昨年退職した人向け。確定申告に行ってきたので準備から手続きまでまとめ

昨年退職した人向け。確定申告に行ってきたので準備から手続きまでまとめてみた。

予想に反してスムーズ&簡単でした。

昨年中に退職して再就職していない方、確定申告はもうすみましたか?

サラリーマン時代は年末調整があるので自分ではほとんど何もしなくても良かったわけですが、会社に属していないなら自分で確定申告をしなければなりません。税金を払いすぎてる場合はちゃんと還付金が戻ってくるので、稼いだお金はきちんと申告しておきましょう。

それではまず、私の状況からご説明。状況が似てる人には参考になると思いますよ。

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退職後、再就職していない方向けの内容です。

簡単に確定申告時(2月末)の私の状況からご説明。

  • 昨年に会社を退職。
  • 12月末までに再就職せず。(年末調整していない)
  • 退職後、開業するまでの準備期間に仕事を受けており、収入がある。

というのが私の状況です。年末までに再就職してないので、サラリーマン時代にやっていた年末調整ができていないことになります。(ちなみに私の場合は、独立するために会社を辞めました。先月1月末に開業届けを出して、現在は個人事業主として仕事をしてます。)

1月に開業届けを出した際、一緒に「所得税の青色申告承認申請書」も提出したので来年からは青色申告になります。というわけで、今年の確定申告は白色申告ですね。

確定申告前に準備したもの

確定申告は2月16日から3月15日の間に、管轄する税務署で行う必要があります。自分が住んでる住所を管轄している税務署はこちらで探せます。

国税局・税務署を調べる|国税庁概要・採用|国税庁

まず、どこで確定申告をすればいいか調べておいてください。インターネットで出来る確定申告「e-Tax(イータックス)」を使えば自宅でも申告はできますが、初めての確定申告は正直言ってチンプンカンプン。どこに何を入力していいのかサッパリ分かりません。

1人で悩みながら格闘するよも、確定申告会場に行けば、心強い味方がたくさんいらっしゃいます。恥ずかしがらずに質問すれば、何でも快く教えてくれました。

準備するもの

さて、場所が分かったら、確定申告に必要なものを準備します。

サラリーマン時代の年末調整時に準備していたものとほとんど同じです。

  1. 源泉徴収票
  2. 生命保険のハガキ(生命保険料控除証明書)
  3. 住宅ローン残高証明書のハガキ(住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書)
  4. 住宅借入金等特別控除申告書
  5. 地震保険のハガキ(地震保険料控除証明書)
  6. 妻の源泉徴収票(パート収入103万円以内)
  7. 事業収入の合計
  8. 事業収入にかかった経費
  9. 銀行口座と印鑑

1. 源泉徴収票

平成27年分の「給与所得の源泉徴収票」です。

退職後、勤めていた会社からもらえます。

僕の場合は退職後、数ヶ月後に勤めていた会社から送られてきました。また、今月の頭にも同じものが送られてきました。内容は1回目とまったく同じ。確定申告に必要という配慮?またはルールとして決められているのかな?

確定申告の際に提出します

内容を把握しておきたい場合は写真を撮っておくといいですよ。

2. 生命保険のハガキ

毎年10月頃に、契約している生命保険会社から送られてくる「生命保険料控除証明書」です。

「生命保険料控除」で使用します。

確定申告の際に提出しますが、これは別に写真に撮っておく必要はないかな。

メモとして残しておきたい方は写真を撮っておいても構いません。

3. 住宅ローン残高証明書のハガキ

10月〜11月頃に住宅ローンを借りている銀行から送られてくる「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」です。

「住宅借入金等特別控除」で使用します。

確定申告の際に提出します

メモとして残しておきたい方は写真を撮っておいても構いません。

4. 住宅借入金等特別控除申告書

住宅ローン契約後に貰える用紙「平成〇〇年分 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」です。

「住宅借入金等特別控除」で使用します。

今回は、27年分を使いました。再就職していないので給与所得者ではないですが、同じ用紙が使えます。

記入方法が分からなかったので未記入で持って行ったら、付いてくれた相談員の方がテキパキと入力してくれました。

5. 地震保険のハガキ

10月頃に加入している保険会社から送られてくる「地震保険料控除証明書」です。

「地震保険料控除」で使用します。

確定申告の際に提出します

メモとして残しておきたい方は写真を撮っておいても構いません。

6. 妻の源泉徴収票(パート収入103万円以内)

妻(僕の扶養に入っている)の源泉徴収票です。

「配偶者控除」で使用します。

確定申告の際に提出します

これはメモとして写真を撮っておきました。

7. 事業収入の合計

退職後、年末までに稼いだ収入を「事業収入」として申告します。

事前にエクセルで収入をまとめて、プリントアウトして持って行きました。

相談員の方に説明する際に、この紙があったおかげでスムーズに進みました。

8. 事業収入にかかった経費

7の事業収入にかかった経費を申告します。

僕の場合は、仕事で使った毎月のプロバイダ料金(インターネット通信費)とホームページのドメイン費、レンタルサーバー費を申告しました。

その他、携帯料金や書籍なども仕事で使ったものに関しては申告できますが、今回はちゃんと計算ができなかった(レシートなどが残っていない)ので今回は断念しました。

これから毎月帳簿付けないとね...。

9. 銀行口座と印鑑

銀行口座は、還付される税金の受取場所として使用します。

振込を希望する銀行口座をメモしておいてください。

ちなみに、「住信SBIネット銀行」を入力しようとしたら、相談員の方から「ネット銀行は振込できない場合があるので他の銀行にしてください」と言われました。「今時すみません...」と申し訳なさそうに話されてました。

ネット銀行以外の口座を用意した方がいいですよ。

印鑑は、「4. 住宅借入金等特別控除申告書」に押印したときに使いました。

実際の手続きは実にスムーズでした。

確定申告 重要書類在中

確定申告が開始した2月16日から10日経過した2月26日、準備した一式を持って税務署に行ってきました。人でごった返しているのを想像していましたが、お昼過ぎに到着した会場はいたって静か。30〜40人入る会議室が3つ分ほどの会場には、約6割ほどの混雑ぶりでした。

まず最初に、相談員の方に現在の状況を話して、準備した書類一式を一通りチェックしてもらいます。

一通り報告が終わると、その相談員の方がテキパキとハガキ関連をまとめ、「この申告書のここにこの数字を入れてください」と指示を受け、記入している間に必要な書類に数字を書き込んでくれて、ものの15分ほどで最初のステップが終了。

クリアファイルに必要書類をまとめてくれ、「次はパソコンで入力しますので、これを持ってあちらへどうぞ」と促されます。「お世話になりました!」とお礼を述べて、次はパソコン入力へ。


ノートパソコンがズラーッと並べられたブースに移動し、今度はパソコンの画面で数字を入力していきます。何か専門的なソフトなのかと思ったら、e-Taxを使って自分で入力する流れでした。

その場にも相談員の方が複数人いてくれたので、所々指示を受けながら「源泉徴収票」の内容から各控除に関する金額まで、すべてを入力していきました。全部入力するまで約40分ほどかかりました。

入力が終わると、今回入力した内容と控えが出力されるので、提出用と自分の控え用をすべて受け取ります。

提出用を最後に提出コーナーに渡せば、確定申告は終了です。

上記写真は自分用の控えです。専用の封筒をもらえるので、ちゃんとわかりやすい所に保管しておきましょう。

まとめ

今回、確定申告に要した時間は、全部で約1時間15分ほど。もっと混雑しているのを覚悟していたので、拍子抜けするほど早く終わりました。

相談員の方々も、とても親切&テキパキとされてたので、非常にスムーズに進みました。

いや〜、ずーっと気になってた確定申告が終わったので、スッキリしました!

確定申告は3月15日まで。相談員の方に聞きましたが、締め切り間近になると大混雑するそうです。まだの方はお早めにどうぞ。

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