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「テレビの音声が聞き取りにくい」を解決してくれる格安サウンドバー
テレビのスピーカーって、背面に後ろ向きに付いてたり、枠の底面に下向きに付いてるものが多いので、音声が聞き取りにくいことがよくあります。
YAMAHAのサウンドバーを使うようになって、テレビと外部スピーカーの音を聴き比べしてこのことに気がつきました。
今回は、
「テレビの音声が聞き取りにくい!」
「ボリュームは大きくせずにもっと音声が聴きやすくならないものか…」
とお悩みの方向けに、音質はそこそこだけどテレビの音がダイレクトに耳に届く約8千円の格安サウンドバーをご紹介します。
7,999円で買える格安サウンドバー「TT-SK023」
これが7,999円(2021年5月現在)で買える『TaoTronics サウンドバー TT-SK023(追記:販売終了)』のパッケージ。
TaoTronicsを知らない方に簡単にご説明しておくと、「TaoTronics」はモバイルバッテリーブランドの「RAVPower」を展開している中国のSUNVALLEYグループ(創業はアメリカ)のブランドのひとつ。
ハイコストパフォーマンスでありながら質の高いオーディオ・家電製品を扱っているブランドです。
本体と同梱物一式。
壁掛け時の配置を決める台紙も同梱されてます。
日本語版のユーザーズガイドと接続説明書。
RCA-3.5mm音声ケーブル(AUX)、光ケーブル(Optical)、電源ケーブル、壁掛け用ネジ、単四電池2本、リモコン。
付属のリモコン。軽くてボタンも押しやすいです。
奥が普段使ってるYAMAHAのYAS-109で、手前がTT-SK023。TT-SK023は細長いタイプのサウンドバーです。
TT-SK023の主なスペックと特徴はこちら。
- 40Wの高出力と2chフルレンジスピーカーを搭載
- Bluetooth、光ケーブル、有線AUXに接続可能
- ゲーム・音楽・映画の三種の再生モード(リモコンで切り替え)
- リモコンで電源、音量変更、ミュート、接続ソース(Bluetooth、光ケーブル、有線AUX)の切り替え、再生・一時停止・次へ・戻る・のコントロールが可能
- 壁掛け用ネジが付属しているので壁掛けでも使えます
- 消費電力:40W
- サイズ:80×6×6cm
- 重さ:約1.76kg
TT-SK023の背面。入力端子は、3.5mmの音声入力端子(AUX)とOPTICAL(光デジタル)の2つのみ。一番右に電源ケーブルの差し込み口があります。
HDMIは搭載されていないので、サウンドバーでよく利用するテレビ連動機能によるサウンドバーの電源オンオフは使えません。
今回は光デジタル接続してみました。
壁掛け用の穴。
YAS-109より横幅は長いけど細いです。
本体向かって右側(赤矢印部分)に、電源・ソース選択・音量上げ下げ、のボタンが搭載されてます。
後述しますが、机の右側に壁に立て掛けて縦置きで使ってるので、この物理ボタンは重宝してます。
搭載されているスピーカーが正面を向いてるので、テレビの音がダイレクトに耳に届きます。
テレビで使う時の設定
テレビで使う場合は、設定で「外部スピーカー」に変更します。
普段使ってるハイセンスの75インチテレビ「75U8F」の設定画面。
「スピーカー切換」を選択し…
「外部スピーカー」に切り替えます。
ハイセンス75U8Fのテレビの場合、TT-SK023を接続している状態だと「テレビスピーカー」にするとテレビのスピーカーとTT-SK023の両方から音が出るので反響して変な感じになります。
なので、TT-SK023を接続した場合は、必ず「外部スピーカー」に切り替えて使うようにしてます。
テレビのリモコンで音量ボタンを押した時の画面。
YAS-109ではテレビのリモコンで外部スピーカーの音量も調整できるんですが、TT-SK023はHDMI接続ではないため「HDMI連動」は使えません。
なので、外部スピーカーの音量を調整する際はTT-SK023のリモコンもしくは本体のボタンで調整するしかありません。
音質と設置 実際に使ってみた感想
音質に関しては、正直なところそこまで良くはありません。価格相応といった感じ。サブウーファーが搭載されてないので重低音の響きは期待できません。2万円ほどのYAS-109と聴き比べるとさすがに音質は劣ります。
ただ、テレビのスピーカーと比べると音質は同等またはそれ以上です。さらに、TT-SK023のスピーカーは正面を向いてるので、小さな音量でもダイレクトに耳に届くので、とても音声が聞き取りやすくなります。
「音質は価格相応だけど音声はすごく聞き取りやすい。」これが、このサウンドバーの一番の魅力だと思います。
YAS-109はテレビボードに置いた場合、スピーカーが上を向いてるので若干聞き取りにくいところもあります。なので、聞き取りやすさという点では、TT-SK023の方が上です。
ゲーム・音楽・映画というモード切り替えに関しては、「ゲーム < 音楽 < 映画」という順に低音域〜高音域まで全体的に音圧が増える感じ。映画が最も音がブーストされます。
ゲームプレイ時の遅延に関しては、光デジタルとAUXの有線接続だとほとんど遅延は感じません。一方、BluetoothでiPhoneと接続した場合だと遅延が発生します。ゲームモードに切り替えても特に遅延が解消されるわけではありませんでした。
設置はすごく簡単です。コンセントと音声ケーブルまたは光デジタルケーブルで接続するだけなので、5分もあれば設置できます。
普段の使い方
うちの場合は、テレビ用のサウンドバーはYAS-109を使うことにしたので、普段は、テレビではなく机の横に立て掛けて縦置きで使ってます。
これがなかなか良い感じです。
幅が6cmしかないので普段作業している机の右側に置いても邪魔になりません。さらに、長さが80cmあるので、斜めに立てかければちょうど耳に音がダイレクトに届くのでとても聴きやすい。
なので、iPhoneとBluetooth接続して1日中ずーっとradikoでラジオを流しっぱなしにしたり、Spotifyでポッドキャストを流して使ってます。
良い点と気になる点
良い点と気になる点をまとめますと…
良い点は…
- テレビに設置した場合、音声が格段に聴きやすくなる
- 軽くて細いのでいろんな場所に立て掛けて使える
- 作業机の横でラジオやポッドキャストを流しっぱなしにして使うのに最適
気になる点は…
- 音量レベルの表示がない
- 音質は価格相当
- HDMI連動ではないので、テレビの電源と連動はしない(手動で電源オンオフが必要)
音質についてはあくまでもYAS-109と比べて物足りないということ。テレビのスピーカーと比べたら格段に聞き取りやすいです。テレビのスピーカーを使ってる方なら満足できる音質だと思います。
あと、Amazonのレビューを見てると、「Bluetooth接続音が大きい」というのがあったので実際に聞いてみたら、確かにBluetooth接続完了時に「ピロリン」と音がします。ただ、個人的にはそんなに大きな音とは感じなかったし、そんなに頻繁に鳴るような音でもないので特に気にはなりませんでした。
地味に気になったのが音量レベルの表示がないことですね。普段、音が出る機器を使うときは、テレビを見るときは「20」とか、「ヘッドホンで聴くときは全体のうちの半分ぐらい」という感じで、それぞれ使っていくうちに自分なりの目安を決めて次回使うときの参考にするんですが、このTT-SK023はそれができません。
この仕様は初めてだったので多少慣れる時間が必要でした。
まとめ
価格が7,999円と8千円を切る価格で購入できるので、「サウンドバーってどんなものなのか知りたい」という初めての方におすすめです。
さらに、「とにかくテレビの音を聞き取りやすくしたい」という方にはかなりおすすめできるサウンドバーです。
あとは、立て掛けて縦置きで使えるスピーカーを探してる方にもおすすめできます。