光で写真が上手くなる!Godoxのコスパ最高ストロボ『V850II』購入レビュー

Godoxのコスパ最高ストロボ『V850II』購入レビュー

当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。

リチウムイオン電池のストロボ!

以前持ってたニコン純正のストロボ『SB-700』。

2015年に初めてのストロボとして買ったんですが、これがなかなか良い。ストロボひとつあるだけで写真のレベルがグンっとアップ!したような気がする。

ただ、SB-700はTTLという自動で光量を調整してくれる機能の他、いろんな機能が付いてたんですがほとんど使わず…。ほぼマニュアルで使ってました。

理由は単純で、自分の好きな光の量で撮影したいから。

あと、不満だったのがガイドナンバー(GN:光の強さ)。GN38(120mm)だとちょっと物足りない時があったので、

  • ガイドナンバーが大きくて(明るい)
  • マニュアル発光ができる
  • 機能も必要十分なものだけ

という、超コスパの良いストロボ『GODOX TT600』に買い替えました。

Godox TT600の不満点

TT600を購入して1ヶ月後ぐらいに、ストロボをカメラの上じゃなく好きな場所で使う「オフカメラ」として使うためのワイヤレストリガー『Godox X1T』を買いました。

これがもう素晴らしすぎ。

いつもはカメラの上でしか使えなかったストロボが、X1Tのおかげで好きな角度から撮影できるようになり、写真がもっと楽しくなりました!

さらに、光にこだわるようになって、写真のバリエーションが格段に増えました。

価格も素晴らしい。

通常、ニコンやキヤノンなどのカメラメーカーやニッシンなどのストロボメーカーが販売しているストロボ+ワイヤレストリガーの組み合わせだと、軽く5万円を越えちゃいます。

一方、Godoxだと約1万3千円で揃えられる。これは、初めてオフカメラをはじめたい人には超オススメの組み合わせです。
というわけで、毎日ブツ撮りにストロボを使うようになったんですが、ここ最近、1つ不満点が…。

それが、TT600のバッテリーです。

エネループなどの単三充電池を使ってたんですが、TT600にはバッテリーの残量表示がないので、撮影中にバッテリーが突然なくなるんです。

その都度、あらかじめ充電していた電池に交換するんですが、これがちょっとストレスでした。

バッテリー残量表示があれば、撮影前に残量をチェックして少ない場合は前もって交換しておくことができます。それがTT600はできない。

さらに、どうしてもバッテリーが弱いのでちょっと連続でストロボを使うような場面の時に、発光がもたつくこともありました。

この問題を解決するストロボがないかなーと調べてみたら、ちゃんとGodoxにありました。

TT600のバッテリー問題を解決し、さらに余計な機能もなく、マニュアル発光ができる『Godox V850II(→新モデルはこちら)』です。

Godox V850II レビュー

同じ800番台の製品に、V860IICというストロボがあります。

これはTTL対応のもの。自動調光が欲しい場合はこちらがおすすめ。ただ、グループがA・B・Cの3つしかないので、4台以上で多灯ライティングしたい場合には要注意です。

V850IIより5,000円ほど高いです。僕はTTLが必要ないので、V850IIを買いました。ガイドナンバーはTT600と同じGN60(200mm)。

Godox V850II 外箱
これが『Godox V850II』の外箱。横幅がTT600の倍ほどありました。

V850II 箱の中身
V850II 箱の中身。ストロボのほか、リチウムイオンバッテリーと充電器が入ってるので箱が大きかったんですね。

V850IIのパッケージ一覧
パッケージ一覧。左から、ケースに入ったストロボ本体、リチウムイオンバッテリーと充電器、充電器のケーブル、マニュアルと保証書。

日本語のマニュアルと保証書
TT600を買った時は2018年10月でマニュアルは英語と中国語だけでした。

それから1年ほど経過。日本でも売れているんでしょうね。日本語のマニュアルも付属するようになってます。ありがたい。

リチウムイオンバッテリーと充電器
リチウムイオンバッテリーと充電器とケーブル。

充電状態も表示してくれます
充電器にはかなり大きな充電レベル表示があります。

充電器の底面
充電器の底面。上下に滑り止めも付いてました。(傷防止の透明なシールが貼ってあったので剥がしました)

リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーは2000mAh。マックス1.5秒リサイクル時間と650回(1/1フル発光)が可能です。

過熱防止機能がついているので、1/1フル発光だと連続発光30回でチャージ時間が遅くなります。

ハイスピードシンクロの場合は、1/1フル発光で連続発光15回です。

発光パワーが1/2 +0.7、1/2 +0.3と弱くなるに従って連続発光回数は伸びます。

僕の今の撮影スタイルならフル発光を15回以上連続で撮影することはまずないので、スペックはV850IIで十分すぎです。

V850II バッテリー充電時にはLEDライトが残量を表示してくれる
バッテリー充電時にはLEDライトが残量を表示してくれます。

ただ、1点気になることが…。

点滅して表示してくれるのはすごく分かりやすいんですが、コンセントを接続すると「チロロロロー」と小さな動作音がかすかに聞こえます

一般の充電器についてるLEDライトよりもずいぶん大きいものを使ってるせいですかね?

充電はちゃんとやってくれてるので問題はなさそうですが、充電器にコンセントをさして音が聞こえたのが初めてだったので、ちょっと戸惑いました。

V850II ケースとストロボ本体とスタンド
ケースとストロボ本体とスタンド。スタンドはケースの中に収納可能です。

ホットシューは、Canon、Nikon、ペンタックス、オリンパスに対応。

Sonyは直接カメラにつけられないとAmazonの商品ページに書かれてましたが、α6400のカメラの上に設置して使ってみたら普通に使えました

V850II 保護フィルター
ディスプレイ部分や前面の赤いプラスチック部分には、保護用の透明フィルムが貼られてました。こういう細かいところまで気配りされてるのはナイスポイント!

TT600とV850II 比較写真

左:TT600 右: V850II 正面
左:TT600 右: V850II

大きさはほとんど同じです。左のTT600は、スレーブにしてると前面のAF補助光が点滅するので黒いシュアテープで点滅が目立ちにくいようにしてます。

V850IIはスレーブモードにしてもAF補助光は点滅しません。

また、TT600には前面のAF補助光ライトの下に外部電源の端子があるんですが、V850IIには外部電源の端子は付いてません。

リチウムイオンなので外部電源は不要ということでしょうか。

左:TT600 右: V850II 右側面
右側面にはともに電池の挿入口があります。

右のV850IIの方がリチウムイオン電池なので挿入口が大きい。

V850II リチウムイオン電池の挿入口
V850II。リチウムイオン電池の挿入口。

電池を挿入すると、挿入口の中にある白いパーツがカチッとストッパーになります。

電池を外す際は、そのストッパーをちょっとずらせば電池がスッと出てきます。

使い勝手もなかなかいい感じ。

V850II リチウムイオン電池の挿入口
挿入口の底。電池の接点は右側にあります。

作りもなかなかしっかりしてて好感触。

左:TT600 右: V850II ディスプレイとコントロールパネル
ディスプレイとコントロールパネル。

ボタン類は全く一緒です。スリープ時間・補助光シャットダウン時間・ブザー音・バックライト・光レシーブモード、などのカスタム機能も一緒です。

細かな使い方は日本語の説明書にバッチリ書いてありました

TT600の時は英語の説明書とにらめっこしてたので、今回はとても分かりやすくて大満足。

左:TT600 右: V850II 左側面部
左側面にはともにカバーを外すと、ワイヤレスコントロールコンセントとシンクロソケットがあります。

あと、フラッシュヘッドにはちゃんとキャッチライトパネルとディフューザーもついてます。

V850II 買って良かった点と悪かった点

購入して1週間ほど使ってますが、一番良かったのが充電残量がすぐ分かること。

V850II 充電残量がすぐ分かる
ディスプレイの右下の赤丸部分。V850IIはちゃんと電池残量が常時表示されてます

一方のTT600は、電池残量が無くなったor無くなりそうな時にしか表示されません。

たったこれだけの違いですが、ものすごく使いやすくなりました。

また、リチウムイオンのパワーはやっぱりいいですね。

たまに連続で10枚ぐらいストロボで撮影することもありますが、全く遅延というかチャージ時間が遅くなることがありません。

連続で何百枚も撮影することはないので、今のところ過熱防止機能が働いで動作が遅くなったことはありません。

TT600の倍ぐらいの価格ですが、最初からV850IIを買っておけば良かったと思うほどです。

悪かった点は、特にありません。

リチウムイオン電池を充電する際に、充電器から小さな音が出るのは気になりますが、今のところ熱くなったりすることも、音が大きくなるなんてこともないので、まぁ大丈夫かなと。

0から満充電までは約2.5時間ほど。

満充電で650回以上発光できるので、撮影中に電池がなくなるなんてことはまずありません。

撮影後に電池が1グリッドになってたら充電するようにしてます。このサイクルで今のところ快調です。

TT600は背景の影を飛ばすのに使用することに

新しく購入したV850IIを右手前に被写体に向けて置き、TT600を白背景に向けて、ストロボ2つで撮影すると…

ストロボ2つで背景の影を飛ばす
ちょっと分かりやすいように強めにあててみました。

カップ右後ろの床板が光で明るくなってます。こういう風に、光をいろんな場所に置いていろいろ試すのがとても楽しい

こんな感じで、TT600はまずは背景の影を飛ばすのに使うことにしました。

これのおかげで、たまに雑誌のブツ撮り写真のような写りになることもあるので、写真撮影がもっと楽しくなってきました

商品レビューを中心に運営しているブログなので、写真の見た目には特に力を入れたい。

買って良かったです!GodoxのV850II。

カメラメーカーやニッシンなどの日本のストロボメーカーに比べて、格段にコスパが高いGodoxのストロボ。

初めてのストロボにも最適ですよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です