OPPO Enco Free 2 & Enco Buds レビュー!Budsはコスパ最強イヤホンかも…

OPPO Enco Free 2 & Enco Buds レビュー!Budsはコスパ最強イヤホンかも…

Free2のイヤホンフィットテストはかなり優秀&Budsの装着感最高!

OPPOから新型の完全ワイヤレスイヤホン2種『OPPO Enco Free2』『OPPO Enco Buds』がリリースされたので、早速使ってみました。

2020年にOPPO初の完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco w51」と「OPPO Enco w11」が発売されましたが、今回発売された2機種はその後継機種のような位置付けです。

メーカー希望小売価格は、Free2が13,980円、Budsが4,480円。

Free2はノイズキャンセル・外音取り込みも搭載した上位モデルで、Budsはシンプルコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンです。

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レビュー動画

YouTubeに先行レビュー動画をアップしてます。

イヤーピースの装着感・ノイキャン・外音取り込み・音質など、イヤホンの一番大事な部分についてまとめてます。

▼ 新製品!OPPO Enco Free 2 & Enco Buds レビュー!好みの音質はどっち?Budsはコスパ最強イヤホンかも…

Enco Free2 & Enco Buds スペック比較

両機種のスペックがこちら。

Enco Free 2Enco Buds
メーカー希望小売価格13,980円4,480円
ドライバー10mm8mm
再生周波数帯域20Hz〜20kHz20Hz〜20kHz
対応コーデックSBC/AACSBC/AAC
ノイキャン○ FF+FB(-42dB)×
外音取り込み×
ノイキャン&音質のカスタム○ アプリで対応×
イヤーピース装着テスト×
Bluetooth5.25.2
連続再生時間
(イヤホン単体/充電ケース使用)
4時間/20時間(ANCオン)
6.5時間/30時間(ANCオフ)
6時間/24時間
防水性能IP54IP54
コントロールタップ/スライドタップ
操作カスタム○ アプリで対応△ iPhoneは未対応
ゲームモード(低遅延)
重さ4.4g/38.8g4.0g/37.0g

Enco Free2は…

  • HeyMelodyアプリで聴覚テストを行い、その人の耳の感度に基づいて音質を最適化してくれる
  • イヤホンのフィットテストで耳の構造と装着状態を検知して最適なノイズキャンセリング効果に調整してくれる
  • タッチとスライド操作もカスタム可能

といった特徴的な機能を搭載してます。

一方のEnco Budsは…

  • OPPOやアンドロイドのスマートフォンならタッチ操作のカスタムが可能

ですが、2021年8月23日現在ではiPhoneは非対応です。

また、ともにワイヤレス充電とマルチポイント(2台同時接続)には未対応です。

Free2 & Buds 開封レビュー

左がEnco Budsで右がEnco Free2
左がEnco Budsで右がEnco Free2。(商品貸出:オウガ・ジャパン株式会社)


OPPO Enco Free2 充電ケース
Enco Free2の充電ケース。

ケースの質感はAirPodsやAirPods Proにすごく似てます。蓋のパチパチという開閉音もとてもよく似てます。すごく気持ちが良いです。動画内でも開閉音を紹介してます。

同梱物は、クイックスタートガイド、安全ガイド、イヤーピースSとL(Mは最初に装着済み)、充電用のUSB-Cケーブル。


Enco Free2のイヤホン本体
Free2のイヤホン本体。形状はAirPods Proによく似てますが、外側の面がスライドできるように一部フラットになってます。


Enco Free2の穴の形状は楕円形
穴の形状は楕円形でちょっと大きめ。他社製のイヤーピースは装着部分が大きいものじゃないと入らないかも。


Enco Buds 充電ケース
Enco Budsの充電ケース。こちらも質感はAirPodsによく似てます。

ただ、蓋の開閉音はちょっとだけバフッという感じがあるので、より気持ちが良いのはFree2ですね。


シンプルでコンパクトなイヤホン本体
シンプルでコンパクトなイヤホン本体。耳の中に収まりが良く、とても快適な装着感です。


Enco Budsの穴は正円
こちらの穴は正円です。大きさも普通なので、他社製のイヤーピースも使えそうです。

アプリ「HeyMelody」の機能

今回はiPhone 12 miniにHeyMelodyアプリをインストールして使いました。

Enco Free2は接続できましたが、Enco BudsはBluetoothでiPhoneと接続してるものの、アプリでスキャンしても繋ぐことができませんでした。

HeyMelodyアプリの画面
左がHeyMelodyのホーム画面。右がイヤホンコントロールの画面。

アプリでは以下のことができます。

  • ファームウェアのアップデート
  • イヤホンコントロール
  • ゲームモード(低遅延)
  • ノイズコントロールモードの切り替え
  • パーソナル化したノイズキャンセるの切り替え
  • パーソナル化された音質の最適化
  • イコライザーの選択
  • イヤーピースのフィットテスト


イヤホンのフィットテストとイコライザー
イヤホンのフィットテストは、イヤーピースが合ってるかどうかすぐに確認することができます。精度もかなりしっかりしてました。

音がスカスカする場合や、ノイキャンと外音取り込みの違いが分からない時はイヤーピースがフィットしてない確率が高いです。テストで「良好」じゃない場合は本領を発揮できませんので、耳にフィットするまでイヤーピースを交換するなど調整が必要です。

イコライザーは、クラシック・ダイナミックバス・ヴォーカルを強調・クリアの4つから選択します。マニュアルでイコライザー調整はできません。


聴力テスト
聴力テストでは、左右の音がどれだけ聞こえてるのかをチェックして、足りない部分を補完して音質を調整してくれます。

最初は良さそうな機能だなと思ったんですが、実際にこれをオンにしてみると全体的にシャリシャリ感が強調されたような感じになって、僕の好みの音ではなくなってしまいました。

足りない周波数帯域を補完してくれるのは良いんですが、ドンシャリ・クリア・ボーカル強調など、好きな周波数の組み合わせが人それぞれ違うので、できればマニュアルでイコライザーを調整させてもらった方が使い勝手は上だったかなという感じを受けました。

実際に使ってみた感想

1週間ほど使ってみた感想をまとめました。

イヤーピースと装着感

イヤーピースは、Free2とBudsともに最初に装着されていたMサイズは合いませんでした。

いろいろ試した結果…

  • Enco Free2:左/L 右/M
  • Enco Buds:左/M 右/L

この組み合わせがぴったりでした。

Free2の方は、アプリでイヤーピースのフィットテストがあるので、自分ではちゃんと聴こえてると思ってても実際にはちゃんとフィットしていないということもすぐに分かるのでかなり便利でした。

Budsではその機能が使えないので、自分で合ってるかどうか判断する必要がありますが、イヤホン本体がとてもコンパクトで耳へのフィット感がより優れてるので、違いは比較的分かりやすかったです。

装着感は、個人的にはEnco Budsの方が好みでした。

ノイズキャンセリングと外音取り込み

Enco Free2のみ搭載です。

まず、ノイズキャンセリングは業界トップクラスの最大-42dBを実現したとのこと。

街の雑踏・セミの声・どんどんという工事現場の音、この3つの環境音を流してAirPods Proと比較してみました。

ホワイトノイズもほとんど感じません。

街の雑踏と工事現場のドンドン音は、AirPods Proには若干劣るものの、かなりのノイズを軽減してて驚きました。-42dBは伊達じゃありませんでした。

ただ、セミの鳴き声に関しては、AirPods Proが音域全体に効いてるのに対して、Free2は2キロ〜5キロヘルツあたりの高音域は若干残ってました。周波数によっては苦手な部分がまだあるようです。


外音取り込みは、ホワイトノイズはほとんど感じません。

また外から聞こえてくる音はとても自然で違和感も少ないですが、自分の喋ってる声は若干こもりを感じました。外音取り込みはAirPods Proの方にはまだ敵わない感じです。

音質

Free2の方は全体的にクリアな感じで、普通に良い音でした。

特に飛び出て解像感がよかったり音が分離してるような感じはありません。同価格帯のものと良くも悪くも大きな差は感じませんでした。

ただ、イコライザーで4パターンから調整できますので、より音の自由度は高いです。


Budsは、全体的にドンシャリの傾向です。ただ、低音も強過ぎず気持ちの良いところで収まってるので、個人的にはFree2よりも好きでした。

こちらも同じ5千円台のものと飛び抜けて良い音という感じは無し。

ただ、軽くてコンパクトで装着感がとても良いので、音楽を気軽に楽しむときにはFree2よりもさっと手が伸びました。

まとめ

まずはEnco Free2から。

● 良かった点
  • ノイキャンなかなか性能良い
  • 外音取り込みも自然で良い感じ
  • 音質も普通に良い。1万円台のイヤホンをよく使う機会が増えましたが、音楽を普通に楽しむには十分な音質
● 気になった点
  • イヤーピースが合うものをつけないと、ノイキャンから外音取り込みから音質から全部ダメになるので、注意が必要
  • 大丈夫だと思ってもイヤーピースの装着テストをしてみると、左だけ「普通」になってイヤホンの本領を発揮できないことがある。ともの「良好」になる組み合わせで視聴しないとダメ

続いてEnco Buds。

● 良かった点
  • 軽くてコンパクトで装着感が良い
  • 音質も普通に良い。若干ドンシャリ傾向です
● 気になった点
  • イヤーピースが合うものをつけないと音質がスカスカになる

ノイキャン・外音取り込みが欲しくて、OPPOやAndroidのスマートフォンを使ってるならEnco Free2がおすすめ。説明書によると、OPPOやAndoroiのスマホではカメラのシャッターとしても使えるようです。

ただ、ノイキャン・外音取り込みやアプリなど面倒な機能は要らないから、とにかくコンパクトで軽くてそこそこ音が良いイヤホンを探してる人にはEnco Budsはかなりおすすめ

4,500円でと安いので気軽に買えますからね。コスパ最強のイヤホンかも。特にドンシャリ傾向のイヤホンが好きな人にもおすすめですよ。

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