filal E5000をリケーブル&バランス接続したら音質が大幅向上!

filal E5000をリケーブル&バランス接続したら音質が大幅向上!

ハイレゾ音源→ZEN DAC→バランスケーブル→E5000、これすごいよ!

Amazon Music HDを使いはじめて半月が経過。ハイレゾ音源すごいです、マジで。もう虜になってます。

今まで使ってたSpotifyの高音質はSD(Standard Definition)で最大320kbps

一方のAmazon Music HDは最大でUltra HD(High Definition)の3730kbps 24ビット/192kHzです。

その差11倍以上。

iPhone付属のEarPodsとかだと違いがあまり分かりませんが、ちょっと良いイヤホンやヘッドホンで聴くとその差は歴然です。音の情報量が11倍以上なので「これが同じ音楽か!?」と感じるほど。

夜寝る前にちょっと聴きはじめたら平気で2時間とか音楽鑑賞することになります。寝不足必至。無料期間が終わったらSpotifyとどっちにしよう...。UIはSpotifyの方が圧勝なので本気で悩み中です。

聴く時はiMac Pro → ZEN DAC → シングルエンド接続でSHURE SE846かfinal E5000という組み合わせが多いです。

中〜高音域の艶やかさや全体の解像感を楽しみたい時はSE846、柔らかい中〜高音域と低音を楽しみたい時はE5000というように使い分けてます。

概ね満足してますが、ZEN DACはシングルエンド接続よりバランス接続が良いらしい。

幸い、この2つのイヤホンはリケーブルが出来るので、早速SONYの評判の良いヘッドホンケーブルを購入してみました。

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リケーブルとは?

リケーブルとは、イヤホンやヘッドホン本体とケーブルが着脱できる機種のケーブルを交換すること、です。

リケーブルの「リ」は、リサイクルの「リ」と同じ。

「リ」は英語の接頭辞の「Re」で「再び」「やり直す」という意味があります。

つまり、リケーブルは「ケーブルを付け直す」ということです。

ヘッドホンだとゼンハイザーのHD650やAKG「Studio」シリーズ、イヤホンならSHUREの「SE」シリーズがその先駆けですね。

僕が持ってるSE846とE5000はケーブルの端子が共にMMCX端子なので、それに対応したヘッドホンケーブルを選びました。

2つのイヤホンで使い回しできるのもうれしいポイントです。

SONYリケーブル『MUC-M12SB1』レビュー

SONYリケーブル『MUC-M12SB1』レビュー
これが今回購入した『ソニー SONY リケーブル/ヘッドホンケーブル 1.2m 5極バランス標準プラグ MUC-M12SB1』。

final純正の4.4mm 5極 バランスケーブルもあったんですが、ちょっとだけ価格が高かったのでSONYにしてみました。レビューが多く評価も高かったのもSONYを選んだ理由です。

主な特徴はこちら。

  • 接続安定性の高いΦ4.4mmバランス標準プラグを採用
  • KIMBER KABLE社との協力によって開発された8芯Braid(編み)構造を採用
  • マルチゲージコンダクター
  • 耐蝕性に優れた金メッキプラグを採用

バランス接続は、伝送路内で左右の音声信号が混合されることがないので、音の解像度や広がり奥行きを余すことなく表現することができます。

最近のDACやDAPには4.4mmバランス端子を採用してる機種が増えてきてまして、僕が購入したZEN DACも6.35mmシングルエンド端子と4.4mmバランス端子が採用されてます。

KIMBER KABLE社は1979年から高品質のケーブルを生産している老舗です。MUC-M12SB1ではKIMBER KABLE社との協力でブレイド構造(8本)を採用。外部ノイズを遮断し、ワイヤー間の相互作用に伴うオーディオ信号の劣化を最小限に抑制。ノイズのレベルを下げるとともにケーブルの持つ電気的特性を最適化することで、原音の持つ音の透明感や音楽性をあますところなく再現してくれます。

マルチゲージコンダクターにより、伝送ロスを最小限かつ帯域別にコントロール。低域から高域に至るまで、透明度の高い音質を実現してくれます。

耐蝕性に優れた金メッキプラグを採用し、堅牢かつ音響的特性に優れたアルミニウム合金のグリップ部が、不要な振動を抑制してくれます。

オーディオ初心者の僕には訳の分からない単語が多くて理解するのに時間がかかりました...。新しいことを学ぶって、楽しいもんです。ただ、こういうのを読んで理解を深めるほど沼まっしぐらです(笑)


ソニーのバランスリケーブル パッケージはちょっとチャチい
パッケージはペラペラでした。


MUC-M12SB1 パッケージ一覧
保証書、説明書、黒い不織布に包まれたケーブル。


MUC-M12SB1 バランスケーブルと付属品
各端子部分が綺麗に緩衝剤で包まれてました。とても丁寧で日本のメーカーらしいですね。


MUC-M12SB1 バランスケーブルと付属品
MMCX端子にはちゃんとRが赤くなってて分かりやすくなってます。

クリップとケーブルサポーターが2つ付属してます。

ケーブルサポーターはMMCXコネクターがストレートなので、このサポーターを付ければケーブルをL字っぽくすることが可能です。


MUC-M12SB1とfinal E5000の組み合わせ
SE846・E5000、ともに試してみた結果、E5000との組み合わせが良かった(後述します)ので、E5000付属のイヤフックを一緒に付けて使ってます。

E5000をリケーブルしてみた感想

ZEN DACにバランス接続したMUC-M12SB1

まずはSE846にMUC-M12SB1を繋げてみました。

MMCX端子は特にゆるくも固くもなく、至って普通です。

ZEN DACの4.4mmバランス端子に接続してみると、サーというホワイトノイズが...。

さすがにSE846は感度が高い(114db)イヤホンなので、高出力のバランス接続だとホワイトノイズが出るんですね。シングルエンドだとホワイトノイズは出ませんでした。


次にE5000にMUC-M12SB1を接続。

MMCX端子はこちらも特にゆるくも固くもなく普通でした。レビューではくるくる回って接続が甘い、ポロッと外れるということも読んでたので心配でしたが、うちの場合は問題ありませんでした。

ホワイトノイズも一切なし(E5000の感度は93db)。すごくクリアな音声です。

驚いたのがその音質。

シングルエンドでも十分解像感があって中〜高音域も滑らかで低音も十分。ただ、ちょっとだけこもってるような感覚がありました。

それが、リケーブル&バランス接続することで大化け!

POWER MATCHはオフ。TRUEBASSはオン。ボリュームノブは12時の方向でちょうどいいぐらい。

ZEN DACはシングルエンドとバランスでは倍ぐらい出力が違うんですが、出力レベルが上がっただけでなく解像感や立体感が増して中音域〜高音域がよりクリアになりました。こもってたもやが無くなって目の前がパァーっと開けた感じ。開放感がすごいです。

高音のキラキラした感じも大幅に向上。低音の迫力もアップし、TRUEBASSはオフでも十分過ぎでした。曲によっては低音がちょっと強い感じもしますが...

これは大当たりです。

手持ちの再生機器(iPhone、オーディオインターフェイスのArrow、ZEN DAC、まだレビューしてないDAP Hiby R6Pro AL、まだレビューしてないポタアン micro iDSD)など、いろんな機器とケーブルで聴き比べしてみましたが、MUC-M12SB1のケーブルに最適なのは、

iMac Pro → Amazon Music HDのハイレゾ音源 → ZEN DAC → バランスケーブルMUC-M12SB1 → E5000

これでした。

不満点としては、定位感はあまり感じませんでした。あと、デスクトップで使うのでもうちょっとケーブルが長ければ良かった。これぐらいですかね。

ケーブルも取り回しがしやすいし、バランス対応のDAPにも良さそう。

というわけで、4.4mmバランス端子を搭載したDAP『HiBy R6Pro AL』も買ったので、今度レビューします。気になる方はブログの購読をお願いします。

あー、良い音を求めるようになってお金の出ていく勢いがすごいw

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