幅11cm!1万円以内で買える仕事部屋にコンパクトなモニタースピーカー『TASCAM VL-S3』購入レビュー

幅11cm!1万円以内で買える仕事部屋にコンパクトなモニタースピーカー『TASCAM VL-S3』購入レビュー

BOSEのスピーカーから「ジ...ジジ...」というノイズが出るようになりました。

2018年、最後のエントリーです。今年も一年、お世話になりました。明日から新年ですが、普通に更新しますのでまた見にきてくださいね。

さて、ここからが本題。

これまで使ってたスピーカーは、2005年ぐらいに購入して13年以上使っている『BOSE MM-1』という1998年頃に定価25,000円で販売されたアクティブスピーカーです。

半年前ぐらいにオーディオインターフェース『UR22mk2』を使うようになってさらに音が良くなりました。

iMacの音質が爆上げ!!13年もののスピーカーがさらに良くなった!!オーディオインターフェース『UR22mk2』レビュー

ただ、かなり古いスピーカーなので、オーディオインターフェースを使う前からノイズが出るように...。

ただ、頻繁に出るわけじゃないので、オーディオインターフェースを購入したのをきっかけに、スピーカーの接続方法を「ステレオミニプラグ×RCAケーブル」から「モノラルフォンプラグ×RCAケーブル」に変えてみました。

これのおかげか、前よりは随分ノイズの頻度が減ったんですが、それでも全く消えることはありませんでした。

しばらく我慢して使ってましたが、また最近ノイズの発生頻度が上がってきたので、もう寿命だと判断して今度はモニタースピーカーを買うことにしました。

購入したのは、デスクトップに設置できる3インチウーハー搭載の2ウェイパワード・スタジオモニタースピーカー『TASCAM(タスカム) VL-S3』です。

オーディオインターフェースを導入した当初は『BOSE MM-1』の音質がかなり向上して感動したんですが、今回はそれ以上の感動体験となりました!

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TASCAMのモニタースピーカーに決めた理由

買い替えを考えてから真っ先に頭に浮かんだのが「Bose Companion 2 Series III」。

これまで長いことBOSEを使ってたこともあり、同じようなコンセプトで作られているBOSEのPC用スピーカーに決めかけてました。

ただ、背面を見たときにRCA端子がなかったので、今までと同じようにオーディオインターフェースに繋げて使いたかったので却下。(オーディオインターフェースにつなげると音が格段に良くなるんです!)

そこでYouTubeへの動画投稿も定期的に行なっているので、原音通り正確に再生してくれるモニタースピーカーを買うことにしました。

モニタースピーカーなら、普通のスピーカーでは聞けないような小さな雑音も聞き逃すことがないので、編集時に不可欠なスピーカーなんです。

色々物色した結果、うちの狭いデスクでもコンパクトに設置できる『TASCAM(タスカム) VL-S3』に決めました。

TASCAMのモニタースピーカーに決めた理由

VL-S3に決めた理由は、なんといっても幅の狭さ。たった11cmしかありません。

うちのデスクは幅が150cmもないので、少しでもスピーカーの幅は抑えたい。ヤマハのHS5などの定番モニタースピーカーだと幅が17cmもあるのでちょっと大きすぎるんです。

VL-S3だと幅は11cmなので、買い替え前に使ってたBOSE MM-1の幅8.4cmに迫る勢いです。そのほか、高さ17cm、奥行き13.8cmと、モニタースピーカーの中でも特にコンパクトなモデルです。

それでいながら80Hz~22kHzのワイドレンジ再生能力を誇り、小音量でもクリアなモニターサウンドが可能です。

メーカーによる商品説明はこちら。

音楽制作においては、優れたモニターヘッドホンが数多く販売されている昨今においても、ヘッドホンだけでは確認しきれない要素が数多く存在します。しかし、大型のモニタースピーカーを大音量で鳴らせる環境を構築することは容易ではありません。

スタジオでの制作が大半を占めた過去とは異なり、一般的な住宅のデスクトップでいかに優れたモニター環境を構築できるかがクオリティの高い作品を制作するために非常に重要になってきています。

このようなデスクトップモニター環境の構築に最適なスピーカーが『VL-S3』/『VL-S3BT』です。

横幅110mm、高さ170mmというコンパクトサイズに、80Hz~22kHzというワイドレンジ再生能力を収めた2ウェイのアンプ内蔵(パワード)モニタースピーカーペアです。

VL-S3/VL-S3BT | 製品トップ | TASCAM (日本)

主な特徴は以下の通り。

  • 設置場所を選ばない横幅110mm、高さ170mmのコンパクトサイズ
  • 3インチウーファーと0.5インチツイーター
  • 2ウェイ構成とバスレフポートによる80Hz〜22kHzのワイドな周波数特性
  • 小音量再生時に余裕が出る14W/chの出力を持つパワーアンプ
  • RCA/ステレオミニジャック入力端子
  • RCA-フォン変換ケーブルが同梱

TASCAMはDR-10Lというピンマイクを使ってるので、性能については信頼感がありました。

ただ、レビューを読んでその性能についてはある程度理解はしていたものの、1万円を切る約7千円という価格に「本当に使えるのか?」と使うまでは半信半疑でした。

TASCAM パワードモニタースピーカー『VL-S3』レビュー

箱を開封したところ
箱を開封。がっちりとした保護材で守られてました。


出てきました!VL-S3
スピーカー本体が出てきました。きれいに梱包されてます。


パッケージ一覧
パッケージ一覧。本体が1対、ACアダプター(1.6m)、スピーカーケーブル(1.5m)、RCA-フォンの接続ケーブル(1.5m)、取扱説明書(保証書付き)。


TASCAM(タスカム) VL-S3 正面写真
本体正面からの写真。下のウーファー部分はシルバーやグレーではなく白ですね。安いプラスチックのような感じではなく、マットでなかなかいい質感です。


TASCAM(タスカム) VL-S3 背面写真
背面写真。RCAやステレオミニプラグの端子やスイッチ、ボリュームコントロールもあります。

ここは最大ボリュームにして繋げてるオーディオインターフェースでその都度、調整するようにしてます。


これまで使ってたBOSE MM-1との比較写真
右が、これまで13年ほど使ってきた幅8.4cmのBOSE MM-1。TASCAM VL-S3の幅11cmも引けを取らないほどコンパクト。


これまで使ってたBOSE MM-1との比較写真
奥行きはVL-S3の方が短いです。


底面にはフェルト素材のようなゴムのような滑り止めがあります
底面にはフェルト素材のようなゴムのような滑り止めがあります。

ベタベタしてないので、位置を調整する時にも引っ掛かりを感じることはありません。かといってスルスルと滑るわけでもない、いい感じの滑り止めです。


ACアダプター
ACアダプター。幅があるのでコンセントにさす時に左右にある程度のスペースが必要です。ケーブル長は1.5m。


スピーカーケーブルと接続ケーブル
上がスピーカーケーブル。下がRCA×フォンの接続ケーブル。ともに長さは1.5mです。


スピーカーケーブルの先端
スピーカーケーブルの先端。剥きやすいように切れ目が入れてあります。


スピーカーケーブルをスピーカー本体に接続します。
スピーカーケーブルをスピーカー本体に接続します。

スピーカースタンドは自作 使ってみた感想

TASCAM VL-S3を設置する前のデスクがこちら。

TASCAM VL-S3 設置前
BOSE MM-1は斜め上に向いているような形状だったので、机の上に直接置いてました。


TASCAM VL-S3を設置を設置したデスク
TASCAM VL-S3はきれいな直方体なので、ウーファーの最上部を耳の高さの位置に持ってくると低域成分の量感を正確に聞き取れるようになります。

右側にはちょうどDIYした棚があったので、Rの本体はそこに置いてみました。

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ただ、これだとバランスが悪いので左側も追加で棚を自作することに。


幅11cm、奥行き20cmの棚板を用意
幅11cm、奥行き20cmの棚板を用意。これを左の柱にネジで固定しました。


TASCAM VL-S3を高さを調整して設置したデスク
これでようやく正しい位置に設置完了。高音も低音もきれいに聞き取れるようになりました。


TASCAM VL-S3を高さを調整して設置したデスク
左右とも、きれいに収まりました。

当初はリスニングポイントと2つのスピーカーが三角形になるように設置してみたんですが、聴こえ方がほとんど変わらなかったので、ともに正面に向けて置いてます。

スピーカーの間が短いと、向きによる影響は少ないようです。

実際に数日間使ってみましたが、

当然ながらノイズが消えました!

BOSE MM-1と比べると、モニタースピーカーだけあって低音部分はさすがに負けますが、物足りないと感じることはありません。というか、BOSEの低音が大きすぎたのかも。

全体的な解像感は格段に向上しました。これまで聴こえてなかった小さな音がきれいに聴こえます。モニターヘッドホンを初めて使った時と同じぐらいの驚きでした。

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マイケル・ジャクソンの曲を聴くと、あっちこっちから音が聞こえてくるので違う音楽を聴いてるような感覚になりますよ。そのほか、今まで聴いてた曲で「こんな音あったっけ?」と感じることが多いです(笑)。

レビューの中にはツイーターの指向性がややシビアという声が多かったんですが、そこまでシビアには感じませんでした。部屋が狭いからそう感じるのかもしれません。

わずか7千円でここまでクリアで豊かなサウンドを体験できるとは、技術の進歩ってすごいですね。

小さな音量でもきちんと聴こえるので、夜でも普通に使えてます。

モニタースピーカーをお探しで、コンパクトで音がいいものなら超おすすめ。

iPhoneやiPadなどのスマホやタブレットのスピーカーとしても使いたいなら、Bluetooth対応のVL-S3BTも発売されてます。

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