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F1.8の18〜35mm通しは動画撮影には必須レンズ!
先日公開したロボット掃除機の「DEEBOT T10 OMNI」の動画。
僕が喋ってるところはR5で撮影しましたが、それ以外は全てEOS R10とSIGMA 18-35mm F1.8 DCで撮影しました。
今回、改めてきちんとSIGMA 18-35mm F1.8 DCを使ってみたんですが、やっぱりこのレンズ最高でした。素晴らしすぎます。標準ズームレンズはこれ1本あれば、高額なRFレンズは必要ないです。
海外の有名YouTuberのPeter McKinnonさんがレンズ入れ替え時に残してただけあります。
レンズ使いまくってるPeterが残すレンズ
いつもクオリティの高い動画や写真を撮影し続けているPeter Mckinnonさん。
彼がたくさんあるレンズを断捨離する時に残した6本のうちの1本が、SIGMA 18-35mm F1.8 DCです。
詳しくはこちらの動画をどうぞ。
▼ GETTING RID OF EVERYTHING
ちなみに、SIGMA 18-35mm F1.8 DCをCanonのRFマウントで使うにはEF-EOSRマウントアダプターが必要です。PeterさんはC500で使ってるようです。
この動画を見る前からSIGMA 18-35mm F1.8 DCを持ってたんですが、なぜこのレンズをそんなに重宝するのか、あまりピンときてませんでした。
それが、今回、動画撮影を何度も経験してきてから改めて使ってみると、このレンズの素晴らしさに改めて気がつくことができました。
写真と動画は明るさの調整方法が違う
動画撮影中に注意すべきなのがノイズ。
ノイズとは、ISO感度(読み方は「イソかんど」「アイエスオーかんど」どっちでも良いです)を上げすぎると、画質がざらついて見えるアレです。
特に暗い場所で撮影するときにISOを上げるとざらつきが目立つことが多いです。
どれぐらいのISO感度にするとノイズが出やすいかはカメラの性能によって異なります。センサーサイズだと、同じISO感度でもフルサイズよりAPS-Cセンサーのカメラの方がよりノイズが出やすいです。
写真だとノイズが出る場合は、ISO感度を下げる代わりにシャッタースピード、もしくはF値を調整すればノイズを減らせます。
一方、動画の場合はシャッタースピードはフレームレートの倍、例えば24Pの場合は1/50秒、30Pの場合は1/60秒が最適なシャッタースピードです。写真のように画質を明るくするために1/10とかにすると映像がブレブレになってしまいます。
このように動画撮影の場合はシャッタースピードはフレームレートの倍に固定するので、ISO感度を上げずに映像を明るくするにはF値で調整するしかないんです。
なので、動画撮影で使うレンズはよりF値が明るいレンズが求められるんです。
SIGMA 18-35mm F1.8 DC で撮影した映像
今回、EOS R10とSIGMA 18-35mm F1.8 DCの組み合わせで撮影した動画がこちら。
僕が喋ってるところ以外は全てこの組み合わせで撮影してます。
照明も使わずに暗い場所もかなり良い感じで撮影できました。
▼ 最高峰だけど低価格「DEEBOT T10 OMNI」ロボット掃除機といえば…時代はDEEBOT!
屋外だと明るいので特にレンズのF値は気にしなくても良いですが、自宅で撮影したのでF値が大きな暗いレンズだとISO感度を上げる必要が出てきます。そうなると映像にノイズが出てきます。
その点、SIGMAの18-35mmはF1.8と単焦点レンズ並みに明るいので、暗い場所でもISO400ぐらいまでで十分でした。
実際に撮影してみて、ちょっと暗いなと感じた時にF値をF1.8の解放まで持ってくるとググッと明るくなるのは本当に快適でした。
屋外でF1.8で使うならNDフィルターは必須
今回は室内で撮影しましたが、窓から明るい日差しが入ってきてるシーンはNDフィルターを使いました。
F値を上げれば適正な明るさに調整はできたんですが、せっかくなら明るい場所でもF1.8のボケた映像を撮影したい。
なので、室内ですが日差しが強いシーンはNDフィルターを付けて撮影しました。
使ってるNDフィルターは『NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO 1-5stops』を使ってます。
手持ちのレンズで一番大きなフィルター系に合わせて82mmを買ってます。色被りもなくかなり質の良いNDフィルターです。動画撮影では可変のほうが使いやすいので、ちょっと高額ではありますがこれを使ってます。
まとめ
EOS R10を買ってからもうすぐ4ヶ月。
サッカーなどのスポーツ撮影から今回のような動画撮影まで幅広く使えてます。
やっぱり、軽いのは神ですね。
今回紹介したSIGMA 18-35mmはちょっと長くて重いです。R5とかR3と一緒に使うとさらにずっしり感が増します。一方、R10だとレンズにおもちゃのカメラがくっついたような感じになるのでかなり軽快に使えます。
フォーカスリングとズームリングの滑らかさは、正直キヤノンのレンズより好きです。SIGMAレンズの質の高さはかなりのものですよ。使ったことがない方はぜひお試しください。インナーズームなのでジンバルにも向いてます。
R10で本格的な動画撮影にチャレンジしたい方にかなりおすすめできるレンズです。
もちろん、動画だけでなく写真でも素晴らしい作品が撮れますよ。