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コスパ最強のGODOX SL60Wからの買い替えに最適なAmaran 100D/200D
今回は動画撮影時に使っているLED照明のご紹介です。
今までは、1万6千円で買える超コスパのいいGodox SL60Wを使ってたんですが、2年間使っててもうちょっと光が欲しいなぁと感じる場面がちょくちょく発生してました。
そう感じてたところ、2020年12月にAputureからコスパの高いAmaranシリーズが発売開始されてずーっと気になってました。
AputureはAmaranシリーズで低価格ビデオライト市場のシェア獲得に動き出した?
Amaranシリーズは4機種のラインナップで、100Dと200Dはデイライト。100xと200xはバイカラーです。バイカラーの方が5千円ほど高くなってます。
Aputure 120D mark2などのライトストームシリーズとの違いは、Amaranシリーズには大きなコントロールユニットが付属せず電源供給はコンセントのみ。ヨークの代わりにマウントが組み込まれ、全体的にちょっと質感がチープになってます。持ち運び用のケースも付属してません。
その代わり、軽くてコンパクトになってるのはうれしいポイントの一つです。
さらに嬉しかったのがその価格帯。本体の剛性感や機能がいくつか削られているとはいえ、ここ数年、コスパの高い照明機材ブランドとして確固たる地位を築いてきたGODOXと同等のレベルまで価格が抑えられてるのには驚きました。
Amaranシリーズで一番安い100Dが約2万7千円、200Dは3万8千円前後で販売されてます。
SL60Wの次に明るいSL150WIIが4万円前後で販売されてるのを考えると、今まで高級志向が強かったAputureですが、どうやら安いビデオライト市場のシェア獲得に動き出したのは間違いなさそうですね。
10万円の120D II、15万円の300D IIより明るい!
1月ごろからYouTubeで海外の方のレビュー動画がちらほら出てきてたので、食い入るように情報収集してました。
その中で、DSLR Video Shooterさんという方の動画に衝撃を受けました。
その動画がこちら。
▼ This $200 Video Light is Incredible! (Aputure 100D/200D Review)
この動画によると、200Dは同じAputureの海外のユーチューバーさんがこぞって使ってる10万円ぐらいの120D mark2、さらには15万円ぐらいの300d mark2よりも明るいということなので、思わずAmaran 200Dを買ってしまいました。
本当は2万5千円ぐらいで買える100Dと迷ったんですが、SL60Wもあるし、せっかくならより明るい200Dにしようかなと。ちなみに、100Dでも120D mark2より明るいらしいです。
ただ、200Dは100Dに比べてファンノイズが大きいらしくてちょっと買うのに躊躇しましたが、カーティスジャッドさんの動画のコメント欄に更新情報が掲載されてまして、それによると2021年1月18日のファームウェアップデートによりファンの回転数が下がり、ノイズの少ない常時運転が可能になったとのことなので、ひとまず安心して買ってみました。
Amaran 200D 開封レビュー
今回はAmazonで購入しました。特に不具合もなく正常動作してます。
Amaranシリーズにはケースは付属しません。持ち運ぶことを考えてる場合は、このパッケージに入れるか別途ケースを用意する必要があります。ただ、すごくコンパクトなのでちょっと大きめなカメラバッグにも普通に入ります。
Amaran 200Dのコンセントは3Pタイプだったので、別途3ピン→2ピンのアダプタを購入しました。
Amaran 200Dの本体。すごくコンパクトで軽いです。全体的にほんの少しチープさは感じますが、意外と細部までしっかり作り込まれている印象です。
背面のボタンもすごくシンプル。明るさ調整ノブとBluetoothリセットボタンと電源ボタンの3つのみ。
明るさ変更やフラッシュなどの機能はSidus Linkアプリで行います。
マウントの横にはアンブレラを挿し込む穴も装備。なかなか便利です。
Amaran 200D ファームウェアアップデート後のファンノイズ
早速ファームウェアアップデートを試してみました。
1.0 0.0 2.27 → 1.2 0.0 2.27
へのアップデートです。iPhoneにインストールしたSidus Linkアプリで行いました。
その様子を動画にしてYouTubeにアップしました。ファンノイズのほか、Godox SL60Wとの明るさ・消費電力の比較も一緒にまとめてます。
▼ 2021年おすすめのビデオ撮影用LEDライトAputure Amaran100d/200d!SL60Wから買い替え&明るさ比較 Fan noise after firmware update
結果的にファンの音は安定したものの、どうも常時100%のパワーでファンが回ってるようで、正直静かとは言えない感じになりました。
ファームウェアアップデート画面に、「ファンモードが追加された」とあったので、iPhoneのSidus Linkをくまなく見たんですが、それらしいものは見つけられず。
よくよく調べてみると…
ファンモードの追加はAndroid版のみのようで、iOS版での対応は2021年3月にリリースされるとのこと。
Android版Sidus Linkで「Smart」に切り替えた結果
しばらくはこのまま使っておきます…というところで動画は終わってますが、その後、うちにはHiby R6ProALというAndroidのDAPがあるじゃないかということに気がつきまして、早速アップデートしてみました。
確かにAndroid版にはファンモードが追加されてまして、「Medium」→「Smart」に切り替えたところ、ファンの回転数が劇的に抑えれらるようになりました。
ファン全体のノイズも大幅に減ったのは良かったんですが、ただ、小さく「コーーー」という動作音が34dbぐらいの音で聞こえます。
ほとんど気にならないレベルなのでこれで良しとしますが、ファンノイズが少しでも気になる方は100Dをおすすめします。100Dは120D mark2と同じぐらい静かで、なおかつ明るさは120D mark2以上なので100Dの方が良いかも。
僕もSL60Wを持ってなかったら間違いなく100Dを買ってました。
3月にiOS版がアップデートされたらその結果を動画にアップする予定ですが、どうも再生数が伸びないようなので、もしかしたらブログでレビューしてそれを動画の概要欄やコメントに掲載するだけにするかもしれません。
Godox SL60W vs Amaran 200D 消費電力と明るさ比較
動画レビューでもまとめてますが、ブログでもSL60Wと200Dの違いをご紹介しておきます。
ソフトボックスはAputure Light Dome Mini IIで、距離1mのところで照度計を使って明るさを測定しました。
同時に、ポータブル電源のPowerStudioに接続して、消費電力も測定してます。
その結果がこちら。
明るさを100%にした時の消費電力と明るさです。動画内では10%から100%までを10%刻みで紹介してます。
Godox SL60W | Amaran 200D | |
消費電力 | 78W | 208W |
明るさ | 2140Lux | 5360Lux |
200Dは省電力も大きいですが、同時に明るさもすばらしいですね。ソフトボックスを装着した状態で1m離れても5000Luxを軽く超えてます。
Godox SL60Wも明るいなとは思ってましたが、まさか倍以上の違いになるとは予想外でした。確かに200Dを100%にした時の明るさはものすごいです。これなら昼間の日差しを簡単に演出することも可能です。
200Dだと完全に白飛びしてしまいました。なので、普段の撮影では50〜60%で使ってます。
ただ、ちょっと暗い場所での撮影時にはこの200Dが大きな威力を発揮してくれます。使うのが楽しみです。もう照明を買い換えようとか悩むことが無くなりそう。
今までは動画用のコスパ最強LED照明はGodox SL60Wでしたが、2021年からはAputureのAmaran 100Dの時代が来そうな予感。
僕のようにSL60Wからのステップアップを考えてる人には200Dがおすすめです。