当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。
A7IVから何が変わった?実際にスペック・レビュー動画を見て感じたことまとめ
ついに発表された Sony α7V(ILCE-7M5)。2025年12月2日23時の発表と同時にたくさんの動画がYouTubeにどドーンと公開されまして、もう色々見まくりました。
追記:正式発表されました!詳しくはこちらにまとめてます→ Sony α7V 発表!予約開始は12/9!ベーシック機の基準を完全に破壊した1台に 追記ここまで。
そこで感じたのが…
「A7Vは、もはやベーシック機と呼べる存在ではない」
ということ。
A7III、A7IV と続いてきたベーシック機の「王道路線」を想像していた僕の予想を、A7Vは良い意味で大きく裏切ってきました。このクラスのカメラがここまで進化する時代が来たんだな……と、素直に感動したレベルです。
この記事では、
- 僕自身がスペックと実機レビュー動画を見て感じたこと
- 特に印象的だった点
- A7IVからどう進化したのか?を手触りベースで解説
- Gerald Undone さんの検証データ(引用あり)
- 最後に予約開始日や発売日・価格などの情報
を、かなり深掘りしてまとめます。
A7Vは “ミドルクラスの皮をかぶったハイエンド機” という印象

A7IVの登場から約4年。その間に Sony のラインナップは大きく進化し、
- A9III(グローバルシャッター)
- A1 II(フラッグシップ)
- FXシリーズ(動画特化)
など、新世代のカメラが増えてきました。A7Vも“新しい世代の仲間”に入った感覚があります。

- 読み出し速度がほぼ半分(A7IV 27ms → A7V 14ms ※Gerald引用)
- 電子シャッター30fps
- ブラックアウトフリー
- AFはA1 IIと同世代の最新モデル
- フルフレーム4K60 クロップなし(※4K120pはクロップあり)
- 色が圧倒的に自然になった
- 4軸マルチアングル液晶
- 液晶解像度2倍
- 手ぶれ補正7.5段
- 熱停止ほぼゼロ
- USB-C ×2(転送と給電が同時に可能)
これらすべてが積み重なると、A7IVの進化版というより “まったく別のカメラ” という印象でした。
特に「実用性」が極端に高くなっているのがポイントで、どの撮影ジャンルでも使える高い次元での万能型カメラみたいな存在に仕上がっています。
外観・操作性の進化

正直これ、めちゃ使いやすいです。A7IVのバリアングルは動画に特化しているぶん、写真だとやや扱いづらい場面がありました。
4軸液晶は、
- 縦位置
- 構図の微調整
- ローアングル
- 三脚撮影
- 横構図を軽く傾けたい撮影
と、とにかく用途が広い。写真と動画を両方撮る自分にとって、いちばん拍手を送りたい変更点でした。
A7IVを実際に何度か使ったこともありますが、「撮影した写真が液晶でちょっと眠い感じに見える……」「PCに取り込むとめちゃ綺麗なのに、カメラの液晶では伝わらない」という場面が多かったんですよね。
A7Vはこの問題が完全に解消されています。
これは地味だけど革命的。他のメーカーでまだ見たことないです。
- 上段:USB3.2 Gen2(10Gbps、超高速転送)
- 下段:USB2.0(給電専用)
つまり、「給電しながらPC接続」「給電しながら有線LAN」みたいなことが可能。動画収録の安心感が圧倒的に増します。
読み出し速度14msのインパクトがとにかくデカい
Gerald Undone さんが測った数値を見てかなりびっくりしました。その動画はこちら。
- A7IV:27ms
- A7V:14.1ms(4K24 FF)
この進化、冗談抜きで革命です。
読み出し速度が速いと何が良いか?というと、電子シャッターの欠点としておなじみの “ローリングシャッター歪み”。これが読み出し速度の向上で歪みが大幅に減るんです。
特に…
- 電車
- 車
- パンした動画
- スポーツ
- 鳥の羽ばたき
などで顕著に出ていたアレです。
A7Vはこの歪みが体感で半分以下。電子シャッターでもかなり実用的になりました。
僕は動画でもスチルでもよくパン(横方向の移動)を使うので、この改善はめちゃくちゃありがたい。
A7IVはパンすると、どうしてもセンサー読み出しの遅さが気になりました。A7Vではそのストレスがほぼ消えます。
電子シャッター30fps・ブラックアウトフリーは世界が変わる
ここは実際にレビュー映像を見るとよくわかります。
■ A7IV
10fps(メカ)→ 電子シャッターは歪みが大きいので実質非推奨
■ A7V
- 30fps(電子)、メカはA7IVと同じ10fps
- ブラックアウトフリー
- AI AFはA1 II世代
- 読み出し速度高速
- プリ撮影 最大1秒
「ベーシック機」という枠組みから完全に飛び出した性能です。
正直、A7IV時代までは「スポーツ・動体 → A9かA1の領域」だったけれど、A7Vはその隔たりをぐっと小さくしました。
これは、αシリーズの垣根が徐々に崩される予感がしますね。
AFが明るい環境で強くなったのが地味に神
いくつかのレビュー動画で触れてる方がいたんですが、A7IVは露出オーバー耐性が弱く、明るいハイライト環境だとAFが迷うことがありました。
A7Vはこの問題がほぼ消えています。
■ 白飛び状態でもAFが食いつく
- 明るい逆光
- 太陽が当たる子どもの顔
- 明るい水面の反射
- スポーツの強い照明
こういうシーンで、A7IVは一瞬迷うことがありました。
一方、A7Vはめちゃくちゃ粘る。A1 IIのAFが安定している理由がよくわかりました。
色がようやく自然になっている印象
A7IVの不満点としてずっと感じていたのが 色のクセ。
特に、
- 室内照明
- 夕方
- 混色光
- 木漏れ日
こういったシーンで、肌が青緑っぽくなったり、赤が変に強くなることがありました。A7Vは、このクセがスッと消えています。
A7Vでの進化したなぁと気がついた点としては…
- 肌が自然
- 赤がベタっとしない
- 白熱灯+外光でも破綻しない
- 緑の転び方が自然
- FXシリーズとの統一性が高まった
動画でも写真でも、編集の負担が大きく減ると思います。
動画性能:フルフレーム4K60pがついに実現
A7IVのときはAPS-Cクロップだった4K60p。A7Vではついに満を持して フルフレーム4K60p に対応しました。
しかも 7Kオーバーサンプリング。
さらに、画質も改善してます。Gerald さんのレビューでは、A7IVよりシャドウが粘り、DRが自然で階調も豊か。編集耐性が高く、色も破綻しづらい印象。
一方、4K120はAPS-Cクロップされますが、画質は良いです。スローモーション用途なら十分。
動画メインで使う人にとって、
- 色
- DR
- 熱
- AF
- 手ぶれ補正
- 4軸液晶
すべてが強化されているため、A7Vは“動画カメラ”としてもかなり強いです。
手ぶれ補正7.5段は、ほんとに効く
SonyのIBISは“そこそこ強い”という印象でしたが、A7Vの手ぶれ補正は一段上。
- 5軸補正
- 7.5段(静止画)
- Dynamic Active(動画)
- フレーミングスタビライザー
どういう場面でこの手ぶれ補正が生きるかというと…
- 素手での散歩動画
- 望遠レンズの手持ち撮影
- 子どもの運動会
- 鳥や電車撮影
全部で恩恵があります。
動画撮影でもう熱停止しないかも
Geraldさんの動画の内容を引用しますと…
- 4K24 FF → 無制限
- 4K60 FF → 2時間以上
- ファンレスで世界最強クラス
A7IVを使っていて、
「夏の屋外での動画撮影で落ちる……」
「配信が30分超えると危ない……」
という経験があるので、この改善は本当に大きい。真夏の30度を超える状況で試してみたいですね。
A7IV → A7V 進化一覧(おさらい)
| 項目 | A7IV | A7V |
|---|---|---|
| 読み出し速度 | 27ms | 14ms(約2倍高速) |
| 連写 | 10fps(メカ) | 30fps(電子) |
| シャッター | メカ中心 | 電子シャッターが実用レベルに向上 |
| 4K60動画 | APS-Cクロップ | クロップなし フルフレーム・7Kオーバーサンプリング |
| 液晶 | 粗い | 高精細・解像度2倍 |
| モニター | バリアングル | 4軸マルチアングル |
| AF | 旧AIモデル | 最新AIモデル(A1 II世代) |
| AWB | ややクセあり | ニュートラルで自然 |
| 手ぶれ補正 | 5.5段 | 7.5段 |
| USB | USB-C×1 | USB-C×2(転送+給電同時可) |
| 熱耐性 | 熱停止しやすい | ほぼ無限・4K60も2時間以上 |
| カラー | 青緑かぶりが発生しやすい | 自然で階調も豊か |
弱点・注意点(正直少ない)
ここまで良いことしか書いてませんが、正直物足りないところもあります。
- オープンゲート非搭載
- 4K30/H.265の制限は残る
- HDMI出力時の挙動はSony従来仕様
- RAWのCompressed HQが若干不明点あり(GeraldがSonyに確認中)
気になったのはこれだけ。普通のユーザーは全く困るレベルではないと思います。
結論:A7Vは「A1 IIの9割を、半額以下で使えるカメラ」
A7IIIが大きな革命だったように、A7Vは “ベーシック機の概念を塗り替える革命機” だと思います。
- 写真:30fps、AF爆速、露出耐性UP
- 動画:4K60フルフレーム、熱停止なし、色が自然
- 使い勝手:4軸液晶、USB×2
- 安定性:手ぶれ補正強化、熱耐性最強
- カラー:ニュートラルで編集が楽
どの方向にも弱点がなく、「とりあえずA7Vを買っておけばOK」という万能さがあります。間違いなく、今後数年の基準になる1台です。
購入先リンクまとめ:予約開始と発売日と価格
予約開始日:2025年12月9日 10:00〜
発売予定日:2025年12月19日
価格:45万円前後?
価格については、米国でボディ単体$2,899(約43万円前後)、英国で£2,399(約45万円前後)で販売サイトに並んでいます。そのため、日本市場では推定42万円前後と見込まれています。 ただし、為替や地域によって変動する可能性があります。
α7 V 予約推奨ショップ:
- メリット:確実な正規品
- 価格:メーカー希望小売価格
- 特典:無償製品保証など
🏪 マップカメラ
- メリット:在庫状況が明確、中古下取りも充実
- 特典:ポイント還元
🏪 カメラのキタムラ![]()
- メリット:店舗で実機確認可能
- 特典:店舗下取り可能
