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装着感がよく長く聴いてても疲れないイヤホン
初めて、音楽を聴く目的だけのために購入した『final E5000』。
これ、買って大正解でした。数は少ないですが、今まで持ってるイヤホンの中で1番好きかも。
ちなみに所有してるイヤホンはこちら。
- Apple EarPods(iPhone付属のもの)
- Apple AirPods(第二世代)
- Beats By Dre Powerbeats3
- SHURE SE215
- SHURE SE846
半月前ぐらいにSE846を買ってから「イヤホン変えるだけで曲の印象ってこんなに変わるのかっ!」と衝撃を受けまして、今まで聴いてた曲を聴き直しては「ほぉ!」とか「はぁ〜!」とか感心しきり。
今まで聴かなかったクラシックやジャズを聴きまくってたら、
ほかのイヤホンで聴いたらどんな感じなんだろう
という欲求がムクムクと。
SE846は動画編集時のイヤモニとしての役目に重きを置いて購入したので、今度は純粋に音楽を楽しむ用にイヤホンが欲しくなりました。
そこで、いろんなサイトで調べまくって行き着いたのがfinalというメーカーでした。
finalとは?なぜE5000に決めた?
finalはイヤホン・ヘッドホンをメインで扱う日本のオーディオメーカー(本社は神奈川県川崎市)です。
何十万円もするヘッドホンもありますが、2017年に発売されたE2000やE3000というダイナミック型イヤホンが低価格ながらすごく評判が良い。
それぞれ約4千円・約5千円という価格ですが、音質は1〜2万円台のものと十分勝負できるほどクオリティが高いとのこと。
最初はE3000にしようかなとも思ったんですが、10万円のSE846を買った直後だったもんだから金銭感覚がちょっとバカになってまして「もうちょっと高くて良いのないかな」と、価格でしか物を判断できない単純脳になってました…(結果的にいいイヤホンを買えたので結果オーライではありました)。
そこでさらに調べると、2018年5月にE2000・E3000の上位モデルのような存在のE4000とE5000が発売されてました。
E4000は黒いアルミ製で付属のケーブルはOFC線材の黒いケーブル。E5000は鏡面仕上げのステンレス製でOCFシルバーコートの高級ケーブル(単体で26,000円ほど)が付属してます。
音質に関しては、いろんなレビューを見たところE4000の方が中域重視でボーカルが良いという声もありましたが、E5000の方はより高域の鳴り方のバリエーションが豊富で個性豊かという声も。
本当は視聴して好みの音のイヤホンを買いたいんですけど、外出自粛中なので気軽に出かけるわけにもいかず(僕が住んでる地域にfinalを視聴できるお店があるのかも分からない)。
というわけで、最後は付属のケーブルの評判が良かったE5000を買うことにしました。
もし満足できなくてもケーブルをSE846で使うという方法もあるので、潰しが効く方を買ったというわけです。
final E5000 レビュー
E5000はカナル型のイヤホンですが、遮音性はSHUREほどではありません。
その代わり、耳への装着感はすごく好きです。長く着けてても痛みや蒸れなどの不快感がありません。
その秘密は付属のイヤーピースにあります。上記写真のようにパッケージにもちゃんと記載があります。
独自のイヤーピーススウィングフィット機構を採用。イヤーピースを左右に振ることができるので耳道の傾きにジャストフィット。音がダイレクトに鼓膜に伝わりクリアな音を実現してます。
イヤーピースはフニャフニャしてますが腰があるので、耳にぎゅっと差し込んでも圧迫感がありません。
フィット感も抜群で、SHUREのフォームイヤパッドだとSを付けてますが左耳の装着感が弱くフィットするまでに何度もギュッと押し込まなきゃいけませんが、finalのイヤーピースは最初にギュッと押し込むだけでフィットしてくれます。
僕の耳にはfinalのイヤーピースが合ってるようです。しばらくするとイヤホンの存在感がなくなって音楽に没頭することができます。こんなイヤホンとイヤーピースは初めてでした。本体が小型軽量というのもフィット感に影響してると思います。
パッケージの中身。日本のメーカーだけあって梱包が丁寧です。
保証書と収納ケースとイヤーピース。イヤーピースはSS/S/M/L/LLの5サイズが同梱されてます。S/M/Lを付けてみた結果、僕の耳にはSがちょうど良かったです。
カラビナとキャリングケース。シリコン製キャリングケースはペコペコしてて不思議な感じ。
キャリングケースの底面。ドーム状になってます。
キャリングケースの中にE5000メインユニットと銀コートOCFの高級ケーブルが入ってました。
final E5000 とOCFシルバーコートケーブル。
ケーブルはMMCXコネクタなのでいろんな別売のケーブルにリケーブルできます。
本体は軽量コンパクト。耳にすっぽり入るので装着感は抜群。Rは赤、Lは黒の縁取りがしてあるので左右を間違えることも無し。
OCFシルバーコートケーブル。3.5mmプラグ部分は5万回以上の屈曲試験に耐える仕様です。
音質は?実際に聴いてみた感想
音源はSpotifyの高音質です。
購入前に「感度が93dbとちょっと低いので音が小さい」という声をちらほら見かけました。
実際に使ってみた感想としては、iPhone 11にLightning-3.5mmヘッドホンジャックアダプタを挿して使うと、SE846(感度114db)では50%ぐらいで爆音になるのがE5000だと90%ぐらいで爆音になる感じです。ボリュームに余裕はないですが、音量的には問題ないかと。
ただ、iPhoneだけだと内臓アンプがあまり良くないせいか、せっかくのE5000のポテンシャルを全然引き出せません。
僕はYouTube用の動画を作るのでマイク収録するためにオーディオインターフェイスのUAD Arrowを使ってます。
ただ、Arrowはすごい熱を持つし、毎日音声収録をしてるわけではないので、音楽鑑賞用に小型据え置きDACの『ifi audio ZEN DAC』を買いました。(後日レビュー書きます。気になる方はブログの購読をお願いします)
2020.5.13追記:レビュー書きました!詳しくはこちら。
良い音なのに安い!2万円の格安DAC「ZEN DAC」でPCの音質大幅アップ
ZEN DACに接続して聴いてみたら全く音の解像感が違います。
音質については、中音域から高音域まで艶があって柔らかく、低域も充実してて音楽用のイヤホンってこんなに音がいいのか!という感じ。
さすがにSE846ほどの中音域〜高音域の艶やかさや伸びは感じることができませんが、SE846とはまた違った解像感の中高域とクリアな低音が音楽を聴くにはちょうどいい。
特に低音に飢えてたのでE5000の厚みのある低音はR&BやHouseを聴くのがより楽しくなります。
いいですね、いろんなイヤホンを試すのって。
10万円もするからSE846が最強だ!なんてことは全くなくて、安い価格のものにも上位機種を食ってしまうようなモデルがあるのはすごく興味があるし、それを聴き比べするのがすごく楽しい。
ヤバイ、ますますオーディオ沼に引きずり込まれてる気がする…。
今度はヘッドホンにも興味が湧いてきてるので、いくつか購入して試してみるつもり。オーディオ関係に興味のある方はぜひ購読をお願いします。
あ〜、今度はGRADOってメーカーが気になり出してますよ。