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コスパ抜群!75インチなのに発売直後の価格は23万円前後!
ちょっと前にハイセンスの65V型の4Kスタンダード液晶テレビ『65S6E』をレビューしましたが、今回はさらに大きい75V型(75インチ)テレビ『75U8F』の紹介です。
ハイセンスさんからご提供いただきました。ありがとうございます。
2020年6月下旬発売のU8Fシリーズは、ハイセンス液晶テレビの中で最高ランクのモデルである4K ULEDの液晶テレビです。東芝と共同開発されたNEOエンジンプラス2020を搭載してます。
倍速パネルを搭載し、フレーム補間やバックライトエリア別制御、AIシーン別超解像処理など様々な技術が搭載されてます。
今回紹介する75U8FはU8Fシリーズの中でも最も大きいモデルで、ハイセンスジャパンから初めて発売される75V型の4K液晶テレビです。
発売当初の価格は23万円前後で徐々に下がっていくと思います。75V型でこの価格はかなり高コスパです。
「インチ」と「V型」の違い
ちなみに、前回の65V型の記事では「65インチ」と書いてましたが、正式にはインチではなく65「V型」です。
インチとV型の違いは、「インチ」は縁の隠れた部分も含めた大きさで、「V型」は実際に表示されている(目に見えている)部分の大きさです。なので、65インチと65V型では表示領域は65V型の方が広いということになります。(以下、「インチ」ではなく正式名称の「V型」の表記に統一します)
現在発売されているテレビは、ほとんどが「V型」です。そんなに神経質になる必要はありませんが、テレビを買い替えるときに「あれ?インチって書いてないぞ」という場合は、この「V型」のテレビだということを覚えておくと役に立つかもです。
ハイセンスとは?
ハイセンスのことを知らない方に簡単に説明しておきますと、ハイセンスは1969年に中国で設立された電気機器メーカーです。
設立から50年以上が経過してる老舗メーカーですね。日本法人のハイセンスジャパンは2010年に設立され(2015年に「海信日本株式会社」から商号変更)、日本国内ではテレビ事業を中心に国内メーカーより安いうえに高品質なので急激に売り上げが伸びてます。
特に2018年に東芝の映像部門を傘下に入れてからシェアが急拡大し、2019年でのテレビ市場シェアは8%強。2020年のシェア目標は12%です。
2019年には社長直轄の組織として品質部が新設され、「不良率0%」を目標に品質管理が徹底されてます。
365日、年中無休のコールセンターも開設され、これまで主戦場だった中国や欧米市場に加え、日本市場獲得へハイセンスが本気になってます。
ハイセンス初の75V型『75U8F』外観レビュー
さすがに75V型は大きすぎて箱出しから設置まで1人じゃできないので、配送業者の方に手伝っていただきました。
幅150cmのテレビ台の大きさを優に超えてます。こりゃデカイ。
スタンドを含む本体サイズは、幅167.6 × 高さ105.6 × 奥行き36.7cm。テレビのみの厚みは8.4cmです。
テレビ台が小さくて見た目のバランスが良くないので、後日壁掛けします。またブログにしますので、気になる方は購読をお願いします。
50V型の50A6800を手前に並べてみました。買った当初は50インチって大きいなぁと感じたもんですが、こうやって75V型と比べるとかなり小さいですね。
この75V型は同じU8Fシリーズの中でもより高級感のあるボディデザインに設計されてます。
より安定感と高級感があるバタフライスタンド。このスタンド、かなり美しいです。
フレームにはハイライトの美しいエッジが入るように設計され、ディスプレイはノンベゼルデザインになってます。ベゼルがなくなったことによって、より映像の存在感が際立ち、映像の世界により入り込みやすくなりました。
厚みは8.4cmで、スタンドを除く本体の重さは29.5kg。これぐらいの重さなら壁掛けにしても大丈夫そうです。
スピーカーは本体下部に下向きに設置されてます。2.0ch・フルレンジ×2で、最大出力は13W + 13Wです。
高音質を実現した最新のテレビ音響技術「Eilex PRISM(アイレックス・プリズム)」とドルビーオーディオを搭載。
普通にいい音でした。特に気になることはありません。
背面は壁掛けが簡単にできるようにフラットになってます。(持ち手2つは外す必要がある)
端子類の種類や配置などはYouTubeに公開した動画で詳しく説明してますのでそちらをご覧ください。
75V型液晶テレビの視聴距離はどれぐらい?
いろんなサイトで大画面の液晶テレビの視聴距離について書かれてます。
一般的には「画面の高さ × 1.5倍」と表現されてるものが多いので、実際に75U8Fで試してみました。
75U8Fの高さはスタンドを含まない状態だと96.6cmです。
96.6cm × 1.5倍 = 144.9cm
実際に、75U8Fの前144.9cmぐらいのところで画面を見てみましたが、画素は認識できなくなって滑らかに見えますが、画面の映像設定によっては眩しすぎてかなり目が疲れました。
バックライトを低く設定すれば見れないことはないですが、個人的に画面が近すぎて視線の移動距離も大きいのでちょっと目が疲れました。
色々と試した結果、2.5〜3mぐらいだと近すぎず遠すぎず、画面全体が視野いっぱいに入る距離でした。
これぐらい離れると、目への負担が少なく、ほとんど疲れることがなくなりました。
特にうちには育ち盛りの子供が2人いるので、近視が進まないようできるだけ離れて見るように気を付けてます。
75V型の動作チェック&便利な機能
75U8FのリモコンEN3A40。全体的にマットな質感で、ボタンも押し心地が良くて気に入ってます。
プラスチックなんでちょっとチープな感じもしますが、その分すごく軽いので使いやすいです。
NETFLIXやYouTubeなどの動画配信サービスのボタンを6つ搭載してます。
本体の電源ボタンは中央下部のHiSENSEロゴの右下あたりにあります。電源ボタンを左右に倒してチャンネル切り替えなどの操作も可能です。
ただ、基本的にはリモコンの電源ボタンで電源オンオフするので、本体のボタンはほとんど使うことはありません。
リモコンで電源オン。電源オフの状態が長いと起動時間が長くかかります。実際の時間は動画を確認してください。
ただ、電源オフの時間が短いと起動は速くなります。
リモコンの二画面ボタンを押すと放送中の番組を左右に並べて表示できます。裏番組をチェックしたいときに重宝してます。かなり便利です。
画面の拡大縮小を3段階で調整できますし、左右の音声の切り換えや、左右画面の切り換えもできます。
ただ、外部入力同士の表示、録画番組、動画配信サービス視聴中は二画面表示できません。
もう一つ便利なのが画面静止機能です。
地デジなど放送中の番組も一時停止ボタンで画面を止めることができます。メモを取りたいときに役立ってます。
番組表は4段階で文字サイズを変更できます。細かな文字もはっきり見えて、かなり見やすいですね。
外付けハードディスクを接続すれば、番組表から簡単に録画することができます。2番組同時録画に対応です。
実際に使ってみてうれしかったのが、録画リストの表示が格段にスピードアップしてたこと。
50A6800の時は、ちょっと待たされることがありましたが、同じハードディスクを使ってるにもかかわらず、75U8Fは待たされることなく録画リストが素早く表示されます。
これはとても使い勝手が良くなってて快適です。
4K ULED液晶の画質について
ハイセンスの4Kテレビには4つのグレードがあって、上から
- 4K 有機EL(OLED)
- 4K ULED液晶
- 4K SMART液晶
- 4K 液晶
この4つのグレードに分かれてます。
この75U8Fは上から2番目のNEOエンジンプラス2020を搭載したハイエンドクラスの4K ULED液晶テレビです。液晶の中ではトップの画質を誇ります。
初めてのULED液晶だったんですが、SMART液晶も特に文句のない画質だったのに、このULEDはさらに上を行ってます。マジでキレイです。
地デジを4K画質にアップコンバートしたりAIの超解像度処理でよりノイズの少ない高画質を楽しめます。
さすがに、バラエティや報道番組で低画質の素材を使ってる場合は限界がありますが、画質にこだわって撮影されてるドラマなどを観ると映像の美しさにうっとりすることが増えました。
NetflixやAmazonプライムビデオで海外ドラマや映画を見る時はHD画質でもかなり綺麗に映りますし、4K画質ならもう文句のつけようがないほどキレイです。
あと、圧倒的だったのが画面の大きさ。
テレビに映ってる人が実物の何倍も大きいというのは不思議な感覚です。ただ、これが慣れてくると凄く良い。映画館なんか行くと、人から何から全部がデカイんだけど、この75V型はそれと似たような感覚を味わえます。
昔の横長の映画で、アスペクト比2.35のシネスコープの横長画面を観たら、まるで映画館にいるようで没入感がすごいです。無茶苦茶良いです。すごく気に入りました。
視野角も斜めから見てもほとんど白くなりません。
また、これまで使ってた50A6800や65S6Eは背景が真っ白だと四隅が暗くなってましたが、75U8Fでは四隅が暗くなることもありません。
やっぱりハイエンドクラスの4K ULED液晶テレビは良いです。
あと低遅延と倍速パネル&フレーム補間処理でゲームも滑らかです。これでPS5をプレイするのが楽しみです。
75U8F 動画レビュー
YouTubeに動画レビューを公開しました。
高級感のあるデザインや背面の端子類、画質や音質、お気に入りの二画面機能についても詳しく紹介してます。
▼ まるで映画館!ハイセンス初の75V型(75インチ) 4K液晶テレビ75U8Fレビュー
初めての75V型テレビまとめ 良い点と気になった点
実際に1週間ほど75V型テレビの生活を送ってみました。
良い点と気になった点は以下の通り。
- ● 75V型テレビの良い点
-
- まるで映画館のような大画面で作品に没頭できる
- 映画やドラマが今まで以上に楽しめるようになった
- 地デジもキレイですがブルーレイやNETFLIXやAmazonプライムビデオのHD作品もとてもきれいに映る。たまに4Kか?と間違いそうになることもある
- NETFLIXやAmazonプライムビデオなどの4K作品は美しさが別次元で非常に素晴らしい
- HD650などのヘッドホンを繋げて映画を観るとさらに没入感が増して楽しさが倍増する
- 映画館に行けなくてももうこれで十分かも
75インチの大画面で観る映画、たまらなく面白いです。
特にヘッドホンをつけてワイルドスピードなどのアクション映画なんか観た日にはもう興奮マックスですよ。
今まで好きだった映画を見返して悦に浸ってます。
- ● 75V型テレビの気になる点
-
- 設定によっては画面が明るすぎて目がチカチカする
- 視聴距離をしっかり取らないと目が疲れる
- ある程度の部屋のスペースが必要
使い始めた当初は、映像設定が「自動」になってたので、すごく画面が明るすぎて目がチカチカしました。
設定をいろいろいじって、今はスタンダードでバックライトは50ぐらいにしてます。(設定の幅が広いので好みの設定にいじるのが吉)
これで1週間ほど使ってますが、もう全然目が疲れなくなりました(テレビからの距離は2.5〜3mで視聴)。
あと、画面が大きいのである程度の場所がないと快適な視聴距離を稼げません。人によっては目が疲れることがあるので、最低でも2.5mは視聴距離を確保できる部屋推奨です。
そのほか、上記レビュー動画内で、起動が遅いとか電源オフの音がちょっと大きいと言ってますが、1週間ちょっと使ってたらもう慣れました。
逆に、録画リストの表示が早いとか画面がキレイとか、使い勝手の向上の方が上回ってるので満足度の方がかなり上になりました。
75v型はデカすぎるかなーと思いましたが映像をさらに良い画質・大画面で楽しみたいなら間違いないモデルです。
コスパも高いので75V型のテレビを探してるなら、かなりおすすめのモデルです。
これからこの75U8Fを壁掛けする予定です。その様子もまた動画・ブログにする予定なので、気になる方はチャンネル登録とブログの購読もお願いします。
追記:75U8F 6ヶ月使用レビュー
2020.12.10 75U8Fを6ヶ月使用したレビューを別記事にまとめました。
ハイセンス75インチTV「75U8F」6ヶ月レビュー!中国のメーカーだから壊れやすい?
購入しようか迷ってる方は是非ご覧ください。
結論から言うと、ノントラブルでした。