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3回も壊れたので今度は自分で修理してみた
2017年3月にゼルダがやりたくて購入したNintendo Switch。
かれこれもう6年間も使ってますが、本体は特に問題もなく普通に動作してくれてます。
一方のコントローラーがひどい。
プロコンは自分で分解してみて白い粉は原因じゃないことを確認したり、修理にも出しましたが、2回買い替え。
ジョイコン(Joy-Con)は2回修理に出しました。ジョイコン修理については下記をどうぞ。
Nintendo SwitchのJoyCon(ジョイコン)が壊れた。修理は無料?任天堂の対応は?
壊れたJoycon(ジョイコン)が任天堂から戻ってきた!かかった日数&修理費用はいくらだった?
Switchのジョイコン故障2回目!左スティックの次はLボタンが壊れた。今度はピカピカになって戻ってきた!
最後の修理をしてから、ゲーム機本体からはジョイコンを外して使ってたんですが、ある日、テレビ台の引き出しに入れておいたはずのジョイコンを見つけて絶句…。
左スティックが破損してるじゃないですか!
左スティックが破損&動きも悪化
ジョイコン左のスティックが見事に割れてました。
小学5年生の息子に聞くと、「いつの間にか割れてた」とのこと。何かにぶつけたのか?落としたのか?
ちゃんと動くのか動作を確認してみたら…
左スティックは下に動くようになってました。
じゃ、右はどうかというと…
触れてもいないのに完全に右に固定されてるような状態でした。
左右とも、見事に壊れてました。
ジョイコンはほとんど使わないとはいえ、本体だけで操作するときにいちいちプロコン使うのも面倒だし、左スティックは割れてるので見栄えも悪いので、自分で修理することにしました。
最近ではジョイコンのスティック修理部品が大量に出回ってるので、約千円ぐらいで修理することが可能です。そんなに難しいこともなさそうだったのでチャレンジしてみます。
ジョイコンの定価は1つ4,114円。左右両方だと8,228円もしますので、新しく買うより7千円も費用を抑えられます。
ジョイコンスティック修理で用意したもの
今回用意したのがこの5点。
- Switch ジョイコン スティック修理パーツ
- Wowstick 1F+ 精密ドライバーセット
- プラス1.5の精密ドライバー
- ピンセット
- カーボンはがしヘラ
1.Switchジョイコンスティック修理パーツは、他にもいろんな種類が発売されてますので、特にどれを買っても大丈夫だとは思います。ドライバー付きのものも発売されてますので、レビューを読んで好きなものを選んでください。
今回購入したスティック修理パーツ。特に説明書なども入ってませんでした。なので、今回はYouTubeで分解してる動画を見ながらやりました。
2.精密ドライバーセットは、キーボードのカスタムをするので以前から持ってたものです。大量のビットが付属してまして、ジョイコンの分解に必要なY字1.5とプラス1.5のビットももちろんあります。
3.プラス1.5の精密ドライバーは手動で締めるためのものです。電動だと締めすぎることがあるので、細かなところは手動で締めるようにしてます。
4.ピンセットは平たいケーブルを抜いたり挿したりする時に使います。今回は金属製ですがプラスチック製の方が基盤に傷がつきにくいので慣れてない人はそっちがおすすめ。
5.カーボンはがしヘラは、ジョイコンをパカッと開けるときに隙間に入れて使うためのもの。他に代用できるようなものがあればヘラじゃなくても構いません。
ジョイコンスティック修理の手順
全体的な流れとしては…
- Y字1.5のドライバーでネジを外す
- カーボンはがしヘラでジョイコンを2つに分ける
- バッテリーの粘着を剥がす
- バッテリーの土台のネジを外す
- スティックの土台のネジを外す
- スティック周りのケーブルを外す
- 新しいスティックに交換する
- 逆の手順で組み立てる
特に気をつけたいのが、6のスティック周りのケーブルを外す時。内部のパーツは意外と繊細でもろいところがあるので、注意しながらケーブルの抜き差しをやることですね。
あと、ジョイコンの製造年によっては内部の形状が若干異なるので、YouTubeなどで動画を探す時には購入した年も入力して探すと良いと思います。
今回は2017年のNintendo Switchに付属していたジョイコンを修理します。
右のジョイコンスティックを交換する
このジョイコンは左のものですが、右も形状は同じです。
背面に4つのY字1.5のネジが使われてます。このネジをまず外します。
Y字のネジはこの外側のみ。内部のネジは全てプラスネジでした。
カーボンはがしヘラを隙間に差し込み、ゆっくりパーツを引き剥がします。この時、無理に引き剥がすと内部のケーブルが断線する恐れがあるので慎重にはがします。
右のジョイコンの内部。
赤矢印の部分をご覧ください。早速やっちゃいました!
ケーブルがうまく抜けずに根元から剥がれちゃいました。これやった時には「失敗した!」と焦りましたが、この状態でもきちんとボタンやスティックが動作してたのでそのまま継続。
剥がれたパーツ。ハンダゴテを使えば再接着も可能ですが面倒なのでやってません。
おそらくですが、赤外線のところに繋がってるっぽいのでIR(赤外線)が使えなくなったんじゃないかなと思います。最近はほとんどIRは使ってなかったので気にせず再開。
プラスドライバーで3箇所ネジを外して、バッテリーの土台を外します。
赤矢印の2箇所のネジを外します。ケーブルは青矢印の部分にロックがあるので、ピンセットで右方向にロックを外すとケーブルがスルッと外せます。
上が交換前のスティックで下が新しいスティック。ほぼ形状は同じです。
赤矢印部分に新しいスティックのケーブルを差し込み、青矢印方向にロックを動かしてケーブルを固定します。ロック後にケーブルをピンセットで軽く引っ張って抜けないか確認します。
あとは逆の手順で組み立てれば、ジョイコン右のスティック修理が完了です。
左のジョイコンスティックを交換する
ジョイコン左の内部。ジョイコン右の内部とちょっと形状が異なります。
ジョイコン右で剥がれたケーブルもありますが、ケーブルの配線位置が違ったのでノントラブルで開けられました。
バッテリーを剥がして土台のネジ3箇所を外します。
赤矢印部分にスティックの固定ネジが2つ。ただ、上のネジはケーブルが邪魔して外せません。なので、青矢印の方向にロックを外してケーブルをまず抜きます。
紫矢印は小さなバネがあります。Lボタンのバネで最重要部品なので、飛ばして無くさないように注意して作業してください。
左が古いスティックで右が新品。
こちらも形状はほとんど同じです。
2箇所ケーブルをロックしてスティックのネジを固定して組み上げます。ケーブルを断線させないように注意しながら作業します。
あとは逆の手順で組み立てれば完了です。
見事に復活したジョイコンのスティック
最後にドキドキしながら動作チェックです。
左右ともにスティックの補正で確認したら見事にど真ん中!完全治癒です!
スティックの動きが通常に戻りました!
最初は自分でやれるかなと不安でしたが、実際にやってみたらそんなに難しいことはありませんでした。
任天堂に修理に出しても1本あたり2千円はかかるので、2つだと合計4千円ほど。
それが自分で修理すればたった千円でできちゃいました。途中、ケーブルが基盤から剥がれるトラブルもありましたが、特に問題なく動作してるので個人的には大満足。
ジョイコンのスティックが壊れてお困りのあなた!ぜひやってみてください。
ただし、自分で修理すると任天堂の保証は受けられなくなるので、保証が切れたジョイコンでやることをお勧めします。