良い音なのに安い!2万円の格安DAC「ZEN DAC」でPCの音質大幅アップ

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良い音なのに安い!2万円の格安DAP「ZEN DAC」でPCの音質大幅アップ〜
超低価格の据え置き型DAC・ヘッドホンアンプはこれ!
オーディオ沼まっしぐら〜。
10万円のイヤホンSE846を買ってから、良い音で音楽を聴くことに目覚めました。それからというもの、ヒマがあればオーディオ関連のブログやサイトを読みあさりまくり…。
イヤホン、ヘッドホン、DAC、DAP、アンプ、スピーカーなどなど、気になるものがどんどん増えてます。
うちの今までの環境は、iMac ProにオーディオインターフェースのArrow>ArrowのラインアウトにモニタースピーカーのTASCAM VL-S3をつなげて、ヘッドホンアウトにはモニターヘッドホンのMDR-7506という組み合わせでした。
僕の場合、YouTube用に動画撮影するのでマイク入力は必須。
そのためオーディオインターフェースを使ってますが、音声やギターなどで音を収録する必要がない場合はUSB DACだけで十分PCの音質を向上させることができます
というわけで、まずは最近のDACってどんな感じなんだろう?という興味が湧いてきたので、2019年11月に発売された約2万円の超低価格据え置き型DAC・ヘッドホンアンプの『iFi audio ZEN DAC ハイレゾ対応DAコンバーター』を買ってみました。

iFi audio ZEN DAC とは? 各パーツ紹介

ifi audio ZEN DAC とは?
ZEN DACのパッケージ。
iFi Audio はイギリスのオーディオブランド。バッテリー駆動のポータブルDACやヘッドホンアンプを主に扱っているメーカーです。
プロ用のDACだとウン十万円のものがありますが、今回のZEN DACは2万円という超低価格のDACです。
(DACとは何?って方は色々ググってみてください。次から次に理解不能な言葉が出てくるので続けて検索していくとなんとなく分かってくるはずです。それが沼の始まり…)
どうせ安いんだから機能もそれなりなんだろうと思ったら…

  • フォーマット:44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz PCM 2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz DSD 352.8/384KHz DXD
  • 4.4mmバランス & 6.35mm 端子のヘッドホンアンプ
  • Power Match / Truebass スイッチ
  • 4.4mmバランス & RCAライン出力
  • ラインレベル出力の可変・固定の切り替えが可能
  • USB バスパワー(別売ACアダプター駆動も可)

こんなに多機能で2万円は安すぎ。すごいコストパフォーマンスです。
ベストセラーのnano iDSDやmicro iDSDの技術をベースにしつつ、アンバランス出力だけでなく4.4mmバランス出力にも対応した新しいモデルです。
ZEN DAC パッケージ一覧
パッケージ一覧。左から保証書と説明書類、ZEN DAC本体、RCAケーブル、USB-A to USB-Bケーブル。
メーカーによると、この付属のケーブルはあくまで動作確認用とのこと。より良いサウンドで再生するためにはフルテックなどのオーディオグレードのケーブル推奨とのこと。
ZEN DAC本体
ZEN DAC本体。
サイズは横幅が158mm × 奥行き100mm × 高さ35mmとデスクトップに置くにはちょうど良い大きさ。コンパクトなのに重さは491gあるので、かなり重厚感を感じます。
チープさはありません。
ZEN DAC 底面
底面にはゴムの滑り止めがあり、ボタンやボリューム操作でガタつくこともなし。
ZEN DAC 前面の操作パネル
フロントパネル。左からPOWER MATCHボタン、TRUEBASSボタン、ボリュームボタン、6.35mmヘッドホン端子、4.4mmバランス端子。
POWER MATCH(ローゲインとハイゲインの切り替え)とTRUEBASS(低音ブースト)ボタンは質感はいいんですが押した時に「カチャカチャ」とちょっとチープな音がします。それぞれオンにすると白いランプが点灯します。
中央のボリュームノブを回す感触は程よい抵抗感がありスムーズです。最も回す頻度が高いノブなので、ここが上質な仕上がりになってるのはすごく良い。
音を最小レベルまで絞るとギャングエラーが発生しました。うちの場合は右寄りでした。ただ、そんなに小さくして聴くことはないので特に問題なしです。
ボリュームノブの根本にはLEDがあって、再生音源によって色が変わります。購入当初はいろんなサンプリングレートの曲を再生しても色が変わらなかったので壊れてるのかなと思ったら、Macの場合はパソコンのAudio MIDI設定アプリで設定を変えると色が変わりました。
ZEN DAC ボリュームノブの色は黄色
今はフォーマットをAmazon Music HDの最大サンプリングレートである192kHzにしてるので、LEDは黄色に点灯してます。
6.35mmヘッドホン端子はシングルエンドです。3.5mm-6.35mm変換プラグが付属しているので、3.5mm端子のイヤホン・ヘッドホンをお持ちの方もすぐ使えます。
いちばん右にあるのが4.4mmバランス端子。このZEN DACでいちばん感動したところです。手持ちのfinal E5000をシングルエンドとバランス(SONY MUC-M12SB1にリケーブル)で聴き比べてみましたが、音質がガラッと変わりました。
シングルエンドでは高解像度で中音域から高音域にかけてとても滑らかな感じ。低音も十分。キンキンシャリシャリと突き刺さるような感じはありません。E5000ではちょっとだけ篭ってるような感覚もありました。POWER MATCHはオフ。TRUEBASSはオン。ボリュームノブは12時の方向でちょうどいいぐらい。
それがバランスに変えると出力が倍になるだけでなく、解像感や立体感が増して中音域〜高音域がよりクリアになりました。高音のキラキラした感じも大幅に向上。低音の迫力もアップし、TRUEBASSはオフでも十分過ぎでした。
リケーブルできるイヤホンやヘッドホンを持ってるならバランスで聴いてみることを強くお勧めします
E5000でこんなにすごいならSE846ならもっとすごいだろうとE5000につけてたSONY MUC-M12SB1にリケーブルしてみたら、POWER MATCHはオフでもホワイトノイズ出まくりでした…。感度が高すぎるイヤホンは向いてないかもしれません。
ZEN DAC 背面
ZEN DACの背面。左から4.4mmバランス出力、ラインレベルのVARIABLE(変動)or FIXED(固定)、RCA出力、USB端子、電源。
うちの場合はモニタースピーカーにRCAで出力してます。
ただ、ZEN DACではモニタースピーカーと前面のヘッドホン端子に接続した音のボリュームを別々にコントロールすることはできません。なので、モニタースピーカーとヘッドホンを同時に接続しててそれぞれボリュームを変えたい場合はボリュームコントローラーを使います。
FOSTEX ボリューム・コントローラー PC-1e(B) ブラック
うちで使ってるのが『FOSTEX ボリューム・コントローラー PC-1e(B) ブラック』です。価格も2,500円前後です。
PC-1eの背面端子
ZEN DACのRCA端子にBELDENのYケーブルを接続して反対のステレオミニプラグを、PC-1eのインプットに接続。あとはPC-1eのRCA出力にオヤイデRCAケーブルd+RCAclassBを差し込んでモニタースピーカーと接続してます。
ZEN DAC背面のラインレベルスイッチをFIXEDにすれば、PC-1eでスピーカーの音量調整ができるようになります。これでかなり便利になりました。

電源はバスパワーなのでパソコンと接続する場合は不要です。iPhoneと接続したい場合はLightning – USB 3カメラアダプタとUSB-Cのモバイルバッテリーなどの電源があれば使えます。AndroidのスマホやDAPにOTG接続するなら電源アダプターが必要です。iFiからiPowerという専用の高品質なACアダプターが販売されてるので買うならそれが安心です。
本体がコンパクトなので、デスクトップに据え置きしてパソコン用として使うだけでなく、いろんなところに持っていってスマホやDAPと接続して使えるのも多様性があっていいですね。


こんな方におすすめ!ZEN DACを使ってみた感想

ZEN DACを使ってみた感
購入してから約20日ほど色々と聴き比べてみましたが、2万円でこんなに音がいいというのはちょっと驚きでした。
特に、上記でも書きましたが4.4mmのバランス接続+final E5000の組み合わせは僕の好みの音だったので大満足してます。
バランス接続を絶賛してますが、6.35mmシングルエンド接続が悪いわけではなく、シングルエンドの柔らかさや高解像な感じが好きな方にも満足できるんじゃないかなと思います。
YouTube用の動画を撮影編集するのでオーディオインターフェースのUAD Arrowを使ってますが、音声や楽器を収録する予定がなくてPCの音質をアップさせたいならZEN DACはかなりオススメできるDACです。
そのほか、どんな人におすすめかというと…

  • 音楽を聴くのにパソコンのスピーカーじゃ物足りない
  • パソコンにスピーカーを繋げて音楽を楽しみたい
  • 高めのイヤホン・ヘッドホンを買ったんだけどパソコンやスマホに直挿しだとパワーが足りない

という方のはじめの一歩として最適な機種じゃないかなと思います。
iFi audioはファームウェアアップデートもちゃんと定期的にアップされてるので安心感もあります。
今回、初めて据え置き型DACを買ってみましたが、イヤホン・ヘッドホンとの組み合わせで音質ってガラッと変わるんだなというのが率直な感想です。
ArrowにはSE846との組み合わせ、ZEN DACにはE5000のバランス接続が好きです。どうやらドンシャリ系よりも中音域〜高音域が澄み渡ったクリアな音が好みのようですね。
ArrowとZEN DACで聴き比べしてて、オーディオインターフェースのArrowっていい音出すんだなというのも改めて感じました。Arrowにはスピーカーとヘッドホンを繋げててスピーカーばかり鳴らしてましたが、ヘッドホン端子に接続したSE846の音が素晴らしこと。
ZEN DACのようにローゲイン・ハイゲイン・低音ブーストなどの機能はありませんが、解像感や音場が広くフラットで自然な音を鳴らしてくれます。Arrowで聴く音楽も大好きです。
DACならZEN DAC、オーディオインターフェースならUAD Arrowがオススメですよ