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梅雨時期の80%を超える湿度も安心!
今年の梅雨。
空気品質モニターに表示された湿度に驚きました。
湿度:81.6%(2019/7/23)
日本の梅雨時期は湿度が高いというのは分かってましたが、こんなに湿度が上がるとは…。
毎日空気品質モニターで数値化されてるのをみて、これはちょっと本格的にカメラ機材の湿気対策をやったほうがいいと感じるようになりました。
それから3ヶ月経過した10月。
新しいカメラのα6400と10-18mmレンズ、16-55mmの大三元レンズなど、新しい撮影機材が増えました。
さらには、ずーっと購入を悩んでた東洋リビングの防湿庫がリニューアルで価格が上がることが判明。
これは旧機種の狙い目だと思ったので、思い切って買うことにしました。
購入に踏み切った理由
ずーっと買おうか迷ってたのが『東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 116L ブラック ED-120CATP(B)(→現行モデルはこちら)』。
116Lタイプの中型サイズの防湿庫です。
東洋リビングの防湿庫は数年おきにリニューアルされるんですが、このED-120CATPは2016年に発売されたもの。価格は発売開始ということもあり、約6万3千円前後とちょっと高め。
詳しくスペックを確認してみましたが、新旧ともに性能データは同じ。仕様も同じ。大きさと重さも同じ。消費電力も同じ。1ヶ月の電気代も約15円と同じ。
大きく違うのはLEDバーライトがスイッチからタッチセンサーになったことぐらい。光触媒の仕組みも変わってないので、それだったら2万円ほど安い旧機種でもいいかなと。
というわけで、旧モデルの在庫がなくならないうちに購入しておきました。
除湿方式の違い 乾燥剤方式とペルチェ方式
防湿庫の除湿方式には「乾燥剤方式」と「ペルチェ方式」があります。
乾燥剤方式は、乾燥剤で湿気を吸着させて庫外へ排出する方法。
ペルチェ方式は、冷却板に湿気を結露させて吸湿材から庫外へ蒸気として排出する方法。
ともにきちんと除湿してくれるのでどちらでも除湿効果は同じですが、耐用年数に違いがあります。
乾燥剤方式は半永久的に使えます。ペルチェ方式の耐用年数は10年程度と言われてます。
価格も耐用年数が長い乾燥剤方式の方が高めに設定されてます。
乾燥剤方式を採用しているメーカーは、東洋リビング、トーリハン、ハクバなど。
ペルチェ方式はIDEX、アイポー、Re:CLEANなど。
光触媒採用で幅広い保管最適品
ちなみに、東洋リビングの防湿庫には「光触媒」が採用されてます。光触媒はカビの発生を防ぎ、ホコリの付着も軽減してくれます。
微小な不純物を分解・除去するだけでなく、空気中浮遊物質までも順次、分解・除去してくれるので脱臭効果も期待できます。
そのため、保管最適品はカメラやレンズだけでなく、フィルム、写真、吸湿しやすい健康食品、薬品から貴金属、時計、コーヒー、粉末素材、クッキー等の乾燥食品など、これまで以上の広範囲な分野での利用が可能です。
東洋リビングの防湿庫は、レンズやカメラだけでなく、カビやホコリを避けたい様々なものを保管することができるんです。
東洋リビング 116Lの防湿庫レビュー
Amazonから届いた『東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 116L ブラック ED-120CATP(B)』。
本体が大きいので段ボールも大きかった。重さも20kgオーバー。
ダンボールをカットするの面倒だなーと思ってたら、開梱方法が書かれてました。
バンドを外して上箱を引き上げるだけ。カッター不要とはありがたい。
上箱を引き上げるとこんな感じ。あとは下のダンボールを取るだけ。
ただ、本体に取っ手がないので、ここからは2人で作業した方がやりやすいです。1人でやりましたけどね。
開封した防湿庫。容量は116リットルだけあってサイズは大きめ。
外寸は、423 × 866 × 406mm。重さは19kg。
定格消費電力は15W。湿度30%運転時だと、1ヶ月の電気代は約15円ほど。激安です!
プラスチック引き出し棚は4枚付属してるので、高さを調整すれば5段分でも使えます。
主な特徴はこちら。
- 庫内湿度:20%~50%RH
- 電気代1日1円以下の省エネ設計
- マグネット式で庫内の金属部分に取り付け可能なLEDバーライト付き
- 除湿しながらカメラを充電できる便利な庫内コンセント(2口)付き
- 使い勝手の良い樹脂製トップテーブル付き
- アルミ製フレーム扉は強化ガラスとの組合せで高強度
- 扉は全面ガラスドア・ハンドル一体型
- カメラ・レンズの出し入れがしやすい、透明スライド式引き出し棚4つ(高さ変更可)
- 電池交換不要なアナログ湿度計付き
- カギ付きで、大切な愛機をしっかりガード
- 安心の5年間無償保証(湿度計は3年間)
傷がつきにくい樹脂製のトップテーブル。
左が電子ドライブユニットで、右が庫内コンセントの電源プラグ。
電子ドライブユニットには電源プラグケーブルが2つあります。
電源プラグ(オス)はコンセントへ、電源プラグ(メス)は右の来ないコンセントの電源プラグと接続します。
防湿庫内の湿度計。アナログ式で電池は不要です。大きくて視認性が良いので気に入ってます。
底面の前2つにはアジャスターが付いてます。がたつく際は回して調整できます。
防湿庫の扉は190度ぐらい開きます。
説明書は防湿庫内に入ってました。
LEDバーライト。片面にマグネットがついてるのでピタッと好きな場所に設置できます。
赤矢印の部分に防湿庫内にLEDバーライトを設置。LEDの向きは右や手前に向けると眩しすぎたので、奥に向けてます。これでも十分、庫内を照らしてくれます。
LEDバーライトのスイッチ。普段はスイッチは切ってます。夜など暗い時に中身を取り出す時に点けるようにしてます。
電子ドライユニット。
赤いランプは電子ドライブユニットが除湿運転中に点灯。設定湿度以下になればランプは消灯します。
青いLEDランプは光触媒の可視光LEDです。常に点灯します。
右側の湿度コントロールは標準の40%に設定してます。
鍵も2個付属しますが使ってません。小さいお子さんがいる場合は鍵をしておいた方がよさそうですね。
静音性抜群!使ってみた感想
年に数回しか使わないCanonの70-200mmを筆頭に、使用頻度が少なめのレンズやカメラ機材を全部入れてみました。
116リットルもあるのでまだまだ余裕があります。
東洋リビングの防湿庫にはカメラやレンズだけでなく、カビやホコリを防ぎたい革製品・貴金属・食品・CD・DVD・フィルム・写真・アルバムなどなど、様々なものを湿害から守ってくれます。
今回は、寝室の隅っこに置くことにしたので稼働音がどうかなーと気になってたんですが、全く音は鳴りません、聞こえません。静音性抜群です!
青色LEDは常時点灯してまして、背面からもちょっと光が漏れてるんですが、真っ暗な状態でもほとんど気になりません。
ちょくちょく扉を開けることがありますが、開けて中のものを取り出すぐらいだったらほとんど湿度の変化はありません。
しばらく開けておくと内部の湿度に影響がおきますが、その場合でも5〜6時間もすれば設定湿度まで下がってるので安心感は抜群です。
初めての防湿庫ですが、乾燥剤方式&光触媒なので多分10年以上使うことになると思います。
買い換えることはないと思うので、ちょっと高いですが多少お金をかけて正解でした。
とにかく、家に防湿庫があるという安心感はいいですね。
これから梅雨時期に80%以上の湿度になってもビクビクする必要がなくなりました。
東洋リビングの防湿庫、今なら旧機種が安くておすすめですよ。