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写真や動画撮影にとても大切なのが光。
被写体を照らす十分な光がないと、当然ながら被写体が暗くなってしまいます。
照明機材がない場合、被写体を明るく撮影するためにはカメラの「絞り値を小さくする」「シャッタースピードを遅くする」、さらには「ISO感度を上げる」という方法があります。
ただ、
「カメラの絞り値を小さく」するにはF値が小さい高価なレンズが必要。
「シャッタースピードを遅く」するとブレが発生する。
「ISO感度」を上げるとノイズが発生する。
という問題が出てきます。これらの問題を解決するには高いカメラやレンズを買えば、ある程度解消できますが、そうなると数十万円の予算が必要です。そのほかの方法としては、とても明るい自然光=太陽光の下で撮影する、という方法も…。
ただ、普段は部屋の中で物撮りやYouTubeの動画を撮ってるので、外で撮影するのはちょっと現実的じゃありません。
というわけで、太陽光ほど明るくないですが、それでも十分すぎるほどの光量を誇る、4100LUXの定常光LEDライト『Godox SL60W』を買ってみました。
Aputureより5万円以上も安いGodox SL60W
購入前に色々調べて最初に見つけたのが『Aputure 120D』。(後継機のmark2も発売中ですが、さらに高価…)
海外のYouTuberさんの間で大絶賛されている定常光のLEDライトです。ただ、価格がむちゃくちゃ高い。Amazonでの販売価格は約7万円。
さすがにそんなに高いライトは買えないなぁとさらに調べてみると、僕もストロボを2つ持ってるGodoxというメーカーのSL60WというLEDライトを発見。こちらの価格は1万6千円ほど。
海外のYouTuberさんがAputure 120Dとの比較動画をアップされてます。
▼ Aputure 120t vs Godox SL60w – LED video light showdown and review
さすがに価格差が5万円以上あるので、ファンがちょっとうるさいとか、リモコンで100%にするのに時間がかかるとか、リモコンと本体の明るさ調整がリンクしてないとか、劣る点もたくさんありますが、「明るく照らす」という点では見劣りしてません。
というわけで、Godoxというメーカーについてはストロボを使ってるので、安くていいメーカーというのは分かってるので、特に心配もせずに買ってみました。
純正ストロボを売って価格1/5の『Godox TT600』買ってみたレビュー スペックは予想以上!
Godox SL60W 中国から届いた!
今回はAmazonで購入したんですが、中国からの発送だったので届くまで半月ほどかかりました。
テープでぐるぐる巻きにされたダンボールが届きました。
ガムテープを剥がすと、中の箱にはSL60Wのシールが貼ってありました。Godox=神牛ですね。
ダンボールを開けるとこんな感じに入ってました。
パッケージ一覧。スタンダードリフレクター、本体とランプカバー、説明書類、リモコン、電源コード。
電源コードのコンセントは2Pタイプの日本仕様でした。2P→3Pの変換が必要かなと思ってたんですが、前もって買っておかなくて良かった。
ライトの操作パネル。LCDパネルとセットダイヤルや電源ボタン、コンセントの差し込み口もあります。
右側にあるのは大きなアジャストハンドル。ライトのすぐ下にはアンブレラの差し込み穴もあります。
ライトスタンドのスピゴットを差し込んでネジ止めして固定します。
LEDライト部分とヒートシンク。
右がスタンダードリフレクター。左がランプカバー。
ランプカバーの内側にはヒートシンクに当たった時の傷がついてました。まぁ、ほとんど使わないのでそんなに気にはなりません。
リフレクターには特に目立った傷はなし。
横にあるレバーでリフレクターやランプカバーの着脱を行います。標準Bowensのマウントなので、いろんなアクセサリーとの互換性があります。
リフレクターを装着。
全体的に作りはかなりしっかりしてます。なかなかいい感じですよ。
リモコンは単4電池を2本使います。
リモコンでは明るさの調整とスイッチのオンオフができます。
ただ、リモコンでスイッチをオフにしても本体のファンは止まりません。待機状態でちょっと勢いは弱くなって音も静かになりますが、撮影終了時には主電源をオフにします。
本体のLCDパネル。とても明るくて見やすいです。温度表示もあります。1時間ほど100%でつけっぱなしにしても、45度ぐらいまでしか上がりませんでした。
実際に撮影で使ってみた
リフレクターを付けて、実際に使ってみました。色温度は5600Kです。
物撮りするときは直でライトを当てると光がきついので、トレーシングペーパーを3枚ほど付けて撮影しました。
これで光が柔らかくなります。
ライト直当て。トレーシングペーパーがないと、光が直であたり影がハッキリと映ります。
トレーシングペーパーを3枚付けると、同じ光量だと若干暗くなりますが、光が拡散して柔らかくなります。影を見ると一目瞭然ですね。
使ってみた感想まとめ
購入前に気になってたファンの音の大きさ。
初めてスイッチを入れた時の感想は「おぉ、こんなもんなら大丈夫そうだな。」でした。
確かにファンは常に回ってますが、50cmほど離れると動画撮影時にも音は拾わなくなるので、問題はなさそう。ちょっと音が入っても、編集時にノイズリダクションすればいいし。
100%時の光量が、1mで4100LUX(4500ルーメン)はやっぱり相当明るいです。
一般的な60W形のLED電球が810ルーメンなので、その約5倍ほどの明かるさです。
これだけ明るければ、ノイズが増える原因にもなるISO感度を上げなくてもいいし、シャッタースピードも常時1/125でいけるから手ブレもなし、高価な明るいレンズも必要なし。
これで1万6千円(購入時の価格)は安いですよ。
動画撮影、写真撮影、ともに使える便利な明るいLEDレンズです。
これまでは写真撮影時にはストロボを使ってましたが、これなら定常光ライティングも可能です。
気になる点といえば、あまり商品が出回っていないこと。僕が購入したAmazonでも、商品があったりなかったりと供給が不安定です。
気になる方はAmazonだけでなく楽天市場でも探してみるといいかも。
つづき:ファンを静音化しました
作動時のファンの音が気になったので、静音化してみました。