2016年の熊本地震で被災前に知っておきたかったトイレのこと

熊本地震で被災する前に知っておきたかったトイレのこと

トイレが流れるって、本当にありがたいことだと痛感しました。

4月14日21時26分に発生した熊本地震の「前震」後には、自宅の水は出てました。少し茶色に濁ってましたけど。しかし、16日深夜1時25分に発生した「本震」後は完全に水がストップ。断水状態となりました。

自宅は家の中のものがめちゃめちゃになりましたが、構造的には特に大きな被害はなく、室内が数カ所、上記写真のように壁紙が裂けてヒビが入ったような状態に。

最大震度7 熊本市内 震度6弱の被害状況

家族は皆無事で電気も使えるので、とりあえずほっとしたところにこの断水です。

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震災で一番困ったのが断水トイレ問題

本震後は自宅で寝るのが怖くて、夜は近所の小学校のグラウンドに車を駐車して車中泊。昼間は小学校と家とを往復する生活の中で、一番困ったのが断水によるトイレ問題。

学校にいるときはグラウンドや体育館のトイレを使わせてもらうので特に大きな問題はなし。

問題なのは自宅でのトイレ。断水中なので、いつものようにレバーを引いても水は流れません。断水後は、水の入った重いポリタンクを抱えてトイレのタンクに水を入れて流してましたが、もっと簡単にトイレを流す方法を調べたので動画を載せておきます。

合わせて、

  • 水が入手できない場合:身の回りのもので出来る、ダンボールトイレの作り方
  • エコキュート:断水した時の注意事項とお湯の非常時利用

についてもご紹介。

トイレを流す前に水を確保すること

トイレを流すには3〜5リットル程度の水が必要です。

前もって水を確保しておきましょう。

給水所でもらえる水は一人あたり2〜3リットル。全然足りません。

トイレを流す前に水を確保すること

そのため、うちの場合は自宅から車で1時間ほど離れた妻の実家から水をもらいました。地域によっては水が出ている住宅があるので、知り合いとかに頼むという方法もあります。

あと、熊本の場合は湧水池がたくさんあるので、もしかしたら近所に湧水があるかもしれません。環境省のWebサイトに「熊本県の代表的な湧水」が掲載されているので、お近くのところを調べてみてください。

熊本県の代表的な湧水

断水時のトイレの流し方

最近のトイレは水を一定量入れると流れるような仕組みになっているんですね。

YouTubeで幾つか参考になりそうなものを調べたので、載っけておきます。


▼ トイレ 断水時の使用方法

この方法でやってましたが、重いポリタンクだとつらいです。

以下の方法がおすすめ。


▼ 断水時のトイレの流し方

水を入れるだけで流れるとは...。初めて知りました。


▼【LIXIL】停電・断水時にトイレを流す方法

ダンボールトイレの作り方

水が入手できなくてトイレが使えない場合は、身近なもので簡易トイレを作れます。


▼ 災害時に役立つ知恵袋~段ボールトイレ/神奈川新聞

動画では紙おむつや猫砂を使ってますが、なくても新聞紙で代用が可能です。新聞紙だけの場合は、おしっこを吸収させるために新聞はできるだけ多めに入れておくといいかも。

トイレが終わったポリ袋は燃えるゴミとして処分すればOK。

エコキュート:断水した時の注意事項とお湯の非常時利用

うちはエコキュートなので、断水した際にどうすればいいのか悩みました。

とりあえず断水中は「休止状態」に切り替えてます。断水が解除されても、ちゃんと水がきれいになったのを確認するのをお忘れなく。あと、エコキュートは災害時にタンクのお湯を使えます。

▼ 断水したときは

ただ、実際やってみましたがかなり面倒でした。吸水口をどう開けたらいいのか分からなかったので断念しました。メーカーによってはわかりやすいものもあるので、安全面に注意してお試しください。火傷に注意が必要です。

トイレ問題の続きはこちら。非常用トイレは必須ですよ。

熊本地震で一番困ったのがトイレ!非常用トイレはニオイだけじゃなく衛生面からも必須

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