Amazon Music HDを外出先でも楽しめるDAP購入レビュー![ Hiby R6ProAL ]

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Amazon Music HDを外出先でも楽しめるDAP購入レビュー![ Hiby R6ProAL ]
ハイレゾ音源をいつでもどこでも楽しむために、DAPデビューしました
Amazon Music HDを使い始めて1ヶ月とちょっと(3ヶ月無料体験で申し込めたのであと2ヶ月ほど試せる)。
それまではSpotifyを使ってまして、操作感とか新しい曲を見つけるのが簡単(My Daily Mixがジャンルごとに出来るので好みの曲を見つけやすい)なので満足してました。
ところが、ちょっとお試し気分で使い始めたAmazon Music HDの音が予想以上に良い。24bit/192kHZのUltra HDの高音質を一度聴いたらSpotifyの音質には戻れません。
なので、最近はもうほとんどSpotifyは使わなくなりました
ただ、操作性とか使い勝手はSpotifyの方が圧倒的に優れてるので、もしSpotifyでハイレゾが聴けるようになったら無敵でしょう。Amazon Music HDの無料体験が終わる頃に、Spotifyは解約するかもしれません。
というわけで、寝る前の寝室や外出先でもハイレゾ音源を聴きたくなったので、人生初のDAP『Hiby R6ProAL』を買ってみました。
2019年11月に発売されたAndroid搭載の多機能DAPで、4.4mmのバランス接続にも対応してます。

Hiby MusicのR6ProALとは?

Hiby Music(ハイビーミュージック)は中国の新しいDAPメーカー。
自社でDAPを作る前は長年オーディオ機器のOEMを手掛けてたので実績は豊富です。初期Fiio DAPのインターフェースのほか、多くのオーディオメーカーのDAPを手掛けてます。
2018年8月に低価格モデルの「Hiby R3」、フルスペックの上級DAP「Hiby R6」が発売され、特にR6はGoogle Playストア対応のAndroid OSで無線LANやBluetoothに対応するなど、多機能DAPではあるもののコスパが高いため人気モデルになりました。
そのR6がステンレスボディになってマイナーチェンジされたのが「R6Pro」です。
D/AチップはESS 9028Q2Mで変更はありませんが後続回路が変更され、ヘッドホン出力が2倍になってます。ボディはステンレス仕様になり、バランス出力端子が2.2mmから4.4mmに変更されました。
長くなりましたが、僕が今回購入したのがそのR6Proのアルミ版『Hiby R6ProAL』です。
ステンレス版は重くて価格も高かったんですが、このアルミ版は軽くなって価格も下げられました。(軽いとはいえ、アルミなのでズシっとした重さはあります)
中身はほとんど同じですが、ステンレスとアルミで音の違いがあるようです。ただ、僕の耳だとその違いが分からないと思ったのでアルミ版を購入しました。
初めてのDAPなのでメジャーなSONYのDAPにしようかなとも思いました。
NW-A55やNW-A105など低価格モデルも検討したんですが、バッテリーが長持ちしないとかバランス接続できないとかディスプレイが小さいなど、使ってて不満に感じることが多いかなと。
買った後にまた別機種に買い替えることを考えたら、最初からある程度上位機種のDAPを買っておこうと思ったのが購入の理由です。

R6ProAL 開封レビュー

R6ProAL 開封レビュー
R6ProALのパッケージ。厚い紙でしっかり作られてて良かったんですが、蓋がキッチリはまりすぎててすごく開けにくかった
R6ProAL パッケージを開けた写真
R6ProAL本体が出てきました。固めのスポンジに守られてました。
R6ProAL パッケージ一覧
パッケージ一覧。スクリーン保護ガラスが2枚、簡易ケースが1つ、説明書類、SDカードを入れるトレイ用のピンプレス、USBケーブル、S/PDIFのケーブル、あとハイレゾマークのステッカーが入ってました。
スクリーン保護ガラス2枚
スクリーン保護ガラス。この中に2枚入ってましたが、基本的にスマホやタブレットなどの液晶保護フィルムは付けない派なので、今回は未使用です。
簡易ケース付き
TPU素材のような柔らかな簡易ケースも付属してます。ちょっと付けて使ってみましたが、裸で使った方が気持ちが良かったので、こちらも使ってません。
R6ProAL本体
R6ProAL本体。前面はガラスです。
主なスペックは以下の通り。

  • Android 8.1搭載でよりスムーズなHiFi音楽体験が可能に
  • 優れたサウンドを実現するために2つの高精度水晶発振器と新たに4つのMUSES8920を採用
  • Elna社製DuorexコンデンサとPanasonic社製POSCAPコンデンサにより2つのES9028Q2Mを電流出力モードで動作させ、強力な耐ノイズ性能を実現
  • 配線パターンを包括的にアップグレードすることで、比類のない高品質なサウンドに
  • Panasonic社製POSCAPコンデンサーによりESRを低くすることが可能となり電源ノイズの低下に繋がり、より純粋な音を実現
  • ELNA社製プロフェッショナルオーディオコンデンサーで、R6Proの出力に透き通った音質を提供
  • NIPPON DICS社製4.4mmバランス出力端子「Pentaconn」搭載で従来と比較して信頼性と耐久性が大幅に向上
  • 軽量なアルミニウム合金を採用しスタイリッシュで軽量なフレームに
  • 4000mAhのバッテリー内蔵で12時間(32Ω、シングルエンド)および8時間(32Ω、バランス)の再生時間を実現
  • QC3.0の急速充電をサポートし、60分で70%まで充電することが可能
  • 高度なデュアルバンド2.4G/5G WiFiを搭載
  • Bluetoothコーデックは、aptX、aptX HD、LDAC、HWAだけでなく、FLAC、WMA、WAV、Apple、LOSSLESS、DSF、DSDIFFなどの殆どのHi-Resロスレスフォーマットをサポート
  • DSD128/256、PCM最大384Khz/32bitをネイティブサポート、ほとんどの高解像度ロスレスフォーマットをサポート
  • 32GBの内蔵ストレージと拡張可能なmicroSDカードスロットを搭載
  • サイズは、120 × 67 × 15.7mm
  • 重さは285g

分からない単語が多いですが、本体を持った時のズシっとくる重さを感じた時に、これだけの技術が詰め込まれてるんだなと感じました。
R6ProALの背面
背面もガラスで覆われてます。
表と背面、ともにガラスなので指紋や皮脂はつきやすいですが、乾いた布で拭けばすぐきれいになります。
USB-C 端子
底面にはUSB-C端子。
上部にはヘッドホンジャック
上部にはヘッドホンジャックがあります。左から4.4mmバランス、3.5mmアンバランス、3.5mmラインアウト/SPDF。
右側面 電源ボタンと再生・早送り・巻き戻し
右側面。1番上(写真の右)が電源ボタンで、再生・巻き戻し・早送りボタンがあります。
ボタン類はすごく押しやすいんですが、早送りと巻き戻しのボタンが逆です。再生ボタンが「▶」と右を向いてるので、その右の「▶▶」が早送りだと思いますが、実際に押してみると巻き戻しになってます。
購入後、何度かファームウェアのアップデートがありましたが、2020年6月上旬のバージョンでも修正されてません。ま、もう慣れたんですけどね。
左側面 ボリュームの増減ボタンとSDカードのトレイ
左側面。ボリュームボタンとSDカードのトレイがあります。SDカードのトレイは付属のピンで開ける必要があるので、パソコンとファイルのやり取りをするときはUSB-Cケーブルを接続してやってます。

使い勝手と音質

電源オンオフは速いです
起動画面。電源のオンオフは意外と速いです。普段、iPhoneを使ってますが、iPhoneの再起動よりも全然速いです。
スマホやタブレットだけでなくパソコンもそうですが、何か動作がおかしいなと思ったら大抵のことは再起動で直ります。
なので、ちょっと調子が悪いなと思った時に再起動してるんですが、それがサクっと出来るのでストレスは少ないです。
ホーム画面にはアプリが2つ
Android端末はほとんど触ったことがないので、ほとんどカスタムしてません。
Google Play ストアからいろんなアプリをインストールできるんですが、音楽再生専用としてしか使ってないので、ホーム画面にはSpotifyとAmazon Music HDのアプリしか入れてません。
画面スクロールは、iPhoneのように滑らかサクサクとまではいきませんが、指で動かしても特にもたつくこともなく使い勝手は上々です。特に不満はありません。
SpotifyもAmazon Music HDともに、iPhoneアプリとほとんど使い方は同じなので、迷うこともないです。
iPhoneでAmazon Music HDを再生すると…
iPhoneでAmazon Music HDのハイレゾを再生した時の音質
曲自体は「24bit/192kHZ」の音源なのに、iPhoneの性能が「24bit/48kHZ」なので、iPhoneがボトルネックになることがあります。
その点、R6ProALだと…
R6ProALなら192kHZも余裕で再生
DSD128/256、PCM最大384Khz/32bitまでサポートしてるので、192kHZの音源は余裕です。外部DACなども使うことなく、Amazon Music HDを最高音質で聴くことができます。

肝心の音質は、当然ながらiPhoneに直接イヤホンを接続して聴くのとは比べ物にならないほど高音質です。解像感も違うし、音に余裕を感じます。
普段はiMac ProにオーディオインターフェースのArrowや、先日購入したZEN DACを接続してイヤホン・ヘッドホンで聴いてるんですが、R6ProALではそれらと遜色ない音質で音楽を楽しめます
普段はパソコンの前でしか味わえなかった高音質を、どこでも体験できるようになりました。
イヤホンはE5000をよく使ってます。ケーブルは4.4mmのバランスケーブルにリケーブルしました。
SE846も3.5mmアンバランスで使ってみたんですが、イヤホン自体の感度が高いため、ちょっとボリュームを上げるとすぐ爆音になってしまいました。
ちょっと鳴らしにくいE5000ぐらいがちょうどいいみたいですね。出力が高いので、大型ヘッドホンでも難なく鳴らしてくれます。
不満点としては、たまにWi-Fiの繋がりが悪くなることがあります。なので、音楽はダウンロードしてオフラインでも聴けるようにしてます。これなら電波状況が悪くても関係ありません。
その他、

  • 動作が安定していてフリーズやクラッシュしない
  • 操作が簡単で分かりやすい
  • バッテリーの充電が速い
  • ノイズが乗らない

など、初めてのAndroid端末でしたが迷うことなく快適に使えるのは良かった。
買ってからしばらくは外出規制があったので出かけられませんでしたが、もうしばらくしたらいろんなところに持っていって音楽を楽しもうと思います。
これからますますAmazon Music HDが手放せなくなりそうです。
あと、DSD128/256、PCM最大384Khz/32bitに対応してるので、最高音質の曲も買って試してみたいと思います。

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