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桜満開の4月9日。熊本城の二の丸〜城彩苑周辺を歩いてきました
平成28年4月14日の前震、4月16日の本震という2度の大きな揺れを経験した平成28年熊本地震。当時、震災直後に撮影した熊本城は本当にひどかった…。あれから約1年経過した平成29年4月9日(日)。桜が満開になった熊本城に家族で花見に行ってきました。
交通規制がいたるところにあるので、今回は二の丸広場〜城彩苑までを歩いて撮影してみました。観光客たくさんで大賑わいの熊本城!さらに城彩苑で食べた唐揚げ・サラダちくわ・陣太鼓ソフトが超うまかった!
二の丸駐車場・二の丸広場
二の丸駐車場の入り口。満開の桜が出迎えてくれました。
1年前はなかった「お休み処」のプレハブが出来てました。お土産販売所と管理事務所の瓦はまだそのままですね。
二の丸広場前の西大手御門。多くの観光客や花見客で大にぎわい!活気があるっていいですね。最初の写真がこの奥から撮影したものです。
二の丸広場から見える熊本城の天守閣。いまだにしゃちほこは復活せず。
桜の下には花見のお客さんがたくさん。みなさん楽しそうで何より。
二の丸広場〜加藤神社
二の丸御門跡の東側には、がれきの石がズラーっと並べられてました。
崩れた「武者返し」の石垣。ひとつひとつに赤いペンで番号がつけられてます。この番号を元に石垣を組み直すという、途方も無い作業がこれから開始されます。これは時間かかるわ。
ちなみに、熊本城の復旧は天守閣を2019年ごろまでに、城全体は2037年ごろまでかかる予定。
戌亥櫓(いぬいやぐら)と天守閣。飯田丸五階櫓と同様に、こちらも1本石垣でまだまだ耐え続けてますね。こっちも飯田丸五階櫓みたいに支えが必要だとおもうんですが…。
二の丸広場から監物台樹木園前の道路。見事な桜でした。
戌亥櫓(いぬいやぐら)の石垣。倒木の根っこには、1年間でたくさんの草花が生い茂るようになりました。
加藤神社の手前から見える宇土櫓。本来は城内への入り口になっている部分に、スロープが作られてました。
熊本城内へ続くと思われるスロープ。城内を見たいから、一般にも公開されるといいけど。
加藤神社から見える天守閣(右)と小天守(左)。
天守閣の屋根には雑草が生えてますね。瓦が落ちて骨組みの木材から生えてるのか…。
加藤神社にはたくさんの参拝客が行列を作ってました。
入り口の灯篭は去年と同様、まだ倒れたままでした。
二の丸駐車場〜城彩苑〜行幸坂
二の丸駐車場から未申櫓(ひつじさるやぐら)の間にある堀にもたくさんの石が並べられてました。城外だけでなく、城内にもこういう石の保管場所がたくさんありそうです。
城彩苑から見える飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)。大きな鉄の構台で支えられてますね。土台の石垣はこの状態で組み直されます。
城彩苑に入るとたくさんの人で大にぎわい。いたるところにいい匂いが漂ってます。
たくさんありすぎて迷いましたが、子供が選んだのはやっぱりこれ。
唐揚げ棒、1本300円。
僕と妻は隣にあったこれ。
サラダちくわ、1本300円。店のポップには「熊本名物サラダちくわ」と書かれてました。「はて?いつから名物になったんだっけ?」とちょっと戸惑いながらも美味しそうだったので注文。
醤油風味の唐揚げ。外はサックサク、中はジューシー。たまにカリカリの部分があったりと、あまりにも美味しそうだったので子供から1つもらって食べました。うまうま〜。子供はそれぞれこれを2本ペロリとたいらげてました。
熊本名物?のサラダちくわ。弾力のあるちくわの中にゴロッとした食感のポテトサラダを詰めて天ぷら粉で揚げたもの。
こちらも外はサックサク、ちくわがいい感じにやわ〜くなってて熱々ポテトとのバランスが絶妙。ちくわ好きならこれで決まりでしょう。うまうま〜。
デザートには子供はかき氷、僕と妻はお菓子の香梅の「陣太鼓ソフト」を食べました。
熊本を代表する和菓子「誉の陣太鼓」のミニサイズが丸々1個まぜこまれたソフトクリーム。1個360円。
濃厚なミルクアイスと、北海道産大納言あずき、やわらかーく伸びる求肥が混ざり合って格別なソフトクリームになってます。ソフトクリームの中の小豆の食感と甘みがアクセントになってて、さらには求肥のモチモチ感もぴったり。コーンの中までアイスがびっしり入ってました。初めて食べましたが、これはうまかった。また食べたいなぁ。
桜の開花に合わせて期間限定で解放された、城彩苑横の行幸坂(みゆきざか)。
通常は、地震の復旧工事のため立ち入り禁止になってます。約250mの桜の花道。こちらも桜満開でした。
行幸坂から見た飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)。ガッチリと鉄骨で守られてますね。これでもう崩れる心配はないでしょう。
行幸坂から見える南大手御門。人が通らない桜の木は、なんだかちょっと寂しそう。
桜満開の行幸坂。来年もまたたくさんの桜を咲かせてくれるでしょう。
地震前には年間170万人の観光客が訪れていた熊本城。
約1年ぶりに歩いてみましたが、まだまだ手付かずのところがたくさんありました。全体の復旧に時間がかかるのはしょうがないので、できるだけ「見せる復旧」にして、これまで以上の観光客が訪れる熊本城を目指して欲しい。
ゴールデンウィーク明けには、復旧工事のために天守閣がシートで覆われます。天守閣の工事完了は2019年の春。
しばらく見られなくなるので、天守閣を見たい方はお早めに。
熊本地震の惨状をまとめた写真集も発売されてます。陣太鼓食べながらどうぞ。