ベージュに染めたら残念な結果になった無印のチェアカバーをダークブラウンに染め直す!
購入当初は真っ白だった無印良品のチェアカバー。
10年以上使ってシミや汚れで随分汚くなりました。ただ、帆布生地のダメージは少なく、買い替えるのはちょっともったいない。
というわけで、ダイロンプレミアムダイでベージュに染め直したんですが、これが残念な結果になってしまいました。
無印良品の汚れた白い椅子カバーをベージュに染め直し!結果は如何に!?
その結果が上記写真です。
一見、きれいに染まってそうですが肉眼で見るとちょっと汚い…。
ベージュというよりは「たくあん」のような色。
シミは若干目立たなくなってはいますが、薄いベージュなので完全には消せませんでした。
このまま使うのはちょっと抵抗があったので、今度はもっと濃いダークブラウンに染めてみることにしました。
これでダメならもう買い替えです。
最後に4枚を染め直すのにかかった費用と、買い替えた時とどっちがお得だったのか、もまとめてますので合わせてどうぞ。
1回目に失敗した3つの原因
まず、ダークブラウンに染め直す前に、1回目の失敗の原因を考えてみました。
- ダイロンプレミアムダイの特性をしっかり把握してなかった
- 事前準備ができてなかった
- 用意した染料が少なかった
ダイロンプレミアムダイの特性をしっかり把握してなかった
今回使ったのはDYLONプレミアムダイ。
ダイロン独自の染色技術が生んだ最高品位の染料で、発色の鮮やかさ、染料の定着の良さが優れているものです。
さらに、ダイロンマルチのように80℃のお湯ではなく、40℃の中温染めができるのもその特徴です。
熱いお湯は用意するのも大変だし撹拌するのも大変なので、プレミアムダイならより簡単にキレイに染めることができます。
ただ、注意する点として、
- シミ、汚れ、日焼け、漂白剤などの色抜けは染料では直らないことがある
ということを染めた後に知りました。
うちの無印良品のチェアカバーにはシミや日焼けがありました。その結果、この注意書きの通りシミはちゃんと染まりませんでした。
そのほか、染める繊維については、「ドライクリーニング表示のもの、縮み、型くずれが生じるものは染めない」という注意点もあるので、事前に把握しておいてください。
事前準備ができてなかった
これも使用方法に載ってたことですが、
- 染めるものは洗って汚れやノリを取り除き、濡れた状態にしておきます。
と書かれてました。
1回目に染めた時は、どうせ汚れもシミも全部染まるだろうと思ってたので、事前に洗濯せずにやってしまいました。
ちゃんと洗濯機で汚れを落としてやってたら、もっときれいになってた可能性が高いです。
用意した染料が少なかった
無印良品のチェアカバーは、4枚で約1,500gほどの繊維量です。
ダイロンプレミアムダイの説明書には、
- 1袋で約250gまでの繊維が染まる
という記載があります。
説明書通りであれば、6袋のプレミアムダイが必要ですが、前回使用したのは2袋でした。
染料も少ないし染料水の量も少なくなるので、十分に浸け置きができなかったのかなと。
今度はダークブラウンで染めてみた
というわけで、今度は『DYLON プレミアムダイ 50g col.11 ダークブラウン』で染めてみました。
今回は、染める繊維の量に合わせて6袋使うつもりでしたが、ダークブラウンの染め上がりのサンプル写真がかなり黒に近いブラウンになってました。
あまり濃いブラウンは好きじゃない&コストを抑えるために、今度は3袋でやってみました。
染料以外に用意したものや染める方法は前回と同じです。
今回はちゃんと染める前に椅子カバーを洗剤で洗って、汚れを落としておきました。
ダークブラウンはペブルベージュに比べて染料液がかなり濃いです。衣類やカーペットなどに飛び散らないように注意が必要です。
15分混ぜて45分間浸け置き。
水洗いしてよくすすぎ、脱水後、陰干しして終了。
ダークブラんで染め直した結果がこちら…
染料を基準の半分しか使わなかったので、DYLONプレミアムダイ ダークブラウンの色サンプル写真より随分薄く仕上がりました。
濃すぎるのが好みじゃなかったので、この雰囲気はなかなかいい感じ♪
ただ、かなりムラができてしまいました。まだら模様みたいですね。
これは、帆布素材ならではの結果かなと。柔らかいTシャツなどであればもうちょっときれいになったと思います。
ただ、ペブルベージュで染めた時に残ってたシミや汚れは全然気にならなくなりました!
後ろから見るとこんな感じ。うん、悪くないかも♪
最初気になってたまだら模様も、こうやって見ると特に違和感がなくてホッとしました。
ダイニングテーブルの色ともちょうどいい感じ。
これならお客さんが来ても恥ずかしくありません。
かかった費用は?買い替えより安い?
無印良品のチェアカバーの料金は、
- 綿帆布ホワイト・・・1,490円
- 綿平織りダークブラウン・・・1,890円
綿帆布はホワイトしかなく、綿平織りにベージュとダークブラウンがあります。
今回はダークブラウンに染めたので、綿平織り×4枚で、
買い替え費用・・・7,560円
です。
一方、今回染めるのにかかった費用は、
- ペブルベージュ2袋・・・1,404円
- ダークブラウン3袋・・・2,106円
そのほか、塩・お湯・手袋・ポリバケツなどは家にあったものを使ったので費用にはカウントしないことにします。
染める費用・・・3,510円
になりました。
というわけで、結果としては買い替えるより染めた方が4,050円ほどお得!ということになりました。
作業時間も1回につき2時間もかからなかったので、とても簡単でした。
レビュー動画
YouTubeでチェアカバーを染めるレビュー動画も公開してます。
方法を詳しく知りたい方は是非どうぞ。
▼ シミや日焼けで汚れた無印良品のチェアカバー(椅子カバー)染めてみたまとめ
色あせたグラミチのNNパンツからはじまった染めるシリーズ。
色褪せたパンツを染めてみた!ダイロンマルチでグラミチのNNパンツが蘇る
お気に入りの衣類や繊維って使っていくうちにどんどん色が褪せたり汚れが取れにくくなってきます。
ただ、繊維自体のダメージは少なく、まだふつうに使うことができる。
それにもかかわらず以前はどうしようもなかったので、もったいないなぁと思いながらも捨ててました。
だから、お気に入りもので色が褪せそうになってくると、使う頻度が極端に落ちてました。(根が貧乏性なんです…)
染めることを覚えてからは、色が落ちることを気にすることなく使えるようになりました。
気に入ったものを気兼ねなく使えるのっていいですね。
- お気に入りのものが汚れて洗濯でも取れなくなった
- 色あせちゃって困った
という方、是非一度、捨てる前に染めてみてください。
満足のいく結果になるかもしれませんよー!
ホーム&キッチンの記事をもっと読む
- キャビネットのキャスターが劣化しまくってたのでエラストマーに交換してみた
- 引き戸からガタンガタンと異音発生!原因はなんと戸車の白い車輪割れでした
- 本当にズレない!ソファの足に敷くだけで簡単に滑り止めできる『滑り止めゴムマット』長期レビュー
- ソファの滑り止めゴムマットの威力がすごい。買って良かったのオンパレード!
- 洗濯機を買ったらすぐにやっておくべきカビ発生防止スプレー!これはすごい性能だ
- 進化版サーキュレーターが登場!1台3役!送風・LEDライト・モバイルバッテリー
- 扇風機とサーキュレーターの違い|アイリスオーヤマ2年レビュー
- 内釜がはがれた炊飯器はそのまま使って大丈夫?体への影響は?内釜だけ買い替え?
- →「ホーム&キッチン」の記事一覧へ
記事についてのご感想・ご質問、受付中!
分かりやすい記事になるように努めてますが、「こういうことを知りたかった」「ここについてもうちょっと詳しく教えて」など、当記事について質問や知りたいことがあれば以下のツイートボタンからお気軽にお送りください。自動的に記事URLが入りますのでそのまま質問内容を最上部に記入してください。できるだけ早く返信させていただきます(質問が多い場合はお時間をいただくことがあります)。
ご質問は無料。質問はもちろん、「役に立った!」「面白かった!」など、お褒めの言葉だともっとうれしいです!
記事を少しでもより良いものにするためにご協力をお願いいたします。
このブログ「スーログ」を購読する
「いいね!」しよう。
● 最新記事をRSSで配信中です。feedlyへの登録はこちらから。
● twitterでの情報発信、YouTubeで動画レビューも公開してます。チャンネル登録もよろしく!