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ハンズフリー操作に期待してるならおすすめしません…
2019年9月に販売開始されたFire TV Cube。
2022年10月27日に第3世代のCUBEが発売になりました。4K Maxの2倍パワフルになり、HDMI入出力端子搭載で使い勝手も向上してます。今から買うならこっちかな。ちなみに僕もポチりました!
Fire TV Stick 4Kに買い替えて4K映像の美しさに感動したので、4Kモデルよりもスペックが良いFire TV Cubeが出たー!と盲目的にポチってしまいました。
それから5ヶ月ほどNETFLIXにハマってたので放置してましたが、先日ようやく開封&設置したのでレビューをまとめました。
価格はFire TV Stick 4Kより8千円ほどお高め。
ちなみに、Fire TV Cubeを使うには対応しているデバイス(テレビ・サウンドバー・AVアンプ)が必要です。うちで使ってる激安4Kテレビも対応してました。
購入ページの「技術仕様」にある「対応テレビ」の項目を購入前にチェックするのをお忘れなく。
Fire TV Cube 入ってるもの
Fire TV Cubeのパッケージ。
同梱物がこちら。
左から、ケーブル類が入った箱、本体、Alexa対応音声認識リモコン(第2世代)、マニュアル類、単三電池2本。
※2021年10月15日からはリモコンが第3世代になって、「Amazon Primeビデオ」「NETFLIX」「DAZN」「Amazon Music」のアプリボタンが追加されました。
ケーブル類はこの3点。電源ケーブル、赤外線延長ケーブル、イーサネットアダプタ。
そのほか、テレビに接続するにはHDMIケーブル(別売:4K/60p対応で最大帯域幅18Gbpsまでサポートするもの)が必要です。
Cube本体正面。表面はとてもツルツルしててホコリが付きやすいです。開封時に付いたホコリが縦筋になってますが、傷ではありません。
背面にはケーブル端子。
上面には操作ボタン。ほかのEcho端末と同じようなボタンですね。
底面は滑り止めのゴムがついてます。あと、スピーカーもここにあります。
コントローラーはFire TV Stickと同じもの。※2021年10月15日からはリモコンが第3世代に変更になりました。
音声認識ボタンが付いてますが、Cubeではこのボタンを押さずにフリーハンドでアレクサに話しかけて操作することが可能です。
Cubeから離れてるとアレクサが認識してくれないこともあるので、このボタンを押して操作することも可能です。
電源アダプタは15Wでした。
設置&設定はすごく簡単
購入時に「Amazonアカウントに登録(簡単セットアップ)」にチェックを入れて注文してたので、設置&設定はすごく簡単でした。
Fire TV Stick 4Kを外して…
HDMIケーブル(別売)を接続します。
Wi-Fiもありますが有線の方が速度も速いし安定しているので、イーサネットアダプタを使用しました。
Fire TV Stickを有線化!不安定だったネット回線速度が安定して動作が快適に!
ちなみに、Cubeに入ってたイーサネットアダプタは、以前、追加で購入したイーサネットケーブルと同じ型番でした。
Fire TV Stickでイーサネットアダプタを使う場合は、別途電源に接続する必要がありましたが、Cubeは15Wの電源アダプタに接続されてるので、イーサネットアダプタには電源を繋げる必要はありません。
これでCubeの設置は完了。
Cubeの周りにはAV機器との間に信号を遮るものがないように配置します。
あと、赤外線(IR)延長ケーブルは使いませんでした。Cubeで操作したいAVアンプ・ケーブルTVチューナー・衛星放送チューナーなどが扉付きキャビネットで隠れている場合に使います。
テレビをつけて入力切替をCubeに繋いだHDMIチャンネルにします。すると、「リモコンを検出中」と表示されるので、リモコンに電池を入れます。
リモコンが検出されると、言語選択、最新ソフトウェアのインストール、機能制限の設定と続き…
「Alexaで機器をコントロール」画面になります。
設置する際の注意点をしっかり確認。
「サウンドバーまたはAVアンプをお使いですか?」今回はテレビだけなので「TVのみ」を選択。
電源オンオフの設定。
Fire TV Cubeの設定完了。
事前にFire TV Stickを使ってたので、特にAmazonのアカウント情報やWi-Fiパスワード(無線の場合)を入力することもなく、あっという間に設定完了です。ここら辺はさすがですね。
Fire TV Stick 4K MaxとCubeの違い
Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Cube | |
映像 | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ | 4K Ultra HD、HDR、HDR10、Dolby Vision、HLG、HDR10+ |
オーディオ | Dolby Atmos | Dolby Atmos |
内蔵スピーカー | なし | あり |
Wi-Fi6対応 | あり | なし |
ハンズフリー操作 | 未対応 | 対応 |
プロセッサ | クアッドコア 1.8GHz MT8696 | ヘキサコア(クアッドコア:最大2.2GHz + デュアルコア:最大1.9GHz) |
ストレージ | 8GB | 16GB |
イーサネットアダプタ | 別売 | 同梱 |
HDMIケーブル | 不要 | 必要(別売) |
Cubeのスペックは大幅にアップしてます。価格はその分Cubeの方が約8千円ほど高価です。
映像とオーディオは同じレベル。
Cubeの方は内蔵スピーカーがついてるので、テレビをつけてなくても普通のEcho端末と同じような使い方もできます。
一番大きなポイントがハンズフリー操作。Cubeはテレビだけでなくホームエンターテイメント機器も音声操作することが可能です。「アレクサ、ただいま」で部屋の電気やテレビ、エアコンをオンにするような使い方もできます。
プロセッサも倍のヘキサコア。動作はかなりサクサク快適です。
ストレージは特にアプリをたくさんダウンロードすることもないのでうれしさは無し。
イーサネットアダプタが付属してるので、インターネットは有線接続だ!って人にはうれしい。
ただ、Cubeとテレビを接続するには別途HDMIケーブルが必要です。まぁ、どこにCubeを設置するかによってもケーブルの長さが変わってくるので、自分の環境に合わせた長さで入手するのが良いってことでしょう。
2021年9月にFire TV Stick 4KがMaxにモデルチェンジしてからは、Wi-Fi6に対応しました。今後、CubeにもWi-Fi6対応モデルが発売されるかもしれません。
Cubeを実際に使ってみた感想
「アレクサ、アクション映画を探して」で、アクション映画一覧が表示されます。
「アレクサ、右にスクロール」で次の画面を表示させて、作品に番号が振ってあるので「アレクサ、1番を選んで」と番号で指示すれば視聴開始することができます。
「アレクサ、10分進めて」「アレクサ、音量上げて」と声で操作も可能です。
「アレクサ、今日の天気は?」でお天気も教えてくれます。
「アレクサ、今日のニュースは?」で映像ニュースも視聴可能。
そのほか、アレクサでできることはAmazon公式ヘルプをご確認ください。
Fire TV Cubeをおすすめしない5つの理由
1週間ほど使ってみて、Fire TV Stick 4Kから買い替えて良かったかどうか、考えてみましたが正直あまりメリットは感じてません。
動作はかなりサクサクなので、その点はとても満足してますが、それ以外は別にFire TV Stick 4Kでも良かったかなと。
主な理由はこの5点。
- 地上デジタル/BS/CS放送のチャンネル選択には対応してない
- 音量調節が微妙
- プライムビデオの番組選択で何度も「アレクサ」と言わなきゃいけない
- 音声操作よりもコントローラーで操作する方がまだ快適
- 地上デジタル視聴中に「アレクサ、明日の天気は?」が使えない
1. 地上デジタル/BS/CS放送のチャンネル選択には対応してない
「アレクサ、テレビつけて/消して」でテレビの電源をオンオフできるのはすごく便利。
ただ、テレビをつけたあとって何か面白いのがないか必ずチャンネルをザッピングしたいんですよね。
アレクサにテレビつけてもらっても、まだ地上デジタル/BS/CS放送のチャンネル選択には対応してないので、その後の操作で必ずテレビのリモコンが必要になります。
AmazonのCube販売ページには「※ 地上デジタル/BS/CS放送のチャンネル選択には現在対応しておりません。」というように”現在”とあるので、テレビのチャンネルもハンズフリーでやりたい場合は、将来対応してから購入するのが良さそう。
2. 音量調整が微妙
「アレクサ、音量20」と普段のテレビの音量を指示すると、「テレビの音量は10段階で指定できます」という返事。
ただ、これはテレビの電源がついてない状態のアレクサの音量です。
なので、テレビの音量を調整する場合は、テレビがついている状態で「アレクサ、音量上げて/下げて」と言うと、テレビの音量が5メモリ変化します。
これだとちょっと音の調整幅が広いので、心地よいレベルにするにはリモコンで調整するしかありません。
テレビの音量レベルにビッタリ合わせられるようになればいいんですけどね。
3&4. 操作時に「アレクサ」と何度も言わなきゃいけない
テレビをつけたり消したりするだけならいいんですが、Amazonプライムビデオで見たい番組を探すときには、何度も「アレクサ、○○」と言わなきゃいけません。
「アレクサ、アクション映画を探して」
「アレクサ、右にスクロール」
「アレクサ、右にスクロール」
「アレクサ、右にスクロール」
「アレクサ、○番を再生して」
この場合だと5回。
その都度、アレクサと呼ぶのがとても面倒。これだったらリモコンで操作した方がストレスがありません。
なので、番組を探すときには音声操作は使わなくなりました。
5. 地上デジタル視聴中に「アレクサ、明日の天気は?」が使えない
地上デジタルテレビ視聴中に、明日の天気が気になって「アレクサ、明日の天気は?」と聞いてみると、本体は青いバーが光って何か言ってる様子。
でも、画面は地上デジタルテレビのまま。
チャンネルをFire TV Cubeの外部入力に切り替えると、天気予報の画面になってて天気を読み上げてました。これは天気だけでなくニュースなどでも同じです。
どうせなら、自動で入力切り替えもしてくれると便利なんですが、これも今後のアップデートに期待ですね。
まとめ
開封&設置から1週間ほど使ってますが、チャンネルを変えられないこと以外は、とても快適。
たまにテレビの音量ってちょっと大きいなと感じることがあるので、そんなときに手元にリモコンがなくても音量を調整できるのは便利です。何度も便利だなーと感じることもありました。
「おすすめしない5つの理由」を書きましたが、個人的にはプロセッサが倍になってるので動作がサックサクで快適になった点は大満足してます。
ただ、音声操作に関しては、正直まだ実用レベルじゃないかなという感じでした。実際に使ってるとイライラする場面が多かったです。
なので、音声操作に期待してるならまだ待った方がいいかなと思います。
- 旧モデルのFire TV Stickからの買い替え(動作が超サックサクになります)
- 音声操作を試してみたい人
- ホームエンターテイメント機器を操作したい人
- echoも欲しいけどFire TVも欲しい人
には合ってるアイテムかも。
「おすすめしない5つの理由」をまとめましたが、個人的にはFire TV Stick 4Kより動作がキビキビですごく満足してます。
特にFire TVシリーズのリモコンは赤外線ではなくWi-Fiで動作するので、テレビにリモコンを向けなくても操作できるのが超ラクで便利です。