レッドウイングのワークブーツを長く愛用するためにやるべきことまとめ
20年以上前、学生時代に履いてたレッドウイングの8875。アイリッシュセッターと呼ばれるモデルですね。
当時はカワサキのエストレヤに乗って大学に通学してました。あ〜懐かしい♪
ちょっと前に、すごく久しぶりにリーバイスのジーンズを買って毎日穿いてるんですが、ジーンズに合う靴って何がいのかなーと考えてた時にふと思い出したのが、レッドウイングの8875というわけ。
REDWING875 購入の決め手
当時の8875はバイク乗る時に履いててなおかつノーメンテナンスだったので、かなりボロボロになって泣く泣く捨てたのを覚えてます。
今いくらぐらいで販売されてるのかなーと思って調べてみると、赤茶の8875より革の色がちょっと明るめな『レッドウィング875 オロレガシー 6インチ モックトゥ』が26,800円で販売されてるのを発見!
並行輸入品ということで安く売られてるようで、レビューを見てみると2011年ごろから販売されてるお店のようで評判も上々。
悪徳業者の可能性はかなり低いと判断して買ってみました。
あと、YouTubeの動画で875にブラウンの靴クリームを使ってる方の動画も決め手になりました。
この方はソールの交換もされてるようで、すごく渋い875に育てられてます。
「あー、こんな感じのレッドウイングもいいなぁ」と思ったので即ポチりました。
届いてからまずやる5つのこと
1. 本物か偽物かのチェック
届いたレッドウイング875の箱。
まずは、ネットで購入したので本物か偽物のチェックからやっていきます。
まずは箱からチェック。ロゴや表記に関して怪しいところがないか、精神を集中させてチェックしていきます。
注文した通りのDワイズでサイズは9.5(9 1/2)。その他文字のバランスとかも何かおかしなところがないかくまなく目を通します。
箱を開けた瞬間に漂う革のいい香り。もうこの時点で、本物だなと判断してます。
偽物の場合は、
- 作りが甘い
- 本革の香りがしない(フェイクレザーのため)
- ステッチの間隔が広い
- 重さが軽い
- タグが雑
という感じで、もう手に取った瞬間「なんか怪しい」と感じるんですよね。
今回購入したものは、箱の内側にちゃんとしたデザインのメーカー紹介文があったりと、これはもう本物で間違いないと思います。
本物は箱から靴本体まで、すべてがしっかりしてます。
判断を感覚に頼ってるので100%確定とは言えませんが、もしこれで偽物だったら感心するぐらいのレベルでした。
(以下、色が暗い写真は動画撮影のデータから書き出したものです。色を確認したい方は、記事最後にあるメンテナンス終了後の写真をご確認ください。)
購入直後の875。
レッドウイングのタグ。近所のレッドウイング正規店で見たものと同じでした。
インソールもちゃんと本革。レッドウイングの刻印はここに移動されてます。
2. 傷や汚れのチェック
次に、傷や汚れのチェックをします。
アメリカから輸入されてうちに届くまでどれぐらいの期間が空いてるのか分かりませんが、時間がある程度経過してるのは間違いありません。
左側のモックトゥ部分にちょっと黒っぽい汚れがありました。これくらいならワークブーツなので許容範囲です。
大きな傷があった場合は即、購入したお店に連絡して返品手続きをしてください。
3.ブラッシングでホコリを取る
馬毛のブラシでブラッシングします。靴用で使ってるのは『コロンブス ジャーマンブラシ2』です。
表面についてるホコリや汚れを優しく落としてくれます。
また、レッドウイングのオイルドレザーはちょっと爪で引っ掻いたりするとちょっと色が薄くなります。指で擦ると元の色に戻りますが、ブラッシングだともっとキレイに色が戻ります。
深い傷は無理ですがちょっとした傷ならブラッシングしただけでも戻ることが多いです。
馬気のブラシは靴をメンテナンスする際に一番使うものなので、1つは必ず持っておくことをおすすめします。
馬毛のほかに豚毛のブラシもありますが、豚毛は主にクリームを塗った後に使います。クリームを塗った後に豚毛ブラシで磨くとピカピカになります。
クリームでお手入れする場合は豚毛のブラシも持っておくと重宝しますよ。
4. レザーローションで汚れを落とす
ホコリが落ちたら、次に表面に付いてる汚れを落とします。
新品なんで汚れてないとは思いますが、馬毛ブラシでも落ちない皮革表面についた汚れもあるので、軽めに使っておきます。
今回は、普通の革靴にも使ってる『BootBlack レザーローション』を使います。
左側のモックトゥの黒ずみを重点的にやってみましたが...。
塗った直後。
レザーローションが染み込んだのですごく黒くなってます...。失敗したかな?
ちょっと乾いた後に、消しゴム(普通の文房具用のもの)でゴシゴシしてみたら、ちょっと薄くなりました。
まぁ、ワークブーツなのでそんなに気にはしませんが、気なる方は目立たないところで試してからお使いください。
レザーローションを塗った後は全体的に革がしなやかになりました。
ちなみに、上記YouTube動画の革職人PCさんは、『BootBlack ツーフェイスレザーローション』を使われてます。
今回僕が使ったものよりも洗浄力は強めです。
5. ミンクオイルで油分補給と防水
最後に、ミンクオイルで油分を補給し、さらに防水効果も高めます。
今回は『レッドウイング純正 ミンクオイル』を買いました。
Amazonで「ミンクオイル」で検索するとたくさん出てきますが、どれ買っていいのか分からなかったので純正にしておきました。評判もいいし。
ただ、湿気の多い日本の場合、ミンクオイルを塗って長い間、下駄箱に入れたままにしているとほぼカビが生えてきます。
なので、ミンクオイルを塗る場合は除湿剤を使うとか木製のシューキーパーを使うとか、対策をしっかりしておくことをお忘れなく。
定期的に履いてる場合はカビの心配はありません。
少量を指につけて塗っていきます。寒い冬は体温でミンクオイルが溶けるので、程よく伸びます。
コバ(革の切り端)にもしっかりオイルを入れていきます。最初にきっちり塗っておくと防水効果もあります。
指では届かない細かな部分にはペネレイトブラシがおすすめ。
ミンクオイル塗布、ビフォーアフター。左が塗る前、右が塗ったあと。
塗った直後なので、革の色がかなり濃くなりました。なかなかかっこいい。
両方ともミンクオイルを塗ってみると、先端の黒ずみもほとんど気にならなくなりました。
紐を通して最初のメンテナンスが終了。
家の中で履いてみましたが、すごくいい感じ!ジーンズとの相性が最高に良いですね。
レッドウイング875 最初のメンテナンスまとめ
20年ほど前に初めてレッドウイングの8875を履いてたときは、一度もメンテナンスしてなかったので、いつもボロボロの状態で履いてたのを覚えてます。
あれから時間が経過して、革製品に対する扱い方がよく分かってきたので、今回は最初からメンテナンスしてみましたが、かなり良い感じに仕上がりました。
やっぱり革って、メンテナンスしてあげないとダメなんですね。
ブラシで磨いてクリームを塗ってあげると、どんどん愛着が湧いてきます。
今回は875ですが、他のワークブーツでも同じようにメンテナンスはできますので、革靴を購入した方は是非やってみてください。
これからどんなふうに育つのか、定期的にメンテナンスしつつ、ガンガン履いて楽しむつもり!
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