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気になるヘッドライトのくすみ、透明感を取り戻す!
どんよりと黄色くくすんだ車のヘッドライト。
10年以上乗ってたうちの愛車(このあとさらに8年乗って合計18年でCX-5に乗り替えました)。長いこと乗ってるのでご覧の通りヘッドライトが黄色くくすんでます。ボディには目立つ傷もなく綺麗なんですが、一番目立つヘッドライトがみすぼらしくなってます。古臭くてカッコ悪い感じ。
ポリカーボネート製のヘッドライトの場合、時間の経過とともにどうしても黄ばんでしまいます。ポリカーボネートは、耐衝撃性や透明性が高い反面、紫外線には弱いんです。長い間、紫外線にあたることでUVカットなどのコーティング効果が薄れてきて、次第に黄色く濁った感じになるんですね。
そこで、以前紹介したAmazonでも評判の良い『スマートシャイン ヘッドライトコート(2023/4/26 追記:販売終了→新しくリニューアルしたモデルはこちら)』を使って、くすんだヘッドライトを蘇らせてみました。
塗って黄ばみを落とすタイプの商品もありますが、有機溶剤が入っている場合はポリカーボネートが溶けて、白化・クラック・割れを起こす事があります。
そのため、今回はより安心で確実な研磨してコーティングする方法を選びました。
(※この記事は、2017年8月24日に公開した記事を2023年の最新情報に更新したものです。)
施工前のくすんだヘッドライト
作業前の車のヘッドライトはこんな感じ。ちなみに、車種はホンダのオデッセイ(LA-RA6)です。
光の具合でちょっと左のほうがくすみが大きいようにも見えますが、実際は両方とも見事にくすんでます。
人間でいうと白内障みたいなもんですかね。黄ばんでるので、古臭い感じがします。
左のライト。電球がちゃんと見えないほどくすみが激しい。
右のライト。先日、高速道路に乗った時の汚れがまだ付着してます。こちらも見事な黄ばみです。
用意したもの
ヘッドライトをキレイにする方法は色々ありますが、今回は一つのパッケージに必要なものが全部まとめられている『スマートシャイン ヘッドライトコート(販売終了→新しくリニューアルしたモデルはこちら)』を使います。
2023/4/26 追記:上記画像の商品は2021年4月ごろにリニューアルされてます。リニューアルの内容は最後に追記しております。
価格が安いピカールを使う方もいるようですが、ピカールには有機溶剤が入っているのでポリカーボネートが溶けて、白化・クラック・割れを起こす事があるので僕は使いません。そうなると車検も通らなくなりますからね。
ヘッドライトの黄ばみには、磨いて黄ばみをとってしっかりコーティングするのが基本です。
セット内容は以下の8点。
- 研磨ペーパー(耐水ペーパー2000番)2枚
- 研磨ペーパー(耐水ペーパー6000番)1枚
- 研磨パッド
- コート剤 A液(アクリル樹脂)
- コート剤 B液(硬化剤)
- 塗布具 2個
- マスキングテープ
- 使用説明書
これだけ入って1,500円以下でした。
ぱっと見、量が少ないように感じますが、研磨ペーパーやコート剤など、1回やるには十分な量でした(逆にちょっと余りました)。
使い切りタイプですね。僕みたいに個別で揃えるのが面倒な人には便利なパッケージです。
作業の流れ
全体の流れはとてもシンプルです。
- ヘッドライトの汚れを落とす
- ヘッドライトの周辺にマスキングテープをする
- ヘッドライトを磨く
- コーティングする
ヘッドライトの汚れを落とす
まずは、ヘッドライトについてる汚れ・ホコリをキレイに洗い流して、タオルで拭き取ります。
ヘッドライトの周辺にマスクキングテープを貼る
研磨する際にボディに傷がつかないように、ヘッドライトの周辺にマスキングテープを貼ります。
ぐるっと1周囲むように貼ります。研磨時に水を使うので、水がついても剥がれないようにしっかり貼り付けておきます。マスキングテープの分量は、左右のヘッドライトをぐるっと1周分とちょっと余るぐらいでした。
マスキングテープと一緒にヘッドライトをアップで撮ってみました。こうやって近くで見ると、黄ばみがすごいですね。
ヘッドライトを磨く
まずは、粗磨きとして2000番の研磨(耐水)ペーパーを使って磨きます。
研磨パッドに研磨ペーパーを巻き付け、水で濡らしながら磨きます。
黄ばんだカスがどんどん出てきます。これが黄色いくすみの原因です。水で流しながら磨くことを繰り返し、黄ばんだカスが出なくなってカスが白くなるまで磨きます。
仕上げ磨きとして、6000番の研磨(耐水)ペーパーで、こちらも水で濡らしながら磨きます。かなり目が細かいので、あまりカスは出てきません。仕上げなので丁寧にやっておきました。
磨き終わったヘッドライト。濡れてる時はすごくキレイですが、ちょっと乾燥すると全体的に白く曇った状態になります。白い曇りは、コート剤の塗布でキレイになるのでご心配なく。
軽く水洗いして、タオルで水分を取り乾燥させます。ここで、黄ばみや磨きムラがある場合は再度研磨してください。
コーティングする
コート剤AとBを混ぜて混合液を作ります。
コート剤AをBの容器に入れます。
混合液をA液が入っていた空の注入器に2mlとり、塗布具のガーゼ面に液をしみこませます(注入器にメモリがあるので分かりやすいです)。これを左右のヘッドライトにキレイに塗っていきます。
塗り方は説明書に書いてあるので、ちゃんと読んで塗りムラが出ないようにします。1度塗ったあと、約3分ほど乾燥させたら、もう一度コート剤を重ね塗りします。
素人なのでちゃんと塗れるか心配でしたが、特に気泡やムラが出ることもなく簡単にできました。
説明書には2回塗るように書かれてますが、コート剤がちょっと余ったので、もう一度重ね塗りしました。計3回、塗っておきました。
塗布後30分以上、自然乾燥させたらマスキングテープを剥がします。
ヘッドライトの下に貼ってたマスキングテープを剥がしたら、黄色いヘッドライトのカスが液体で残ってました。これもキレイに拭きあげて、作業は完了。
作業動画
作業時に撮影した動画を編集しました。
汚れの落ち具合とか動画でしか分からないこともあるので、合わせてどうぞ。
施工後のヘッドライト
おぉ!キレイ!キレイすぎる!!
黄色いくすみがすべてなくなり、ヘッドライトが蘇りました!
今回のセット内容は、全部キレイに使い切りました(マスキングテープはちょっと余ったのでとっておきました)。研磨パッドはまだ使えそうだったので、それ以外を箱ごとまとめてゴミ箱へポイ。
ヤッター!見違えるほどキレイになりました。まるで新品のようだ!
ちなみに、作業前のヘッドライトはこれでした。
なんか古〜い感じがしますね。マジでやってよかった。
まとめ
まるで新品かと思うほどの輝きを見ると、暑い中、汗びっしょりになりながらやった疲れも吹き飛びました。大満足の結果です。ずーっと黄色のくすみが気になってたので、かなりスッキリしました。
あとは、このコーティングがどれだけ持つかですね。説明書には、耐久1年と書かれてるので、ちょくちょくチェックしながら変化を見たいと思います。
3〜5年効果が持続するヘッドライトコーティング剤もあるので、またくすんできたらそれを試してみるつもり。
初めてやってみて、くすみの原因と取り方は理解できたので、今度曇ってきたら別の方法を試してみようかなと思ってます。
ヘッドライトの黄ばみでお困りの方、ぜひお試しください。
追記:一年後どうなったか検証してみた
1年経過後のヘッドライトがどうなってるのか確認してみました。
果たして、くすみ・黄ばみはどうなった?
【検証】ヘッドライトの黄ばみ(くすみ)を落として1年後。コーティングはどうなった?再発は?
スマートシャイン ヘッドライトコートがリニューアル
2021年4月ごろに商品がリニューアルされて、より簡単に施工できるようになりました。
前モデルから、『75mlで乗用車のライト3台分のレギュラー』と『25mlでライト1台分のミニ』に分かれました。
サンドペーパーなどは付属せず、タオルとクリーナー&コート剤が入ってます。
作業も簡単になって拭き上げるだけで完了します。
耐久性は6ヶ月です。
ただ、耐久性をもっと欲しいって方にはこちらがおすすめ。
『ヘッドライトコート剤 スマートシャイン ヘッドライトコートNEO W-225 強力コーティング 黄ばみ除去 UVカットポリマー採用』。耐久性はなんと2年!
クリーナーで磨いてコーティングし、強靭な被膜で紫外線からヘッドライトをより長く守ります。
セット内容はこちら。ヘッドライトクリーナー、コートA液とB液、塗布用スポンジ2個、マスキングテープ、マイクロファイバークロス、研磨ペーパー、使用説明書。
こちらの方がリニューアル前の製品に似てますね。
より長い耐久性を望むならヘッドライトコートNEO W-225がおすすめです。