンフォームのイヤパッドもずいぶん劣化してたようです。
WH-1000XM2はイヤーパッドを交換してまだ使うつもりですが、他のノイズキャンセリングヘッドホンも気になってたので、SONYとよく比較されるBOSEのノイズキャンセリングヘッドホン『Bose Noise Cancelling Headphones 700(以下 BOSE NC700)』を買ってみることにしました。
2023/7/27 追記:ソープストーンの在庫がなくなりました。トリプルブラックとラックスシルバーはまだ在庫があるようです。
BOSE NC700の特徴
BOSE NC700のパッケージ。
特徴はこちら。
ノイズキャンセリングだけでなくマイクも優秀なので、在宅勤務で使うなら最高のヘッドホンです。
- ノイズキャンセリング機能は11段階の調節可能
- 周囲の世界をシャットアウトしたり、まるでヘッドホンを着けてないように周囲の音を聞く(外音取り込み)など、好きなレベルで調整できる
- イヤーカップの内側と外側の両方のマイクを使用して周囲の音をモニターし、逆位相の信号を瞬時に生成することによりノイズをキャンセルして、音楽再生に最適な静かな空間を創り出してくれる
- 革新的なマイクシステムを搭載。4つのマイクの組み合わせにより、まずしゃべった声を分離し、その後で周囲の不要な音をブロックすることで、通話相手にもクリアな声を届けることができる
- 1日中、毎日使用するために設計されたデザイン
- イヤーカップは頭や耳の形状に合わせて15度に傾斜、イヤークッションはプロテインレザー製、ヘッドバンドのウルトラソフトジェルタイプクッションで快適さを維持しながらしっかりフィットする
- 右のイヤーカップに操作性抜群のタッチセンサーを搭載
- スマホを取り出さずに音量や通話、音楽の管理を簡単に操作できる
- 3つのボタンで電源・ノイズキャンセリングのプリセット・音声アシスタントを操作
- マルチポイントに対応し2台同時に接続できる
- 1回の充電で最大20時間の連続ワイヤレス再生
- 15分の急速充電で最長3.5時間の再生が可能に
- 付属のケーブルで有線のノイズキャンセリングヘッドホンとしても使用可能
- 対応コーデック:SBCおよびAAC
- 重さ:約250g
特に気に入ってるポイントは…
- 優れたノイズキャンセリングと外音取り込み
- WH-1000XM2よりも若干大きなイヤーカップで耳への負担が少ない
- 操作性抜群のタッチセンサー
- マルチポイントで2台切り替えも簡単
という点です。
BOSE NC700 開封レビュー
簡易ケースも付属してます。
今回は期間限定で1万円ほど安くなってたソープストーンを買いました。ホワイト系のヘッドホンが気になってたのでちょうど良かったです。
有線接続するために音声ケーブル(1.06m)と充電用のUSBケーブル(0.5m)が付属。
音声ケーブルをMacやiPhoneなどに接続すると電源オフの状態でも使えます。ただ、電源オフ状態だとノイズキャンセリングが使えません。電源オンすれば有線接続でもノイズキャンセリングは使えます。
有線接続は、充電がない・Bluetoothが使えない・うまく接続されない・Bluetooth接続でノイズが多い、という時に便利です。
バンドの調整はイヤーカップを上下スライドさせて行います。イヤーカップはWH-1000XM2より若干大きめなので、耳への負担がより少ないです。
右下部に充電用のUSB-C端子、左下部に有線接続の端子があります。
右側のイヤーカップのBOSEロゴ部分にタッチセンサーがあります。
- ダブルタップ:再生/一時停止
- 上下スワイプ:音量上げ下げ
- 前後スワイプ:トラック送り/トラック戻し
この操作感がWH-1000XM2と比べて圧倒的に素晴らしかった。
WH-1000XM2の場合はタッチ操作がもっさりしてたので、うまく反応してくれないことがあったんですが、BOSE NC700は実にスムーズに反応してくれます。使い勝手は圧倒的にBOSEの方が上でした。
ボタンは、左にノイズコントロールボタン、右に電源/Bluetoothボタンと音声アシストボタンの3つのみ。
- ノイズコントロールボタン:ノイズキャンセリングのレベル(アプリで設定可能)の変更。1秒長押しで会話モード(一瞬で外音取り込みモードに切り替わる)
- 電源/Bluetoothボタン:押して電源オンオフ。長押しでBluetooth機器のペアリング
- 音声アシストボタン:アプリで指定した音声アシスト機能を呼び出す
電源オンオフはWH-1000XM2は長押しでしたが、BOSE NC700は長押しせずにポチッと押すだけで動作します。起動も早いです。
ただ、起動するたびに音声ガイドでバッテリーの残量とBluetoothの接続状況を教えてくれるので、その分時間はかかります。不要な場合はアプリでオフにもできます。
プロテインレザー製のイヤーパッド。柔らかくて適度にクッション性もあるので装着感は好みでした。
ホワイトなので皮脂がついても目立ちにくいです。
ただ、逆に汚れは付きやすいかもしれません。これは時間の経過とともに判明してくるはず。もし汚れてきたらBOSEから純正の交換用イヤーパッドも販売されてるので特に心配はしてません。
汚れなんて気にせずにガンガン使う方が気持ちが良いです。
ヘッドバンドの素材はウルトラソフトジェルタイプクッション。細かな凸凹がなくとてもツルツルしてて、より弾力があります。
下を向いてもずり落ちてくることもなく、安定して装着できてます。
買ったらまず最初にやること
まずはiPhoneにBose Musicアプリをインストールします。
利用するには「My Bose」のアカウントが必要なので、持ってない方は画面の指示に従って作ります。
アプリにBOSE NC 700を接続します。
ファームウェアを確認したところ、「1.1.4-….」となってました。この当時の最新のファームウェアバージョンは「1.8.2」だったのですぐにアップデートします。
不具合の解消や新機能の追加があるので、アップデートは常に最新版にしておきます。
アップデート方法は2つ。パソコンまたはBose Musicアプリを使う方法があります。
最初、Bose Musicアプリでやってみたら、10分経過しても全く終わる気配がなかったのでMacでやってみたら、ほんの数分で完了。
BOSE NC 700のアップデート方法はこちらかどうぞ。
(1)ファームウェアが無事に最新版にアップデートされました。
あとはアプリで好みにカスタマイズしていきます。
(2)ノイズキャンセリングは0から10まで11段階で調整可能。お気に入り1〜3に設定しておけば、ノイズコントロールボタンを押すたびに1〜3の数値に切り替わります。
最新版のファームウェアでイコライザーで音質の変更も可能になりました。
Bluetooth設定で2台まで同時に接続できます。いちいちBluetoothを接続解除しなくても切り替えが可能なのは超便利です。
Wh-1000XM2から買い替えて良かった8点
- 1〜3:操作感について
- 4〜6:ノイズキャンセリングについて
- 7:外音取り込みについて
- 8:音質について
- 電源オンオフが速い!長押ししなくて良いのは使い勝手が良い。電源オンオフ時の「ズゥーン」という音が好き!
- iPhoneとMacの2台同時接続が切り替え不要ですごく使いやすい
- タッチスワイプ操作がすごく快適。スマホ触ってるような感覚に近い。ボリューアップダウンや曲の進む戻るもすごく操作しやすい
- ノイズキャンセリングはよく「キツイ」という方が多いようだけど、個人的には全く違和感なし。レベル10でも特にキツくもなく普通。自然なノイズキャンセリングでした。
- ノイズキャンセリングのホワイトノイズがほとんどない。WH-1000xm2では無音状態だと遠くで車が走ってるようなサーというホワイトノイズが気になってた。
- WH-1000xm2でノイズキャンセリングオンにして喋ると自分の声がかなりこもって聞こえづらいけど、BOSE NC 700の方は比較的自然であまり違和感はない
- 外音取り込み時のホワイトノイズがWH-1000XM2よりかなり少ない。とても自然。
- BOSEなので低音強いかなと思ってたら意外と素直な音→ファームウェアを1.8にアップデートしたらイコライザーが使えるようになった。ある程度細かく指定できるので調整の幅が広がった。
Wh-1000XM2から買い替えて悪かった2点
- 音声ガイドの日本語が下手。テンション下がる。
- 使いはじめの頃はイヤパッドとヘッドバンドのゴム部分から、安い運動靴のようなゴム臭がした。しばらく使ってたら消えた。
音声ガイドの日本語がちょっとカタコトな感じ。iPhone 12 miniを「アイフォーンワンツーミニ」と呼んだり、バッテリー残量とかも読み方が素っ気なく感じます。
もうちょっと流暢な日本語だと違和感なくて良かったです。
あと、パッケージから取り出した瞬間にゴム臭がぷ〜んと漂ってきました。安い運動靴のようなにおい。しばらくしたら消えてたので今は解決してますが、購入直後のワクワクしてる時に安っぽい臭いを嗅がされたらテンション下がります。
まとめ 音質もなかなか
音楽はMacやiPhoneで、Spotify(最高音質に設定)とAmazon Music HDで聴いてます。
音質については、購入当初にBilalの「Soul Sista」という曲で、指パッチンの高音がちょっと刺さる感じがしてましたが、1ヶ月ほど使ってたら気にならなくなってました。
エイジングが進んだのか、僕の耳が慣れたのかは不明ですが、時間の経過とともに音質の変化は感じてます。
BOSEなので低音が強いのかなと思ってたら、全然そんなことはなく全体的にとてもフラットな感じで聴いてて心地の良い音でした。音質もなかなかです。
購入当初からほんのわずかに「ジジジ…」というノイズが発生してたのが、OSをmacOS BigSurに上書きアップデートしたらますますひどくなりました。
色々試行錯誤した結果、macOS BigSurをクリーンインストールしたら嘘のようにノイズが消えました。macOS BigSurでノイズが発生してる方はぜひお試しください。
やはり、いろんなメーカーのものを試してみるもんですね。
ずーっと気になってたWH-1000XM2のホワイトノイズがBOSEにしたらほとんど気にならなくなりました。特に、ノイズキャンセリングヘッドホンを使う時って集中したい時に使うので、音楽なしで使うことが多いんですよね。
なので、その分余計にWH-1000XM2のホワイトノイズが気になってました。これでより集中して仕事に励むことができそう!
そろそろWH-1000XM2が古くなってきたので買い替えを検討してる方、ホワイトノイズが気になってる方、BOSE NC 700 おすすめですよ。
今度は、イヤホンタイプのノイズキャンセリングで評判の高いApple AirPods Proをレビューする予定です。先日ちょっと安くなってたので思わず買っちゃいました。
追記:AirPods Proのレビュー書きました。
AirPodsPro vs Bose NC700 vs WH-1000XM2 ノイズキャンセリングと外部音取り込みを比較してみた