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知らない間に誤通報。スマホのロック画面にある緊急通報にご注意を!
たまには地域に役立つエントリーも書いておこうと思います。
僕が住んでいる熊本市消防局によると、スマートフォンによる119番の誤った通報が後を絶たないとのこと。iPhoneやAndroidのスマートフォンは、画面をロックしたままでも119番や110番などの緊急通報の操作・発信が可能です。
熊本市消防局には1日に1、2回、こうした誤通報があり、注意を呼びかけています。
なぜロック画面に「緊急」ボタンがあるの?
そもそも、なぜスマホのロック画面に「緊急通報」できるボタンがあるのか。
このボタンがなければ、誤発信することは無くなるはずです。
と思ったのでちょっと調べてみたら、これは法律で定められているようでした。
「電気通信事業法」では緊急通信機能の確保が定められているため、どの電話からでも119番・110番・118番(海上の事故)などの緊急通報ができるようにしなければならないんです。
最新のソフトウェアアップデートで対処
熊本消防局以外にも同様の誤通報で困っているところもあるようで、滋賀県東近江市にある、東近江消防本部のサイトにチェック方法が掲載されてました。
Android端末の場合は、この方法で誤発信の可能性の有無が分かります。
→ スマホによる誤発信|東近江消防本部
これによると、誤通報が多い機種はすでに一部の機種に絞られています。
該当機種では119番や110番の番号が上記画像のようにボタンに割り振られており、これを間違えて押してしまうのが誤発信の原因で間違いなさそうです。
その該当機種では、現在メーカーによる機能改善が実施されており、ソフトウェアアップデートを実施すれば誤通報の確率をグンと下げることができます。
Androidをお使いの場合で、これに該当する方はソフトアップデートをやっておいてくださいね。
iPhoneの場合はiOSで対処済み
iPhoneの場合は、iOSのアップデートで対処済みです。
上記画像はiOS9.2.1のロック画面と緊急通報の画面。
「緊急」をタップするとキーパッドが出てきます。そこでダイアルして発信という流れですね。
上記Androidのように、ボタンに番号を割り当てられているわけではないので、誤発信する確率はかなり低いです。バッグやポケットの中で、119番や110番を押して発信することはまずないでしょう。
iOSを古いバージョンで使ってる方は、最新版にアップデートしておきましょう。
iPhoneの場合での緊急通報の使い方はこちらにまとめてます。
iPhoneで緊急電話をかける方法!パスコードを知らない他人のも使えます、そうiPhoneならね。
まとめ
消防局では、明らかに無言電話だと判断できる場合でも、万が一のことを考えて必ず折り返しの電話をするそうです。うまく喋れない状況や、容体が悪くて話せない場合のことを考えると無視できないとのこと。
当然ですが、緊急通報に誤通報した場合、消防署や警察署の本来の仕事の邪魔をすることになります。
要はいたずら電話ですからね。
本当に緊急対応を求めている方のためにも、誤通報しないように注意しておきましょう。折りたたみ式のケースも有効ですね。