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スポンジ付属でメガネでも普通に使える外付けEVF
屋外で動画撮影中に困るのがモニターに光が反射して見にくくなること。
普段は、BMPCC4Kにティルタのカメラケージとトップハンドルを装着して、トップハンドルの上にAtomos Shinobiを載せて使ってます。Smallrigのモニターホルダーを使ってるので、モニターの角度は好きなように変えられるんですが、それでも光の反射で見にくくなることがあります。
そんな時に重宝するのが外付けの電子ビューファインダー(EVF)というわけです。
外付けEVF「Portkeys LEYE」動画レビュー
YouTubeにファーストインプレッションとして動画レビューをアップしてます。
LEYEがどんな製品なのかささっと知りたい方は、まずはこちらの映像をご覧ください。
▼ 初めて外付けEVF使ってみた「PortKeys LEYE」は軽くてコンパクトでメガネでも快適に使える電子ビューファインダーでした
動画内で紹介しているのは第1世代。2024年には第3世代まで進化してます。第1世代を使ってるので、スポンジが変わったりバッテリーが装着できるようになったりと着実に進化してるのは羨ましい限り。
LEYEはリーズナブルな電子ビューファインダー
今回初めて外付けの電子ビューファインダー(EVF)を使ってみたんですが、レビューする際に他社のものを調べてみて気がついたのが、外付けEVFは高価だということ。
外付けEVFで有名なZACUTO(ザクート)のZファインダーEVFは約10万円。その上のスペックのものになると20万円や30万円と高価なものがたくさんラインナップされてます。
PortKeysからもLEYE以外にもEVFは販売されてますが、上のランクでプロユーザー向けのOEYE 3Gだと約13万円とこちらも高価です。
その点、今回紹介するLEYEは約4万円で購入できるので、初めてEVFを使ってみたいライトユーザーには最適な一台です。
PortKeys LEYE パッケージ。
主なスペックはこちら。
- 2.4インチLCDスクリーンを搭載
- ディスプレイは8ビット
- 明るさは300ニト
- 解像度は1440×900
- HDMI入力は4K30Pまで対応
- コントラスト比は1100:1
- 電源の入力はDC7-24dV/USB 5V
HDMI入力は4K30pまでとのことでしたが、BMPCC4Kの4K60pでもLEYEの画面にはちゃんと表示されました。
LEYEのアイカップ用のスポンジ。
一般的にEVFに使われているアイカップの素材はゴム製のものが多いですが、LEYEはスポンジになってます。
ゴム製だとメガネではほとんど使えないんですが、スポンジだとメガネを傷つけることなく快適にのぞくことができます。メガネユーザーへの配慮がうれしいですね。
DTAPの電源ケーブルも付属してます。
マニュアルは紙では付属せず。Webからダウンロードして確認します。
LEYEの左側面にはHDMI端子と、電源は7-24Vもしくは5VのUSB-Aにて供給します。
5V出力のモバイルバッテリーと接続しても使えますし、Vバッテリーでももちろん使えます。
上面のボタン。ファンクションキーの設定ができます。ピーキングやフォルスカラーなど好きな設定を割り当てることが可能です。
左側面はメニューボタン。ガイド・ビデオ・システム・LUTの設定からファームウェアのアップデートまで細かな設定が可能です。
底面にはNATOレールとARRIロックピン付きの1/4ネジ穴が3つ搭載されてます。
LEYEのファインダーをカメラで撮影してみました。
カメラで撮影すると画面がちょっと白っぽく映ってますが、実際に目で確認すると、非常にクリアで視認性はかなり高いです。
これでライトユーザー向けということなので、プロ用のEVFはどんな感じなのか一度使ってみたくなりました。
実際に使ってみた感想
天気の良い日に屋外で使用したBMPCC4Kのモニター。
光が反射してピーキングや構図を確認するのが非常に難しい状態です。
手で光を遮ってもモニターの内容はほとんど確認できません。
LEYEをBMPCC4Kにセッティングして使ってみました。
電源は「FXLION NANO ONE Vマウントバッテリー 14.8V 50Wh」を使用しました。
そのほか、5V出力のモバイルバッテリーでも普通に使えます。薄型のものを使えば、LEYEの背面にマジックテープでくっつけて使う方法もありますね。
光が眩しい晴天でもEVFなら心配無用でした。
スポンジがあるのでメガネをつけたままでも快適にのぞけます。レンズに傷もつきません。
まず、良かった点は4つありまして…
- 屋外での撮影時に、特に日中だとモニターに光が反射して見えなくなるんですが、これを簡単に解決してくれたこと。あるのとないのとでは屋外撮影時のモチベーションが雲泥の差です。
- 本体がとてもコンパクトで軽いこと。持ち出す際にこのコンパクトさはとても助かります。
- 裸眼の方が見やすいのは間違いないですが、メガネでもスポンジがあるのでとても見やすい。視度調整も簡単なのでメガネを外してもちょっと回せばすぐ自分の視力に合わせることができるのも良い点です。
- 価格が約4万円と外付けEVFとしてはかなりコストパフォーマンスが高いこと
一方、気になった点は1つ…
- 外部電源が必要
今回はFXLIONのVバッテリーを使いましたが、背面にNP-F550シリーズとかLP-E6などの小さなバッテリーが付けられるともっと良かったかなと感じました(追記:第2世代と第3世代はキヤノンのLP-E6系が使えます)。
今回、初めて外付けEVFを使ってみたんですが、これかなり気に入りました。
今まではBMPCC4Kの上にATOMOS SHINOBIのような外部ディスプレイを載せて使ってたんですが、屋外だとやっぱり光の反射で見えにくくなることが多かったんですよね。
その点、このEVFなら光が全く入らないし映像もとてもクリアで明るい。さらに余計なものが見えないので、画面に集中して撮影に没頭することができました。
BMPCC4kやCanon C70などのビューファインダーがないカメラはもちろん、屋外撮影時に見やすくて手頃な価格のEVFを探してる方にもおすすめです。
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