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コンパクトで低価格!YAS-109は初めてのサウンドバーにぴったり!
人生で初めてサウンドバーを買ってみました。
これまでずーっとテレビのショボいスピーカーで満足してたのに、急に買う気になったのは先日レビューしたハイセンスのハイスペックサウンドバーのおかげ。
もうテレビのスピーカーには戻れない!サウンドバー&ドルビーアトモスが凄すぎた!
あまりにも感動したのでお借りしたHS512を買おうかなと思ったんですが、いろいろ考えてみると正直うちには過剰スペックでした。
テレビはリビングにしかなく、子どもがゲームでも使ってるので映画やドラマを楽しむのはみんなが寝静まった21〜22時以降のみ。なので、爆音で映画を楽しむことはほとんど無理です。
かといって土日の昼間にはリビングには誰かしらがいるので、そこで最大出力380Wのサウンドバーを好きなだけ楽しむなんてことも現実的ではありません。
ただ、
普段見るテレビはもうちょっといい音で聴きたい
というのは初めてサウンドバーを使ってみてからずーっと思ってました。
というわけで、Amazonや価格.comで調べてかなり評判の高いヤマハのサウンドバー『YAS-109』を買ってみました。
YAS-109はこんな人におすすめのサウンドバー
色々と購入前に調べてヤマハのサウンドバーに絞ったんですが、2017年7月に発売された『YAS-107』、2018年7月に発売された『YAS-108』ともに、まだまだ人気。
ただYAS-107はもうあまり売ってないのでYAS-108にしようかとも思ったんですが、2019年7月に発売された『YAS-109』は「YAS-108と比べ、中低音域のつながりがよくボーカルやセリフがクリアに聞こえるようになりました。」とのことなので新しいYAS-109に決めました。
あと、109からはAmazonのアレクサにも対応してます。僕はFire TV Cubeを使ってるので両方に声で指示すると訳が分からなくなるので、109のマイクはオフにして使ってます。
実際に半月ほど使ってみた感想から、YAS-109はどんな人におすすめできるのかというと…
- テレビの音質をもっと良くしたい
- 声をもっと聴きやすくしたい
- できるだけコストは抑えたい
- コンパクトで軽いものがいい
- 面倒なセッティングがイヤ
特に、「クリアボイス」を音にすることで声が格段に聴こえやすくなりました。
詳しくは後述しますが、設置場所は壁掛けもしくは僕が今回やったようにテレビの上に設置するのがベストです。
テレビの前に置くとスピーカーが上に向いてしまうので、せっかくの聴こえやすさが半減してしまいます。
サウンドバー YAS-109 開封レビュー
『YAMAHA YAS-109』のパッケージ。
ダンボール開封!
パッケージ一覧。スピーカー本体、スタートアップガイドや保証書など、電源コード、リモコン、光デジタルケーブル。
HDMIケーブルは付属してないので別途用意します。
壁掛けする際の取付用テンプレートも付属してます。
スピーカーユニットはフロント左右に5.5cmコーン型が2個、2.5cmドーム型ツイーターが2個。
実用最大出力はサウンドバーが30W×2、サブウーファーは60Wです。
サイズは、横幅890×高さ53×奥行131mm。重さは3.4kg。
ディスプレイ部分。
左上にYAMAHAのロゴ。
内臓サブウーファー。自然な低音!すごくちょうどいい感じで気に入ってます。
背面。滑り止めのゴムが左右に2個ずつと中央に1個。
中央左にAC電源入力端子、右に端子類がまとまってます。
滑り止めのゴム。右の鍵穴みたいなのは壁掛け時に使う穴です。
AC電源入力端子。
左から、サブウーファー端子、ネットワーク端子(有線LAN)、テレビ入力端子(ARC非対応テレビを接続する時に使用)、USB端子(ファームウェアアップデート用) 、HDMI IN 端子、HDMI OUT(ARC)端子。
ARC対応テレビとの接続方法
今回は、ARCに対応したハイセンスの50インチテレビ50A6800と接続します。
テレビ背面のHDMI入力(ARC対応)端子にHDMIケーブルを接続。
YAS-109のHDMI OUT(ARC)端子に接続し、電源ケーブルをコンセントに繋げば接続完了。すごく簡単です。
ARC対応なので、テレビのリモコンでサウンドバーの音量を調整したり、テレビの電源オンオフに連動してYAS-109も電源オンオフできます。
いちいちYAS-109のリモンコンを使わなくていいのですごく便利です。
YAS-109を使い始める前の設定
接続が完了したら、今度はサウンドバーを使い始める前の設定です。
まずはサウンドバーのファームウェアを最新のものにアップデートします。
アップデートは専用アプリ「Sound Bar Controller」か、USBメモリを使ってアップデートができます。
今回はiPhoneに専用アプリ「Sound Bar Controller」をインストールしてアップデートしました。
特に難しいことはありません。アプリをダウンロードして画面の指示に従うだけですぐ終わりました。
「Sound Bar Controller」では、サウンドバー情報の確認だけでなく、音量・サブウーファー音量のほか、3Dサラウンド、サウンドプログラムの選択、クリアボイス、バスエクステンションの設定ができます。
リモコンが手元にない時はスマホで設定できるので重宝してます。
テレビの電源オンに連動しない?
最初に使い始めた時に、テレビの電源オフには連動するけど電源オンに連動しなくて焦りました。
テレビの電源をオンにするとサウンドバーからじゃなくてテレビのスピーカーから音が出るんです。
こりゃ失敗したかなと思ったら、ちゃんと設定がありました。
テレビの設定から「外部入力・HDMI連動設定」を確認します。
「電源オン時優先スピーカー」が「テレビスピーカー」になってました。
これを「サウンドシステム」にしたら普通にテレビの電源オンオフに連動するようになりました。
しかも起動が速い!!
リモコンでテレビの電源オンすると、テレビが点くのとほぼ同じタイミングで音が出るんです!
ハイセンスのHS512の時は20秒ほどかかってたので、このキビキビ感はうれしい。
音がこもってる?聴こえにくい?使い始めて感じた3つのこと
初期設定で何もいじらずに使いはじめて感じたのが、
- 低音がちょっと強い
- 人の声が聞きにくい
- 音がこもってる
という3点。
1点目の低音がちょっと強いというのは、2の声が聞こえにくいにも関係してるんですが、どうも人の声がはっきり聴こえない。
あと、3点目の音がこもってるは、料理のシーンで熱々のフライパンでジューッと焼いてる高音があまり聴こえないことがありました。テレビのスピーカーの方がクリアに聴こえるぐらい。
これじゃサウンドバー買った意味ないじゃないかと色々いじってると、
- 3Dサウンド
- クリアボイス
- バスエクステンション
この3つの設定で音質がガラッと変わることが判明。
色々試した結果、テレビを観るときは、
- 3Dサラウンド:オフ
- クリアボイス:オン
- バスエクステンション:オフ
クリアボイス以外はオフにして使ってます。
これで音が変にこもって聴こえることなく、人の声だけでなく高音から低音までキレイに聴こえるようになりました。
あと、バスエクステンションは低音が強くなりすぎるのでオフにしてます。
映画やドラマを見るときは、3Dサラウンドをオンにして観るようにしてます。
YAS-109はバーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応し、前方・左右・後方に加え、高さ方向の音場もバーチャルで再現する3Dサラウンドモードを搭載してます。
これにより、映像と音声との一体感が向上し、前後・左右の広がりに加え、上方から包まれるような音の広がりが感じられるようになることで、映像・音楽の世界への没入感が向上します。
もっといい音にするためにテレビの上に設置
上記設定でテレビスピーカーとは比べ物にならないくらい良い音になったので、もう良いかなと思ってたんですが、たまにテレビのすぐ前を歩いた時にスピーカーの音がよりクリアに聴こえることを発見。
スピーカーは赤矢印のように上を向いているので当然ですね。
試しに、スピーカーを正面側にちょっと斜めにしてみると、音の聴こえ方が全く違う。
というわけで、壁に設置用かなとも思いましたが、壁に穴を開けるのはちょっと気が引けたので、テレビの上に設置してみることにしました。
あと、現在のステータスを表示するディスプレイも上を向いてるから見にくかった。
リモコンで3Dサウンドをオンオフにすることが多いんですが、いちいち立ち上がって確認してました。
サウンドバーをテレビの上に正面に向くように設置すれば、この問題も解決します。
テレビの上にマウントするために用意したもの
近所のホームセンターで、フラットバーとネジを購入。
テレビへのマウントキットはAmazonでサウンドバーのマウントキットがいくつも販売されてますが、4,000円ほどするので自分で用意することにしました。
フラットバーは300mmが2本、600mmが2本。
サウンドバーに固定するネジはM5の10mm、フラットバーとテレビを固定するネジはM6の12mmです。
これだけ揃えて1,300円ほどでした。
サウンドバーをテレビの上に固定する方法
サウンドバーの壁取付用の穴にナットを入れます。
固定するときはこのナットの上部分が下になるので、ネジがちゃんと固定されてないとガタンと落ちてくる可能性があります。
なので、この隙間にティッシュをぎっちり詰めてナットがずれないように固定しておきました。
300mmのフラットバーを固定します。この穴は深さが10mmほどしかないので、長さ10mmのM5ネジを使いました。
テレビ背面の壁固定用のネジ穴に600mmのフラットバーを固定します。ネジは左右にブレないように1本を2箇所でネジ止めします。
テレビはケーブルで固定して転倒防止も抜かりなく。
300mmと600mmのフラットバーを余ったネジで固定します。
ちょっとフラットバーの強度があまり強いものではなかったので、多少グラグラはしますが、サウンドバーはテレビの上に半分乗ってるので落ちることはありません。
フラットバーをちょっと前側に若干曲げてるので、キレイにテレビの上に乗ってます。
テレビの上に設置したYAS-109。
意外とうまくいきました。
強度が心配な方はケチらずに市販のマウントキットを買った方が安心かも。
音がストレートに届く!ディスプレイも見やすく!
電源オンして聴いてみると、音が正面にストレートに届いて音のクリアさが倍増しました!
YAS-109の公式ページにはテレビの前に置いてるものと、壁に設置したものが掲載されてますが、間違いなく壁に設置する方が正解だと思います。
テレビの前に置いてると、音が天井に向いてるので50%も本領発揮できてないと思います。
ディスプレイの表示も格段に見やすくなりました。テレビの前に置いてたときは、いちいち立ち上がって覗き込んでましたが、その手間もなくなりました。
ちなみに、アレクサをオフ(マイクをオフ)にしてるので、真ん中の「Alexa」ランプは赤になってます。
まとめ 初めてのサウンドバーに超おすすめ
購入前にYAS-108と比較した時に、YAS-109は音が途切れるとかARC連動がうまくいかないとかマイナスのことを多く目にしたので心配してましたが、今のところ全く問題なく快適に使えてます。
最新のファームウェアにアップデートして使いはじめたんですが、半月使って音飛びは1回しか発生してません。それもほんの一瞬のみ。
ただ、音質や低音については前回レビューしたHS512には遠く及びません。5.1chですが後ろや上から音が降ってくるような感覚はHS512の方が断然上です。
HS512は価格も倍以上でサブウーファーも付いてるので比較するのが酷ですけどね。
- テレビのスピーカーより格段に高音質で重低音が楽しめる
- 価格2万円ほどのハイコストパフォーマンス
- コンパクトで設置も簡単
この3点を満たしてくれてるだけで、今のところは大満足です。
家族で使うリビングのテレビならこれぐらいのスペックで十分ですね。
初めてのサウンドバーをお考えの方、おすすめですよ。
2020.4.19 追記
電源ケーブルをオヤイデのパワーコードに交換したら、中〜高音域がより高音質になって人の声も聞き取りやすくなりました。
ちょっとパワーアップしたい方におすすめのケーブルです。