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プロジェクターって大きくて面倒な印象があったけどCinemageで概念がガラッと変わりました。
上記写真、右が75インチのハイセンスのテレビで、左が今回紹介するモバイルプロジェクター『シネマージュ』で投影した100インチの画面。(最大300インチまでですが、うちには大きな壁がなかったので100インチが限界でした)
昼間にメインカーテンを閉めた状態(小さい窓は開いてます)で、ここまで明るくて鮮明に写ってます。それにしても100インチ(横幅2.3m × 縦1.3m)はデカい!75インチのテレビ以上に映画館みたい。
モバイルプロジェクターでこの大画面と高画質は驚きです。
このシネマージュを使うようになってから、プロジェクターに対する概念がガラッと良い方に変わりました。
ちなみに、シネマージュを知らなかった時に「プロジェクターを使う手順は?」と聞かれたら…
- 専用ケースごと保管場所から引っ張り出す
- 会議室に持って行く(距離があるレンタル会議室とかだと重くて超大変)
- コンセントに延長コード繋げて電源確保
- スクリーンを下ろす
- プロジェクターを台に置き、高さと水平を調整
- HDMIケーブルでパソコンに繋ぐ
- ブラインドを下げて画面の映り具合(明るさやピント)を調整
といった感じで、すごく面倒という印象しかありませんでした。
シンプルにキーワードにするとこんな感じ。
- 大きい
- 重い
- 設置が面倒
- 電源必須
- スクリーン必須
- 台形補正とピント補正が面倒
- HDMIケーブルが必要
- 写りが悪くて見にくい
このプロジェクターに対する負の印象を、180度変えてくれたのが、モバイルプロジェクターの最高傑作とも呼べる、業界最高峰の映像美を実現した小型プロジェクター『Cinemage(シネマージュ)』です。
Cinemage(シネマージュ)とは?
2020年7月11日から公式サイトにてクラウドファンディングプロジェクトがスタート。
シネマージュを扱ってる株式会社MiraArc(ミラアーク)は、東京に本社を構える日本企業です。
公式サイトでの応募は人気殺到のためすでに終了してますが、記事執筆時(2020年7月28日)にはMakuakeにてクラウドファンディングキャンペーンが開催されてます。
プロジェクト終了は2020年08月30日。
Makuake|天空映画館を持ち歩こう!圧倒的な映像美を誇るこだわりのモバイルプロジェクター登場|マクアケ – クラウドファンディング
簡単にシネマージュの特徴をまとめると…
- ● Cinemage(シネマージュ)の特徴
-
- 小さくて軽いのに、最大300インチの大画面
- モバイルバッテリー内蔵で2時間は電源なしで使える
- スクリーン不要、白い壁があればフルハイビジョン対応の高画質な映像を映し出せる
- 台形補正やピントを自動で調整
- Android&Google Play搭載
- ワイヤレスでパソコン・スマホ・タブレットに接続可能(HDMIも搭載)
- 3Wのデュアルスピーカーで映画やドラマを高音質で楽しめる
より詳しい仕様については、Makuakeをご覧ください。
今回、このシネマージュをメーカーさんから発売前のサンプル品をご提供いただきましたので、2週間ほど使ったレビューをまとめてみました。
結論から言うと、僕よりも中学二年生の娘が気に入ってしまって、もう返してくれないぐらい気に入ってる様子。地上波よりYouTubeやAmazonプライムビデオを楽しんでる娘にとっては、ベストなディスプレイだったようです。
※今回レビューしているシネマージュはサンプル品のため、一般販売品と内容や仕様が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
シネマージュ パッケージ内容と特徴
シネマージュのパッケージを開封。
パッケージ内容は以下の通り。
- プロジェクター本体
- リモコン
- HDMIケーブル
- 充電用アダプター
- 取扱説明書(日本語)
三脚や収納ケースも今後販売予定とのこと(別売)。
シネマージュの本体。金属のボディで質感もいい感じ。重さは740gで、高さ161mm × 幅90mm × 奥行き90mm。
前面にあるレンズカバーを下にスライドさせると、レンズとオートフォーカスセンサーが出てきます。
片手で持てるほどコンパクトです。
明るさは、家庭用のモバイルプロジェクターとしては高レベルの200ANSIルーメンの明るさです。さらに、映画館などの業務用に使われることが多いDLP投影方式が採用されてます。
今までの家庭用モバイルプロジェクターに採用されていた液晶方式(3LCD方式)とは、明るさ・カラーコントラストのレベルが違います。
背面に端子類がシンプルにまとまってます。
上から、電源ボタン・3.5mmイヤホン端子・USB端子・USB端子(モバイルバッテリー)・HDMI・電源端子。
USB端子にはUSBメモリなどを挿入して使用することが可能で、もう一つのUSB端子ではスマホなどに繋げばモバイルバッテリーとしても使えます。
リモコン用のレシーバーが付属してました。
リモコンを使う場合は、レシーバーをUSB端子に接続しておきます。
天板は使いやすいタッチスクリーンになってます。
中央部分はスマホのようにスワイプしたりタップしたりして操作します。その周りに、音量調整・メニュー・戻る・Bluetoothスピーカーモード、のボタンが配置されてます。
付属のリモコンも使いやすいんですが、個人的にはこのタッチスクリーンの方が操作しやすかったです。スマホやタブレットを操作するように、直感的に使えるのが気に入ってます。
底面には1/4ネジ穴を搭載。上下左右を好きな角度に調整したい場合は、好きな三脚を使うことができます。
マンフロットのミニ三脚『PIXI』がちょうどいい感じでした。
シネマージュにマンフロットの三脚をつけるとこんな感じ。机やテーブルの上に置くにはちょうどいいサイズ感の三脚です。
付属のリモコン。単四電池2本(別売)が必要です。
電源・ミュート・フォーカス調整・マウスモード切り替え・上下左右移動・決定・戻る・メニュー・ホーム・音量調整、のボタンがあります。
ピント調整と台形補正が素晴らしい
まずは、電源オンで動作確認。
電源ボタンを3秒ほど長押しすると起動が始まります。
起動時間は約30秒ほど。ホーム画面が表示されます。と同時にファンも常時回転します。(ファンの速度を「自動」に設定してるので、内部温度の変化によってファンの回転数が変動します。)
壁から50cmの距離で投影してみました。ホーム画面が無茶苦茶きれいに表示されてます。高精細感がすごい。
壁との距離を変えてピントが合ってない場合、パターンが表示されて焦点距離の調整と台形補正が自動で行われます。
ピントを合わせる場合、周囲が明るくてパターンがくっきり映らない場合、なかなかピントが合いません。周囲を暗くすると、サクッとピントが合います。
今までのプロジェクターってピント調整と台形補正が面倒だったので、仕事では使っても個人的に使う気にもなりませんでした。
それが、このシネマージュは全部自動でやってくれます。これ、おそらくこのプロジェクターの肝部分です。ここが面倒だったら継続して使う気にもならないと思うので、この動作が快適なのはかなりポイント高いです。
100インチの大画面にして使ってみた
ミニ三脚じゃ十分な高さを出せないので、大きめの三脚に設置しました。
壁から3.2mの距離で壁に投影すると、横2.3m × 縦1.3mの100インチ相当の画面になります。
ちなみに、シネマージュは最大300インチ(横6.6m × 縦3.7m)までとのことで、その際は壁から8〜9mほど離れる必要があります。
昼間だと、カーテンを閉めてもちょっと光が漏れてくるので、ちゃんと楽しむには夜がおすすめ。夜だとさらにはっきり見えるようになります。
Android7.1.2が搭載されてます。普段からAndroidに慣れてる方なら迷うこともなさそうです。
設定には、ネットワークやBluetoothのほか、投影設定で画面の明るさやファンの速さ、カーソル速度、縦横比やズーム率などを変更することができます。
1点、気になったのがファンの音。
最初に電源オンした際、ファンが勢いよく回ってその音の大きさに驚いたんですが、「ファンの風速」で1〜4段階と自動に設定が可能です。
「自動」に設定したら音がかなり小さくなったんですが、使ってるうちに本体が熱を持ってくるとファンの回転速度は速くなります。
最初は気になったんですが、慣れてきたら気にならなくなりました。
ミラーリングはEshare・Airplay・MiraCastで行います。上記画面はEshareをパソコンのブラウザで開いた画面。Android、iPhone、iPad、Windowsパソコンをミラーリング可能です。
iPhoneをミラーリングしてみました。若干遅延はありますが、気にならないレベルでした。
MacBookの画面はAirPlayでミラーリングする必要があるんですが、こちらは明らかに遅延が酷かった。パソコンの場合は、変換アダプタなどを使ってHDMIケーブルで接続した方が動作は速いです。
YouTube、Amazonプライム、Netflixの画質・使い勝手は?
まずはYouTube。
リモコンでの操作はちょっとやりずらかったです。リモコンの十字キーで操作するよりもプロジェクタ本体のタッチスクリーンの方がサクサクでした。二本指で上下左右にスワイプして移動も可能。
フルHDの動画を再生してみました。
プロジェクターの解像度は1920×1080ピクセルですが、さすがにテレビと比較するのは無理があります。高画質とまでは言えませんが、普通に観られるレベルでした。4K映像も同じ。
大きな画面でゆったりと映像を観るのは、趣がありますね。
スピーカーは3Wのデュアル・スピーカーで、普通にいい音です。違和感なく映像に入り込むことができます。
または、イヤホンやヘッドホンを3.5mm端子に接続して使うのもいいし、Bluetoothヘッドホンで無線接続して使うこともできます。
次にNetflix。
Netflixに関しては、プロジェクターのせいというよりもアプリの仕様だと思いますが、音声がズレます。
特に、人が喋ってる音声が遅れるので、観るのをやめました。
これは、今後アプリがアップデートすれば解消すると思います。
最後にAmazonプライムビデオ。
こちらはYouTube同様、音声の遅延もなくとても快適に視聴できました。
リモコンでの操作もYouTubeより格段に使いやすかったです。
今のところ、シネマージュで動画配信サービスを楽しむなら、Amazonプライムビデオがおすすめです。あと、YouTubeも普通に観られます。
Netflixはソフトのアップデート待ちですね。
ゲーム(Nintendo Switch)は遅延あり
次にゲーム。
Nintendo SwitchをHDMIで接続して使ってみました。
スプラトゥーン2をプレイしてみましたが、明らかに遅延が発生しました。コントロールを操作してから2テンポほど遅れる感じ。
テレビのように映像設定で「低遅延モード」があるのかなと調べてみましたが、それらしい項目は見当たらず。
俊敏なコントロールが必要なゲームは難しそうでした。(PS4など他のゲームは不明)
今後、アップーデートで改善されることを期待します。
天井に映して寝ながら視聴もできる
モバイルプロジェクターの強みとして、いろんなところに持って行って手軽に使えることがあります。
外に持ち出すことも考えましたが、まずはMakuakeのサイトを真似して、天井に映して視聴してみました。
まずは、文庫本を2冊、間隔を少し開けて並べます。
その間にシネマージュを上に向けて寝かせます。これでプロジェクターが左右に動かず安定して視聴できます。
この状態だと満充電でバッテリーが2時間ほどしか持たないので、長時間視聴したい場合は本を増やして高くすれば電源ケーブルが挿せるようになります。
天井に移すとこんな感じ。ベッドがあるので天井までの高さは2mもないので、画面はそんなに大きくできませんでした。
少しでも画面を大きくしたいなら、床に直置きがベストかも。
映像もキレイなので、寝る前に映画を視聴するならこれ最強です。
ただ、ファンの排気口を塞ぐと本体が熱くなるので、その点だけ注意が必要です。
動画レビュー
YouTubeに動画レビューを公開してます。
動画だとより分かりやすいと思いますので、購入検討中の方は是非どうぞ。
▼最大300インチ!コンパクトなモバイルプロジェクター『Cinemage(シネマージュ)』レビュー
良かった点と気になった点 まとめ
最後に、シネマージュの良かった点と気になった点をまとめておきます。
- ● シネマージュの気になった点
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- ファンの音が意外と大きい(慣れたら気にならない)
- 動画配信サービス閲覧時のリモコンが使いにくい
- Netflixの音声が遅延する
特に気になったのがリモコン。AmazonプライムビデオのFireTV Stickとちょうど同じ大きさなので、どうしてもあの使い勝手の良さと比較してしまいがちですが、動画再生中の早送り巻き戻しがもっと快適になればいいなーと。
特に、10秒早送りと巻き戻しにリモコンが対応してくれれば文句ありません。
- ● シネマージュの良かった点
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- 電源オン(起動)は30秒、電源オフは一瞬
- ピント調整と台形補正の自動がとても快適
- 軽くてコンパクトなのでどこにでも手軽に持っていける
- 内蔵バッテリーだけで2時間使える
- 予想外に高画質
一番気に入ってるのが、2のピント調整と台形補正。これを自動でささっとやってくれるので、セッティングの煩わしさが皆無です。これが快適なので、また使おうっていう気になります。
また、起動も30秒と速いのもポイント高いです。
モバイルプロジェクターって初めて使ったんですが、今まで抱いてたプロジェクターへのマイナスイメージを全てこのシネマージュが払拭してくれました。
どうやら、モバイルプロジェクターが好きになったようです。
中学2年生の娘に取られた
ただ、僕以上にプロジェクターを気に入ってしまったのが中学2年生の娘。
普段、地上波はほとんど見てないので、「テレビ欲しい」とねだられたことはありません。
その代わり、YouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスはiPadで観てるので、このプロジェクターが届いた時から目がキラキラ輝いてました。
娘の部屋に設置したプロジェクター。白い壁の幅が100cmぐらいなので、45インチぐらいの大きさです。
ここで、勉強の合間にAmazonプライムビデオで韓流ドラマを観るのが楽しみなんだとか。
あまりにも喜んでるので、定位置は娘の部屋に決まりました。
ただ、100インチの大画面で僕も観たい時は、娘にお願いして借りることにします。
Cinemage(シネマージュ)、気になった方はぜひMakuakeをチェックしてみてください。プロジェクターに対する概念が変わりますよ。
プロジェクト終了は2020年08月30日。
一般販売よりも安い価格で購入したいなら、お早めにどうぞ。数量限定なのでなくなり次第、終了です。
Makuake|天空映画館を持ち歩こう!圧倒的な映像美を誇るこだわりのモバイルプロジェクター登場|マクアケ – クラウドファンディング