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発表直後から良い意味でも悪い意味でも話題になってたパナソニックのミラーレスカメラ『LUMIX S9』。
「デザインに萌える」という良い反応がある反面、「メカシャッター非搭載なのに写真優先のカメラ?」「4K動画の連続撮影が15分?」という機能面への不満がまず噴出。
さらには、Webサイトの作り込みからターゲットは初心者向けであるにも関わらず、ホットシューも非搭載で、これを最初に購入したカメラ初心者が、撮影する楽しみを覚えて次のレベル(ストロボ使って写真撮るとか)のことをやりたくなってもできない=初心者にはお勧めできないカメラ、という意見も出回り、カメラ系YouTuber界隈でも賛否両論のカメラとなってました。
そこに追い討ちをかけたのが「ストックフォト問題」。
なんと、S9の公式サイトで使われている写真が、S9で撮影されたものではなくストックフォトサービス(有料画像素材サイト)から購入して利用許諾を得た画像が使われていたことが判明しました。
公式サイトで使われてたストックフォト
実際に使われていたストックフォトがこちら。現在はすでに写真は削除されています。
S9のAFに使われていたこちらの犬の画像。これをみたら、誰でもS9の動物認識AFを使って撮影したものだと思うはず。
ところが、シャッターストックで販売されている「遊び好きな幸せなジャック・ラッセル・テリアの愛犬」写真でした。
このページのほか、像面位相差AF・動物認識AF・リアルタイムLUT機能など、複数のページで使われている写真がストックフォトサービスのものだったことが判明しています。
パナソニックが謝罪文を掲載
このストックフォト問題がSNSなどで話題になると、パナソニックが正式に謝罪の文面を発表。
商品WEBサイトにてストックフォトサービスから利用許諾を得た画像を部分的に利用していたと説明されています。
その後、S9の公式サイトを確認すると、上記ストックフォトサービスの素材写真はほぼ全て削除されています。
これで一件落着かと思ったら…
S9のフォトスタイルのページ。写真は素材集ではなくなりましたが、「※この写真はLUMIX S5で撮影したものです。」と別のカメラで撮影したものが掲載されてます。
全ページを一通り見て回りましたが、ほぼLUMIXの他のカメラで撮影されたものばかりで、S9の作例はほぼ見つけることができませんでした。
S9以外のページではまだ素材が使われている
この記事を書いている2024年5月29日の12時現在、S9以外の別の商品のサイトではまだストックフォトの写真が多数確認できます。
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.のページに使われているこの花の写真。
海外のalamyというストックフォトサービスで販売されている「Flower with water drops rain」という写真でした。
さらには…
LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.のページに使われいる、この右のストリート写真。
これもシャッターストックで販売されている「Old style street signs at corner in Frankfurt, Germany.」というドイツの写真でした。
おそらく、これらの写真も今後差し替えられて、LUMIXのサイトで使われている写真は総とっかえになると思います。Web担当者の方は大変でしょうが、上の指示に従って黙々と作業してください。
WEBサイトは散々だったけどカメラの性能は別
今回のストックフォト問題で、予約開始前に味噌を付けられたLUMIX S9。
予約状況にどう影響するかは不明ですが、商品自体はとても良い性能のカメラだと思います。
約486g(バッテリー、SDメモリーカードを含む)という軽さと、ライカのような箱型のコンパクトなデザイン。LUMIX Sシリーズでは最小・最軽量ボディを実現したフルサイズのミラーレスカメラです。
さらにリアルタイムLUT機能で、より萌え感のあるクリエイティブな撮影が簡単にできますし、上位モデルのS5IIの基本性能を継承している点も良いですね。特に手ぶれ補正が優秀なので、暗い場所での撮影にも適したカメラです。
興味がある方はどんどん買っちゃってください。
僕はというと、同じ時期に発表されたライカのD-lux8が気になってます。こっちはEVF搭載で老眼でも快適に撮影ができそうなので。
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