発売から4日で受注停止?
2024年4月1日。某カメラ店のツイートに注目が集まりました。エイプリルフールのネタかな?
富士フイルムさんから「FUJIFLM X100VIの受注停止」の連絡が入りました
X100VIの発売日は3月28日(木)なので、発売から4日で受注停止になったようです(まだ未確定)。
最初はエイプリルフールネタかなと思いましたが、カメラ店曰く「公開しても良いこととダメなものはきちんと判断している。メーカーからもOKが出てるからポストした」という趣旨のポストがあったので、近いうちに富士フイルムからも公式アナウンスがあるかもしれません。
そんなX100VIですが、幸運にもマップカメラで購入できました。
キヤノンユーザーがX100VIを予約した理由 抽選販売はどこ?世界で一番売れてるカメラ
2日ほど使ってみたのでファーストインプレッション動画を公開しました。
X100VI ファーストインプレ動画
以下の内容でまとめてます。
- 00:00 開封イントロ
- 00:23 保証書に捺印と日付あり
- 01:59 開封つづき
- 04:40 一緒に購入したもの
- 05:24 液晶保護ガラスを付ける
- 09:01 萩庭桂太ショートストラップ
- 13:29 レンズフード装着
- 15:11 電源オン
- 16:12 シャッター音とフィーリング
- 16:57 写真の作例
- 17:31 OVFに感動
- 18:20 最初の印象「X100VIは良いカメラ」
AF速度とAF駆動音のテスト動画
続けて、AF速度とAF駆動音のテストもやってみました。
Xを見てると「X100VIが高額なのでライカQ3を買った」という方がいらしたので、60回金利手数料0円で購入したうちのライカQ3と比べてみました。
▼ Fujifilm X100VI LeicaQ3 AF速度&AF駆動音 比較テストX100VIと一緒に買ったもの
ファーストインプレッションのまとめの前に一緒に購入したものをご紹介。
『ケンコー ブラックミストプロテクター 49mm 825686』。ブラックミストNo.1の1/4相当のほんのりソフト効果でつけっぱなしにできるソフトフィルター。光があるところだと、ほんのりふわっとします。
このフィルターのみではX100VIに装着できません。別途アダプターリングが必要です。
『kinokoo FUJIFILM X100V専用 ガラスプロテクター 2枚セット』。X100V用ですがX100VIの液晶モニターと同じサイズでした。本当はグラマスのが欲しかったけど高いからいつもkinokooのを買ってます。エッジの処理はグラマスの方が上だけど、安いし質も良い。
『萩庭桂太 ショートストラップ』。長さが68cmしかないショートストラップです。首から下げたらかなり短くて驚くと思います。首から下げた状態だとファインダー覗いて撮影するしかできません。液晶モニターで撮影する場合は首から外さないと老眼の人には無理です。
萩庭さんはM型ライカを愛用されてるので、このストラップがちょうど良いんだと思います。X100VIはEVFはもちろんOVFも使えるのでこのストラップがピッタリです。
アルチザンアーティストの革ストラップと萩庭さんのショートストラップの長さ比較。こんなに短いです。
このようにX100VIとライカQ3を上下に首から下げられます。X100VIのレンズは35mm換算で35mm、Q3は28mmと近い焦点距離なのでこのパターンで使うことは少ないですが、撮り比べの時には便利そう。
『Haoge LH-X54W 正方形メタルレンズフード 49mm』。見た目がQ3により近づきます。アダプターリングも同梱されているので、上記ブラックミストフィルターを使う時に別途買う必要はありません。フィルター装着すれば防塵防滴にもなります。
X100VI 付属のレンズキャップも装着はできますが、ほんの少し隙間はできます。
X100VI ファーストインプレッション
前提として、メインのカメラはキヤノンのR3とR5 Cを使ってて、趣味&仕事でも使えるカメラとしてライカQ3とFUJIFILM X-T5(X-S20から買い替え)を使ってます。
デザイン
まず、デザインについてはGR3よりは大きいですが、とてもコンパクトなサイズ感です。グリップもちょっとだけ出てるだけですが、本体とレンズが小さいので違和感はありません。持ちやすさもなかなかです。
軍艦部のダイヤルも見やすくて使いやすい。シャッタースピードとISO感度が一つのダイヤルで操作できます。露出補正ダイヤルとリヤコマンドダイヤルの間食もなかなか良い。
シャッターはレンズシャッターです。押した感触はあまりありません。音もすごく小さいです。メカシャッターも電子シャッターも音が3パターンから選べるようになってます。
ハイブリットビューファインダー
狙いを定めてフレーム内で構成するEVF。素通しの世界を見ながら撮影できるOVF。OVFモード時には右下に小窓を出しライブビュー、AFポイントの拡大表示、ポストビューを表示できる「エレクトロニック・レンジファインダー(ERF)」も前モデルから継承されてます。
このOVDを覗いた時の世界が、ちょっと柔らかい感じに見えてすごく気に入ってます。ただ、撮影できる写真とはギャップがありますので慣れは必要です。老眼なので、このOVFとEVFのハイブリットファインダーはすごく助かります。特にOVFは撮ってて楽しいです。
画質について
撮像素子にX-H2やX-T5と同じ有効約4020万画素の裏面照射型「X-Trans CMOS5 HR」センサーを採用しています。前モデルのX100Vは有効約2610万画素だったので、画素数が大きくアップしてます。
実際に撮影して、パソコン上で拡大表示した時に「うおっ!ここまで拡大できるのか!」「無茶苦茶キレイじゃないか!」と何度か感動する写真も撮影できました。最短撮影距離が10cmというのも良いです。マクロ的にも使えます。
普段からQ3の6000万画素をトリミングして使っているので、同じ手順で使えるのも良いです。
最短撮影距離が10cm
富士フイルムのスペック表だと「撮影可能範囲」にあたる「最短撮影距離」が、X100VIはなんと「約10cm~∞」です。かなり接写できます。
有効画素数が約4020万画素もあるので、拡大トリミング耐性も抜群。マクロレンズとしても使えます。
富士フイルムのXマウントレンズで最短撮影距離が10cmのものは「XF30mmF2.8 R LM WR Macro」の1本のみ。さらに、この薄型設計のパンケーキのようなサイズでF値2.0というのは見あたりません。
テーブルフォトをよく撮影する人やマクロを多用したい人にも最適なレンズ仕様となってます。
オートフォーカス速度とレンズ駆動音
唯一、気になったのがオートフォーカスの速度とレンズの駆動音。
上記レビュー動画の通り、オートフォーカスはそこまで速い方ではありません。AF速度はライカQ3と同等程度です。
AF駆動音に関してはXF27mm f2.8のような感じの音が鳴ります。ここはちょっと慣れが必要です。
前のモデルのX100Vを狙うのもあり
全体的にかなり満足していますが、買おうと思っても在庫がない。おまけに受注停止になるかもしれないし、受注停止になってなくてもどのお店でも予約さえできません。
最近の富士フイルムのカメラはずーっとこんな感じです。他のメーカーでは在庫切れもほとんど解消してきているのに、富士フイルムは相変わらずの状況。
新品で在庫があったとしても、大手メーカーは20万円台で販売してますが、他のカメラ店では30万円台後半というメルカリと同じような価格になってます。
なので、X100VIから新たに搭載された手ぶれ補正機能や、4000万画素が不要な場合は、前モデルのX100Vを狙うのもありだと思います。
カメラのキタムラではX100Vが定期的に入荷してまして、質が良いものはすぐ売れてます。狙ってる方は下記URLを定期的にチェックすると良いでしょう。品数としてはマップカメラよりキタムラの方が多いです。店舗数も多いし全国にお店があるのも品数の差に影響してますね。
→ カメラのキタムラでX100Vシルバーを探してみる
→ カメラのキタムラでX100Vブラックを探してみる
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