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約5年ぶりにSony買ったけどCanon負けてるわ
ソニーのカメラはα6600以来ぶり。もう5年以上ソニーから離れてましたが、2024年8月2日に発売された『ZV-E10II(m2)』を調べれば調べるほど良いカメラだなーと感じることが多かったので、思い切って買ってみることにしました。
ZV-E10IIには、動画特化型カメラのFX30と同じセンサーと同じプロセッサーが搭載されているので、FX30と同じ画質が得られるのも購入した理由の一つです。
普段は、Canonのカメラ(EOS R3 / R5 C)の2台を仕事で使ってまして(趣味カメラ寄りの仕事カメラとしてGFX100SIIも導入済み)、画質的にはなんの不満もないんですが、カメラが大きいので軽く撮影したい時のフットワークが悪かった。
特に、R5 Cはバッテリーの持ちが悪いので常にVバッテリーが必須です。なので、重量的にもしんどかった。
もっと気軽に持ち出して撮影できるカメラを探してた時にちょうど発売されたので飛びついたというわけです。
動画レビュー
YouTubeにファーストインプレッションの動画をアップしています。
- 00:00 ZV-E10II開封&同梱物
- 04:37 電源オン
- 04:58 シャッター音&第1印象
- 05:33 購入した理由
- 08:11 α6700と迷った
- 10:19 R5 Mark II 買うの?
- 12:49 クリエイティブルックSH
ZV-E10II vs α6700 vs X-S20 スペック比較
ZV-E10IIと購入を迷ったのがSony α6700。
また、以前使ってたX-S20もすごくコンパクトで良いカメラだったので、それも一緒にスペックの比較表をまとめてみました。
ZV-E10 II | α6700 | X-S20 | |
---|---|---|---|
有効画素数 | 2600万画素 | 2600万画素 | 2610万画素 |
撮像素子 | APS-C 23.3mm×15.5mm Exmor R CMOS |
APS-C 23.3mm×15.5mm Exmor R CMOS |
APS-C 23.5mm×15.6mm X-Trans CMOS4 |
記録画素数 | 3:2 6192×4128 | 3:2 6192×4128 | 3:2 6240×4160 |
シャッター方式 | 電子 | メカ&電子 | メカ&電子 |
シャッター速度 | 電子:1/8000-30秒 | メカ:1/4000-30秒 電子:1/8000-30秒 |
メカ:1/4000-15分 電子:1/32000-15分 |
フラッシュ同調 | 1/30秒 | 1/160秒 | 1/180秒 |
被写体検出 | 人物/動物/鳥 | 人物/動物/鳥/車 昆虫/飛行機/列車 |
人物/動物/鳥/車 バイク&自転車/飛行機/電車 |
連写撮影 | 約11コマ/秒 | 約11コマ/秒 (メカ&電子) |
約30コマ/秒 (電子、1.25Xクロップ時) 約8コマ/秒(メカ) |
動画記録画素数 | 4K 59.94p (6Kオーバーサンプリングあり) |
4K 59.94p (6Kオーバーサンプリングあり) |
6.2K 29.97p 4K 59.94p |
ハイフレームレート | フルHD 120p | 4K 120p | フルHD 240p |
ログ撮影 | S-Log3 | S-Log3 | F-log/FLog2 |
ファインダー | 非搭載 | 0.39型有機EL 約236万ドット 倍率0.70倍 |
0.39型有機EL 約236万ドット 倍率0.62倍 |
液晶モニター | 3.0型バリアングル 約104万ドット |
3.0型バリアングル 約104万ドット |
3.0型バリアングル 約184万ドット |
手ぶれ補正 | 非搭載 (レンズ側で対応) |
5軸5段 | 5軸7段 |
防塵防滴 | なし | あり | なし |
内蔵フラッシュ | なし | なし | あり |
スロット | SD(UHS-I/II対応)×1 | SD(UHS-I/II対応)×1 | SD(UHS-I/II対応)×1 |
バッテリー | NP-FZ100 | NP-FZ100 | NP-W235 |
USB充電と給電 | 充電○ 給電○ | 充電○ 給電○ | 充電○ 給電○ |
サイズ | 幅x高さx奥行き 114.8×67.5×54.2mm |
幅x高さx奥行き 122x69x75.1mm |
幅x高さx奥行き 127.7×85.1×65.4mm |
重さ | 約377g (バッテリーとSD含む) |
約493g (バッテリーとSD含む) |
約491g (バッテリーとSD含む) |
ZV-E10IIは主に動画メインで導入しましたが、メカシャッターは非搭載ではあるものの電子シャッターのフィーリングやシャッター音も悪くないので写真機としても普通に使えます。ただ、ローリングシャッターは発生する(FX30と同じ)のでカメラを左右に激しく動かして撮影するような用途には不向きです。これは写真でも動画も同じ。
あと、フラッシュ同調も1/30と遅いのでストロボ撮影もできないことはないですが向いてないです。写真も撮りたい人はα6700とかX-S20が良いと思います。
気になる画質は、前モデルのZV-E10からセンサーと画像処理エンジンが換装され、基本性能が大幅に向上してます。実際に撮影した絵を見てみましたが、キットレンズでも普通に良い感じの画質で撮影されてたので安心しました。バッテリーもZバッテリーになって使用可能時間も大幅に増えましたのでこれも嬉しいポイント。
放熱対策もしっかりできているようで、35度以上の暑い場所でも4K60Pでも30分以上は撮影できるようです。4K24pの場合はバッテリーがなくなるまで撮影可能です。個人的には24pしか使わないので熱対策も心配なし。
ただ、FX30の廉価版、もしくはα6700から写真機能を削ったモデルとして考えると、4K120Pが非搭載だったのはちょっと残念ポイントでした。
ZV-E10m2に期待していること
このカメラに期待してるのが、なんといってもソニーのカラーサイエンス。上記画像は、動画レビューの最後で紹介しているテスト撮影の模様。クリエイティブルックのSHを使って撮影しています。
これが実に良い色。今まではログ撮影してカラーグレーディングして好みの色を出すようにしてましたが、このクリエイティブルックの簡単で綺麗な色合いにできるのが非常に楽しい。
さらに、「商品レビューモード」や「縦動画モード」もあるので、YouTubeように動画を作ってる人にはかなりグッとくる機能が満載です。AFも早くて認識力も高くて問題なし。
Canon 負けてるわ
約5年ぶりにSonyのカメラ買ってみましたが、このVlogカメラのジャンルではCanonは負けてるなーと実感しました。
EOS R10のボディは11万円ぐらいで購入できますが、どうしてもCanonさんは“写真もしっかり撮影できるカメラ”を作りたがるので、この動画特化型のレンズ交換式カメラのジャンルが弱いんですよね。
10万円台で買えるシネマラインの動画特化版カメラ、出してくれないかな。
しばらくZV-E10IIを使いまくって、もしかなり気に入れば(まだ1週間も経ってないけどかなり好印象)、動画カメラはSonyに移行する日が来るかもしれません。
ZV-E10 II パワーズームレンズキット