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起動爆速・4K高画質・ファンも静か!こんなプロジェクターが欲しかった!
前回、4Kのプロジェクターを紹介してから、とにかく画質がキレイでもうフルHDには戻れない体になってしまったんですが、大きな不満点がひとつ残ってました。
映画館の空気感を味わえる!Android TV搭載 4K UHDプロジェクターHT3550iレビュー
その不満点とは、起動が遅いこと。
毎回起動するたびに約1分ほど待たされるので、じわじわと使う頻度が減ってきまして、ここ最近では「この映画は120インチの大画面で観たい!」というものがない限り、ほぼ75インチのテレビで観るようになってしまいました。
そこに新登場したのがXGIMI(ジミー)の4Kプロジェクター『XGIMI HORIZON Pro』です。2021年6月下旬発送予定の商品です。
メーカー様よりお借りして2週間ほど使ってみて、「4Kの高画質」「排熱ファンの静かさ」「コンパクトな本体」にも感動したんですが、一番衝撃を受けたのが起動スピードでした。
メーカーホームページには「起動時間はわずか6秒」と書かれてたので半信半疑で試してみたら、なんとその半分の3秒で起動してしまいました!
この起動時間の速さは、もうテレビ並みです。
XGIMI HORIZON Pro 動画レビュー
どんなプロジェクターなのか、すぐチェックしたい方は動画レビューからどうぞ。
起動の速さを体験してください。
▼ 起動3秒!テレビ並みに起動が速い4Kプロジェクター『XGIMI HORIZON Pro』レビュー
動画内では、XGIMIを「ギミー」と発音してますが、正式な読みは「ジミー」とのことです。訂正してお詫びします。
XGIMI HORIZON Pro レビュー
XGIMI HORIZON Proのパッケージ。
今回、メーカー様よりお借りしてるのはサンプル版のため、正規販売品とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
主な特徴はこちら。
- リアル4Kの高画質(3840 × 2160)
- 4K最大300インチ投影(投影距離に応じて40〜300インチまで投影可能)
- 高輝度2200ANSIルーメン
- 6秒の高速起動(実測したところ3秒で起動!)
- Android TV搭載
- スピーカーはHarman Kardon 8W×2基搭載
- 排熱ファンの音は30db未満の静音
- 自動輝度調整、オートフォーカス、自動台形補正(垂直水平40°まで補正可能。手動では45°まで対応)
- 本体サイズ:208.4×218.4×136.2mm
- 重さ:2.9kg
今回発売されたのは、4Kモデルの『XGIMI HORIZON Pro』とフルHDの『XGIMI HORIZON』の2機種。
スペックを確認したところ、2つの違いは解像度と価格(通常価格で4万7千円ほどの差)だけのようです。
XGIMI HORIZON Proの背面。
背面に排熱ファンと端子類があります。
左から、DC IN、OPTICAL、USB2.0×2、HDMI 1/ARC、HDMI 2、LAN、AUDIO。
側面前方に1基ずつHarman Kardonのスピーカーが搭載されてます。
プロジェクターの上面。音量上げ下げボタン、再生/一時停止ボタン、電源ボタンがあります。
底面。四隅にゴム足と中央に三脚ソケット(1/4インチネジ)があります。三脚を使う際は、本体が約2.9kgほどあるので、それ相応の三脚が必要です。
Android TV 搭載。Google Play Storeから大量のコンテンツをダウンロードして利用することができます。
よく使う、YouTubeやAmazonプライムビデオはアプリが使えますが、Netflixはアプリが使えません。
そのため、Netflixを視聴するにはFire TV Stick 4Kを使って視聴してます。
Fire TV Stickのリモコンではプロジェクターのボリュームを変更できないので、2個リモコンを使わないといけないのはちょっと面倒ですが、特に支障はありません。
2200アンシルーメンの明るさ。夜は文句なしに明るいです。
上記写真は曇りの日に撮影したもの。昼間はカーテンを半分閉じた状態でもある程度は見えるという感じ。
自動台形補正画面。上下左右40°まで自動で調整してくれます。プロジェクターの位置をを微調整する必要はありません。
手動台形補正だと、上下左右45°まで調整することができます。
気に入ってる3つのポイント
まず1つ目は4K画質が美しいこと。
視聴環境は、普通の白い壁紙。3.5mほど離れた距離から投影。120インチ相当の画面です。
4K画質はとにかく美しいです。ただの白い壁紙に投影してるだけでもかなり高精細に表現できてます。
2200アンシルーメンと明るく、自動輝度調整で周囲の明るさを検知して、明るい部屋ではより明るく、暗い部屋では柔らかく見やすい映像へ自動調整してくれます。
2つ目は排熱ファンの動作音が静かなこと。
排熱ファンのすぐそばでApple Watchのノイズアプリで計測したところ、約45dbほどでした。1mほど離れると35dbほどに落ちたので、プロジェクターとしてはかなり静かだと思います。
これぐらい静かなら、落ち着いた雰囲気の映画もファンの音で雰囲気が壊されるようなことはありません。
最後の3つ目は起動時間がとにかく速いこと。
メーカーホームページには、「起動時間はわずか6秒」と書かれてました。
最初にコンセントを繋げて電源オンした時に約1分ほどかかったので、「どういうことなんだ?」と不安になりました。その後、一通りチェックして電源オフ。
そのままコンセントは抜かずにしばらく経ってから再び電源オンしてみると、なんと約3秒で起動しました。最初は何が起こったのか分からなかったんですが、何度か試してみて間違いないことを確認。
まさかプロジェクターが3秒で起動するとは思ってなかったので、かなり衝撃を受けました。
こういうプロジェクターを待ってたんですよね。いくら4Kの高画質とはいえ、毎回起動するたびに1分も待たされるならかなり使い勝手が悪いです。
テレビと同じぐらいの速度で起動してくれるので、これからはテレビよりもプロジェクターの方が使う機会が増えるかも。
1つだけ気になったこと
個人的には100点満点のプロジェクターだったんですが、たった1点、気になったことがありました。
本体がすごくコンパクトになったからなのか、一般的なプロジェクターにあるフロントフットがありません。
これは、以前紹介したBenQの4KプロジェクターHT3550iです。この矢印部分のパーツがフロントフットです。角度を簡単に調整できる便利なパーツです。
これが、XGIMI HORIZON Proにはありません。
XGIMI HORIZON Proの底面の四隅には取り外し可能なネジ式のゴム足があります。
このゴム足を緩めて1cmぐらいの角度をつけることは可能です。
ご覧の通り、本当に若干ですが角度はつけられます。
※ただし、これはメーカー推奨の方法ではないので、何かあった場合にメーカーの保証対象外になる恐れがあります。試す場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
価格と購入サイト
価格については、前回紹介したBenQの4Kプロジェクターは20万円を超えてますが、この4Kモデルの『XGIMI HORIZON Pro』は約17万円、フルHDの『XGIMI HORIZON』は約13万円で購入できます。
4Kの高画質でテレビ並みに起動が速いプロジェクターが18万円を切る価格で購入できます。
年々技術は上がりつつも、価格は徐々にこなれてきてるのでこれからさらに普及しそうですね。
詳しいスペックはこちらに情報がまとめられてます。下記、Glimpseサイトで会員登録すると10%offクーポンがもらえるようです。締め切りは不明なので、気になる方はお早めにチェックしてみてください。
→XGIMI HORIZON Pro 4K ホームプロジェクター
→XGIMI HORIZON フルHDホームプロジェクター