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iMacには別売りのSDカードリーダーが必要だ!
iMac背面のSDカードリーダーは使いにくい。ちょっとiMac本体をずらして見られないこともないですが、背面にはケーブルが右往左往してるのであまり本体は動かしたくない。
ノールック&指先で触れて場所を特定し、そこにSDカードを差し込んで使ったこともありますが、これがやりにくい。
差し込んだはずなのにランプがないからきちんと動作しているのかも分からないし、認識しないから何度も抜き差しする…なんてことも。
カードを無造作に抜き差ししてデータが消えたら困るので、最近は全然使ってませんでした。
それが、α6400を買ってから4Kで撮影する事が増えまして、128GBのメモリーカードが満杯近くになるほど撮影することも多くなってきました。
α6400とiMac ProをUSBケーブルで接続してデータ転送してたんですが、これがとても遅い。
パソコンとUSBケーブルで接続した場合の転送速度
普段α6400に入れてるSDカードは、サンディスクの128GB SDXC Class10 UHS-Iのもの。転送速度は、読み取り最大90MB/秒、書き込み最大60MB/秒です。
これをα6400に差し込みUSBケーブルでiMac Proと接続した状態で、Blackmagic Disk Speed Testアプリで計測してみました。
うわっ、こんなに遅かったのか…。
- 書き込み速度:7.2MB/秒
- 読み取り速度:32.9MB/秒
Lightroomに写真をコピーするときに、RAWデータが表示されるのが遅いなーと思ってましたが、30MB/秒しか出てないなら当然ですね。4Kの映像データもかなり時間がかかってました。
そこで、iMac Proの背面にあるSDカードリーダーに挿したらどうなるのか、ふと気になってやってみたら…
まさかのスペック越え!(SDカードのスペック:書き込み最大60MB/秒、読み取り最大90MB/秒)
- 書き込み速度:63.1MB/秒
- 読み取り速度:94.6MB/秒
試しに同じデータをLightroomに表示させてみたら、サクっと表示されました。4Kのデータ転送も約3倍以上のスピードでコピーできるようになりました。いろいろ調べてみると、カメラ側の仕様が原因のようですね。
ただ、こんなに転送速度に差があるのならSDカードリーダーを使わない手はありません。というわけで、外付けのSDカードリーダーを買ってみることにしました。
ソニーのSDカードリーダーを買った理由
今回購入したのが『SONY UHS-II対応SDメモリーカードリーダー(USB3.1 Gen1端子搭載) MRW-S1』。
これはケーブルがないタイプなので、USBハブが別途必要です。うちのiMac ProにはAnkerのUSBハブを繋げてたので、それを前面に持ってくるようにしました。
ソニーのSDカードリーダーのスペックです。
- UHS-IIに対応
- UHS-Iおよび従来のSDインターフェースでも使用可能
- USB端子部:USB3.1 Gen1
- アクセスランプ搭載
- コンパクトな本体と、端子部を保護するキャップ付
SDカードリーダーはたくさん販売されてますが、これを選んだのはソニーのUHS-II対応のSDXCカードに対応してることと、評価が抜群に高かったから。
ソニー純正UHS-II対応のSDXCカードはとても価格が高いです。128GBで約2万5千円もします。その代わり性能もピカイチ。読み出し最大300MB/s、書き込み最大299MB/s。曲げ強度18倍、耐衝撃性5m落下試験もクリアした高い強靭性を誇るSDカードです。
そのSDカードとセットでも販売されてるのが、このSDカードリーダーMRW-S1なんです。だから安心感は抜群です。
さらに、Amazonのレビューを読んでみると、
- 必ず認識してくれる
- 作りも良く動作も安定している
- 性能は問題なし。とても速い
- SDスロットのみというシンプルさもイイ感じ
- UHS-IIを使用するならこれ一択
という良コメントが多かったです。マイナス面としては、横幅があるので隣のUSB端子に干渉するという声もありましたが、概ね満足している様子。特に気になったのが「必ず認識してくれる」というもの。
これまでiMac Pro純正のSDカードリーダーでは何度も認識してくれないことがあったので、これにはかなり期待!
パッケージ一覧。本体と説明書(保証書)。
ソニーのSDカードリーダー レビュー
SDカードリーダー本体。
外寸は、幅31.7mm × 奥行き57.4mm × 高さ11.2mm。
重さは20g。かなりコンパクトです。
背面はこんな感じ。いろいろ書いてあります。
SDカードスロットのみ。すごくシンプルです。
キャップを外すとUSB端子が出てきます。USBハブに挿しっぱなしにするので、キャップはカメラ機材と一緒に保管しておきました。
iMac背面のSDカードリーダー端子。ここは使わずに、その隣のUSB端子にUSBハブを繋げて前面に持ってきます。
USBのハブにソニーのSDカードリーダーを接続。ボディがちょっと幅広なので、端子が横に並んでる場合、隣のUSBの差し込み口に干渉する場合があります。これだけ要注意ですね。
ロジクールのトラックボール『SW-M570』のUSBレシーバーとちょっとだけ干渉しました。ちょっと斜めになってますがそのまま使えました。ただ、最後まで挿さってないので若干不安。
というわけで、USBレシーバーをずらしました。1つ端子は使えなくなりますが、最後まで差し込めたので安定してデータ転送できるでしょう。あと、SONYロゴの右側に赤(オレンジっぽい)ランプが光ってますが、書き込み・読み込み中に点灯します。分かりやすくて良い!
転送速度はどうなった?
早速、速度を計測してみました。
結果は、
- 書き込み速度:63.2MB/秒
- 読み取り速度:94.6MB/秒
iMac Proの背面に挿した時とほとんど同じ結果になりました!実際にLightroomで読み込んでみましたが、約3倍も速くなったのでもっさり感が大幅に解消されました。SDカード内のRAW画像が次々に表示されるのはすごく気持ちがいいですね。
あと、4K動画をコピーするのもかなり速くて大満足。購入してからもう30回以上はSDカードを抜いて挿してデータを転送してますが、まだ一度も認識されないトラブルには遭遇してません!この安定感は素晴らしい!!
こうなってくると、超高速のUHS-II対応SDカードを試してみたくなりますね。実は、11月にα6600を購入する予定なので、その時に一緒に買ってみようと思います。動作テストはその時にまたご報告しますね。
SDカードリーダをお探しの方、これおすすめですよ。