電気代高騰の原因はこれだった!2023年1月分をチェックしてみた結果

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我が家のスマートメーター
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燃料費調整額がえげつないほど上がってる…
電気代が高騰してる?それって本当?
と疑問に思ったので我が家の電気代をチェックしてみたら、過去最高額の電気代に軽くショックを受けました。家族5人で3万円越えは高すぎ(これまでの過去最高額は2万5千円ほど)…。
高騰はやっぱりマジでした。
このことをツイートしたところ、僕のツイートとしては初めてインプレッション数が8千を超えまして、いいねが29個もついてます。ありがたい!
そのツイートがこちら。

今月の電気代、チェックしてみて!


皆さんやっぱり電気代の高騰にはかなり興味があるようです。
身近な問題なので、当然ですね。
というわけで、実際に何が原因でこんなに電気代が上がってるのか、九州電力のWeb版検針票のデータをもとにグラフ化してみました。

2021年2月から2023年1月の電気代

2021年2月から2023年1月の我が家の電気代がこちら。
以下の項目をピックアップしています。

  • 基本料金(円)
  • 総使用量(kWh)
  • 燃料費調整額(円)
  • 再エネ賦課金(円)
  • 電気料金総額(円)

家族構成は、大人3人の子ども2人(小学生と高校生)。
エアコンは5台。夏場はフル稼働する場合も稀にありますが、冬はパネルヒーターが大活躍してくれてるので2台を同時使用するぐらいです。

基本料金(円) 総使用量(kWh) 燃料費調整額(円) 再エネ賦課金(円) 料金(円)
2021年2月 1650 804 -1,503 2,395 17,347
2021年3月 1650 725 -1,283 2,160 15,729
2021年4月 1650 601 -968 1,790 13,729
2021年5月 1650 582 -803 1,955 13,866
2021年6月 1650 487 -609 1,636 12,153
2021年7月 1650 613 -687 2,059 15,593
2021年8月 1650 758 -796 2,546 20,345
2021年9月 1650 796 -653 2,674 21,594
2021年10月 1650 628 -358 2,110 17,330
2021年11月 1650 571 -160 1,918 14,722
2021年12月 1650 615 -6 2,066 15,337
2022年1月 1650 952 314 3,198 22,981
2022年2月 1650 828 737 2,782 20,725
2022年3月 1650 820 1,099 2,755 20,618
2022年4月 1650 604 948 2,029 15,681
2022年5月 1650 577 992 1,990 15,365
2022年6月 1650 480 888 1,656 13,229
2022年7月 1650 594 1,140 2,049 16,666
2022年8月 1650 805 1,562 2,777 23,455
2022年9月 1650 771 1,496 2,659 22,835
2022年10月 1650 595 3,463 2,052 19,464
2022年11月 1650 544 3,683 1,876 17,286
2022年12月 1650 547 4,174 1,887 17,739
2023年1月 1650 1030 8,364 3,553 31,886

基本料金は1,650円で変わらず。
そのほかの数値は、表じゃ分かりにくいのでグラフ化して比較してみました。
青色:2021年2月〜2022年1月
橙色:2022年2月〜2023年1月
まずは総使用量
電気の総使用量 比較グラフ
総使用量はほぼ前年並み。
というか、2022年の2月・3月・8月、2023年1月以外は全て前年同月より下がってました。節電意識が高くなってたおかげだと思います。
次に再エネ賦課金
再エネ賦課金の比較グラフ
再エネ賦課金とは、太陽光発電などの再生可能エネルギー(再エネ)の固定買取価格制度で電力会社が再エネを買い取りに要した費用を、毎月の電気の総使用量に応じて全員が負担するもの。
こちらは若干上がってはいますが、総じて前年とそう変化はありません。
そして問題の燃料費等調整額
燃料費等調整額の比較グラフ
原油や液体天然ガスなどの燃料を調達する際に発生した価格変動を電気料金に反映させたもの。こちらも再エネ賦課金と同様、毎月の使用量に応じて課金されます。
このグラフを見てお分かりのとおり、燃料費湯調整額が爆上がりしてます。2022年2月ぐらいから起こっている世界情勢の大きな動きが半年遅れてやってきてるようです。
2022年10月ぐらいから大きく上がり、さらに2023年1月に大幅に約2倍になってます。
このグラフ作った当初は、いくら自分達が節電を頑張っても燃料費等調整額がこんなに上がってしまったら何の意味もないじゃないか…と思ってました。
ただ、燃料費等調整額も再エネ賦課金も、それぞれ1kWhあたりの単価がありまして、自分が使った使用量に掛け算で算出されます。節電するメリットは大いにあるんです
最後は電気料金。
電気料金の比較グラフ
うちの電気使用量はほぼ変化なし。それなのに電気料金は全ての月が前年同月より2〜3割アップしてます。
この原因は、これまでのグラフから全て燃料費等調整額が右肩上がりに上がっているせいなのは間違いない事実です。
今まで「なんでこんなに電気代上がってるのかなー」とモヤモヤしてたのが、こうやって表とグラフにしたおかげでハッキリと分かりました。ようやくスッキリです。

電気料金に占める燃料費等調整額の割合

最後に、毎月払っている電気代のうち、燃料費等調整額の割合はどうなってるんだろう?と思ったので、こちらも表とグラフにしてみました。
こちらが、2022年1月と2023年1月の電気料金の内訳です。

2022年1月 2023年1月
基本料金 1650 1650
使用した電気料金 17,819 18,319
燃料費調整額 314 8,364
再エネ賦課金 3,198 3,553

これを円グラフにしてみると…

燃料費等調整額の電気料金に占める割合
燃料費等調整額の電気料金に占める割合

2022年1月には1%しかなかった燃料費調整額が、1年後の2023年1月には26%に跳ね上がってます。
そりゃ、電気代も上がるはずです。

電気代2023年2月からはどうなる?

さて、今後もこの高額な燃料費等調整額が続くのかと不安になったあなた。
安心してください。
国が実施する「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」として、電気・ガス価格激変緩和対策事業が開始されます。
ご契約中の電力会社が申請して承認を受ける必要があります。詳しくはご契約中の電力会社のホームページなどでご確認ください。
僕が契約している九州電力の場合は、無事に申請と承認が終わってました。
→ 九州電力送配電 電気料金の割引(激変緩和対策事業)について
結果、2023年2月〜10月分で「燃料費等調整単価」の割引が行われます。

割引単価(税込み)
2023年2月分~9月分 2023年10月分
低圧(家庭用等) ▲7.00円/kWh ▲3.50円/kWh
高圧(企業等) ▲3.50円/kWh ▲1.80円/kWh

これを受けて、九州電力では燃料費等調整単価は、2023年1月の「+8円 12銭」→ 2023年2月は「+1円 51銭」となるので、本来の電気代に戻りそうです。
ただし、節電することも大切なので、今何Wの電気を使ってるのか知ることができるスマートエナジーハブを買ってみたので、後日レビューします。
お楽しみに!

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