低音すげ〜!ハイコスパ6千円の完全ワイヤレスイヤホン『EarFun Free Pro』レビュー
ノイズキャンセリング、外音取り込みが搭載されたイヤホンが2〜3万円だったのはもう昔の話。
今では、5〜6千円の低価格イヤホンにも普通に搭載されるようになりました。しかも、飾りではなくちゃんと使えるレベルです。
というわけで、今回はアメリカの家電見本市CES2020でイノベーションアワードを受賞するなどここ数年で急速な成長を遂げている新オーディオブランド「EarFun」の完全ワイヤレスイヤホン『EarFun Free Pro』をレビューしてみました。
2023年3月15日現在、Amazonでは5,990円で販売されてます(最新価格はこちら)。
動画レビュー
YouTubeに詳細レビューも公開してます。
サクッと特徴や音質、ノイキャン・外音取り込み・遅延について知りたい方は動画からどうぞ。
▼ 低音超弩級!6千円ハイコスパイヤホン『EarFun Free Pro』ノイキャン・外音取り込み&ワイヤレス充電&底遅延にも対応スペック&装着感
スペックはこちら。
- 最大28dBのアクティブノイズキャンセリング機能
- 外音取り込みモード機能
- 6.1mmのダイナミックドライバー
- 片方のイヤホンの重さは4.1gと超軽量
- Bluetooth5.2で低消費電力で安定した接続を実現
- 最大32時間再生可能。10分充電で最大120分再生できる急速充電にも対応
- ワイヤレス充電
- 遅延を100msに抑えた低遅延モード
- 4マイク通話テクノロジー
- 操作はタッチコントロール
- IPX5の耐水性能
- 自動ペアリング&自動電源オフに対応
- 対応コーデックはSBCとAAC
- 周波数特性は 20Hz~20kHz
2台同時接続のマルチポイントには対応してません。さすがに6千円ぐらいの価格帯のイヤホンには付かないですよね。
付属品。取扱説明書、イヤーフック、イヤーピース、USB-C充電ケーブル。
ケースの質感は6千円とは思えないほど良い感じ。サイズもとてもコンパクトで持ち運びしやすいです。
ケースから取り出す際はそれぞれ外側からだと取り出ししやすいです。(レビュー動画ならこの部分をご覧ください)
イヤホン本体の耳への装着感も良いです。
イヤホン本体が小さくて軽いので耳の中にとてもよくフィットします。
ただ、イヤーピースが僕の耳には合いませんでした。
付属のイヤーピースは交換した
付属のイヤーピースはシリコンタイプで、柔らか目のものが採用されてます。
最初装着した瞬間、「あ、僕の耳には合わないかも」と感じました。
全体的に音がスカスカで、ノイズキャンセリング・外音取り込み・ノーマルモードの違いも分からないほどでした。
ちょっとこれじゃ使い物にならないので、手持ちのイヤーピースをいくつか試してみました。
レビュー動画内では、スピンフィットのものを試してますが、それも同じくスカスカでした。
最終的に「コンプライ TrueGrip TG-200」と「final Eタイプ」だとぴったりフィットすることが判明。
コンプライの場合は、イヤホンしたまま喋ってる声がすごくこもる代わりに、超弩級の低音が楽しめます。
一方、finalの方はこもりも少なく音質自体も全体的にクリアな感じが増してかなり良い感じでした。
もし付属のイヤーピースが合わない場合は、この2つも参考に使ってみてください。
実際に使ってみた感想
1週間ほど使ってみた感想をまとめてみました。
音質&遅延
音質は全体的にドンシャリで、低音がより強いです。
特にコンプライのイヤーピースにした場合は、今まで使ってきたどのイヤホンよりも低音がすごく出てました。ボワボワした感じもなくて適度にしまった低音です。
バイオリンやチェロなどの高音域までちゃんと表現できてます。
さすがに2〜3万円台のイヤホンで感じる解像感や音のきらびやかな感じはありませんが、6千円でこれぐらいなら文句ないレベルです。
特に低音がすごくよく出てるので、低音好きな方には特におすすめです。
遅延
遅延については、低価格の完全ワイヤレスイヤホンではスマホだとほとんど遅延は感じないものの、Macでは遅延を感じることが多かったです。
その点、このEarFun Free ProはMacでも遅延がかなり少ないです。さらに、低遅延モード機能をオンにすると、遅延はほとんど感じなくなりました。
iPhoneとiMac Proでしか確認はしてませんが、スマホやパソコンでもより遅延が少ないので、ゲームや動画視聴でも使えますね。
ノイキャン&外音取り込み
動画でもまとめてますが、ノイズキャンセリングと外音取り込みは以前紹介したSOUNDPEATS T2とほぼ同等ぐらいの性能で、普通に使えるレベルでした。
ホワイトノイズもほとんど感じず、とても自然なノイズキャンセリングと外音取り込みです。
特に不快な感じもなく、6,000円でこれだけ使えるなら文句なし。
不満点といえば、こもりを感じることぐらい。
コンプライのイヤーピースの場合は、自分が喋ってる声がすごくこもってます。ただ、finalのイヤーピースだとそのこもりもかなり解消されて、自分が喋ってる声もかなり自然な感じに近づきます。
イヤーピースでこんなに音質やこもりぐあいが変化するイヤホンは初めてかも。
まとめ
イヤーピースが合わなかったので、最初はちょっとどうしようかと思いましたが、コンプライ・finalのイヤーピースとEarFun Free Proの組み合わせがうまくいったので一安心です。
SOUNDPEATS T2の時にも感じましたが、ここ最近の低価格イヤホンの進化はすごいものがあります。
特に今回のEarFun Free Proは、ノイキャン・外音取り込みはもちろん、低遅延でさらにはワイヤレス充電にも対応してます。
音質は流石に数万円のイヤホンにはかないませんが、普通に聞けるレベルなので、音質はそこそこでいいからノイキャンと外音取り込みが欲しい方にはかなりおすすめです。
さらには、低遅延とワイヤレス充電にも対応してるので、SOUNDPEATS T2も良かったんですが、プラス1,000円追加してEarFun Free Proを買う方が幸せになれるかもしれません。
今後、2台同時接続のマルチポイントにも対応した低価格のハイコスパイヤホンが出たら、即買いしてしまいそうです。
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