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HHKB Pro2/BT/REALFORCE タイピング音比較動画も
4年前にサラリーマンから独立してタイピングの量が激増。
独立当初は、ブログやHPを制作運営するのに1日14時間ぐらい費やしてたので、毎日1〜2万文字ほどタイピングしてました。(最近は1日5千〜1万文字に落ち着いてます。)
これまではずーっとMac標準のキーボードを使ってたんですが、さすがにそんなにたくさんの文字を打つと疲れてくる。
というわけで、仕事環境を改善する意味も込めて、2年前に人工工学に基づいた高級キーボード『REALFORCE 91UBK-S』を買いました。
人間工学に基づいた高級キーボード『REALFORCE 91UBK-S』購入レビュー Macでもキー配列設定簡単
初めて使った当時は、柔らかなキータッチに惚れ惚れしたのを今でも覚えてます。
なおかつ長時間タイピングしてても疲れないことに衝撃を受けました。
最後はHHKBにたどり着いた
それから1年半ほど使用してから91UBK-Sの複数のキーから異音がするようになりました。
さらにはよく使うキートップの文字も薄くなってきてました。
あと、元々Windows用のキーボードということもあり、Macで使ってると右側にあるPrintScreen / ScrolLock / Insert / Home / Page Up / Page Downをほとんど使ってないことにも気がつきました。
うちはデスクが狭いので、机の上に置く物は極力コンパクトにしたい。
そこで見つけたのがHHKBです。
1996年12月に初代機が発売されたコンパクトなハイエンドキーボード。
キースイッチはREALFORCEと同じ「静電容量無接点方式」が採用されてます。
必要最低限のキーを合理的な配列で設計されたキーボード。キートップは昇華印刷でプリントされ長く使ってもかすれることがありません。(REALFORCE 91UBK-Sはレーザー印刷だったのでいくつかの文字がかすれてきてました)
また、英語配列モデルにはキートップに何もプリントされてない無刻印モデルも!最上級のキーボードと言っても過言ではないでしょう。
というわけで、いろいろ調べて『HHKB Professional2』を購入。
HHKB Professional2 購入レビュー!US(英語)配列をMacで快適に使うために設定したこと
初めての英語配列でしたがキー配列をカスタムしたりすれば特に問題はありませんでした。
REALFORCEの「スコスコ」音に慣れていたので、当初は「パチパチ、カチャカチャ」音の大きさにちょっと戸惑いましたが、慣れて快適にタイピングできるようになってくると、この音が快感に感じるようになりました。
打鍵感は最高です!
あまりにも気に入ってしまったので、Bluetoothモデルの『HHKB Professional BT』も買っちゃいました。
今度はHHKB Professional BT 購入!iPad Proのハードウェアキーボードとして快適な入力環境を!
もう完全にHHKBの虜です。これでもう数年はキーボード買い替える必要はないなと思ってた矢先。
2019年12月10日にそのラインナップが一新され、新たに3グレード16モデルが発売開始されました!
一番の目玉はBluetooth/USB両対応のHYBRID Type-S
グレードは3種類。
ベースになるのが、Bluetooth接続とUSB接続に対応しキーマップ変更できる「HYBRID」(税込30,250円)。
HYBRIDをさらに高速打鍵・静粛性を実現した「HYBRID Type-S」(税込35,200円)。
HYBRIDからBluetooth接続とキーマップ変更を削った「Classic」(税込25,300円)。
それぞれのグレードで、英語配列・日本語配列・無刻印のキー・白と黒の組み合わせで販売されてます。ただしClassicには日本語配列は無し。
特にHYBRID Type-Sに関しては今回の一番の目玉モデルです。
これまでのラインナップにはBluetooth/USB両対応したものはなかったし、さらにはBluetoothモデルには静音キータイプはありませんでした。
というわけで、今回はこの中から『PFU HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/白』を買いました。
HHKBは2つ持ってますが、
- ともに英語配列だったので日本語版を使ってみたかった
- 英語配列で矢印キーを打つときにFnキー同時押しが面倒くさくなってきた
- デスクトップパソコンの前だけでなくいろんな場所で使いたかったので電池駆動できるものが良い
- タイピング時のカチャカチャ音は好きだったけど、外で使うときに気が引ける
これらのことを考えると「HYBRID Type-S 日本語配列」一択でした。
HYBRID Type-S 日本語配列 購入レビュー
PFUのダンボール。PFUはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングに店舗があります。今回はAmazonで買いました。
キーボードルーフ。プレゼントキャンペーンでいただいたもの。
クリアのキーボードルーフは持ってるのでスモークにしました。
キーボードルーフの四隅には傷防止のゴム足がついてます。
PFU HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/白の箱。
パッケージ一覧。説明書類、キーボード本体、富士通の単三電池2本。
キーボード本体。今回は白にしました。
黒だと暗い場所だとキートップが見えにくいし、ちょっと堅いイメージだったので、見た目が柔らかい白にしました。
日本語配列なので英語配列よりキーの数が9つ増えて69個です。かなりぎっしり詰まった感じがしますね。
底面。Professional BTとよく似てますが、DIPスイッチ(使用する機器に応じて設定モードを切り替える機能)が微妙に右にずれてます。
ゴム足の形状とチルトはBTと同じ。チルトは低・中・高の3段階に設定可能。
DIPスイッチ。SW1のみオンにしてMacモードで使ってます。
背面。中央に電池ボックス、右側にUSB-C、左側に電源スイッチがあります。
電池は単三電池が2本必要。最初は付属している単三電池を使いますが、なくなり次第エネループなどの充電電池に切り替える予定。
ちなみに、充電電池を入れた状態でUSB-Cにつないでも充電はされません。
Macで使う前にまず最初にやったこと
うちのメインマシンはiMac Pro。
なので、REALFORCEもHHKBも全部Macで使ってます。
まず最初にDIPスイッチ1をオンにしてMacモードにします。
次に、PFUでMac用ドライバをダウンロードしてインストールします。
次は、キーボードのコマンドキーとオプションキーを入れ替えます。
これが購入当初のキー配列。
スペースキーの左から外側に向かって「英数」「Alt(Option)」「Command」「Capslock」「Fn」となってます。
Macのキーボードだと、「英数」「Command」「Alt(Option)」「Capslock」なので、キートップを入れ替えました。
キートップを外す専用工具を使えば簡単に外れます。
あとは、キーマップ変更ツールで機能も変更すれば完了です。
キーマップ変更ツールは2019年12月20日現在、Windows版しかリリースされてません。
なので、ParalellsにWinodows10をインストールして使ってるので、そっちにインストールして使いました。
BT用の吸振マットをHYBRID用にカスタマイズ
よりHHKBのタイピング音を引き出すために、Professional2・Professional BTともに吸振マットを使ってます。
アルファベットのキーはもちろん、Enterキーやスペースキーなど大きなキーを叩いたときに机に振動が伝わって低音がドンドン響くのを防いでくれます。
まだHYBRID版は販売されてないので、底面が似ているBTと比較してみたら…
上がHYBRID Type-S、下がBT。HYBRIDの方がDIPスイッチが右側についてます。
HYBRIDにBT用の吸振マットをあててみると、マットが邪魔してDIPスイッチのフタが開けられない。(DIPスイッチ以外はほとんど同じ)
BT用の吸振マットをちょっとだけカットします。
HYBRID Type-S に吸振マットが付きました〜!
HHKB Pro2/BT/REALFORCEとタイピング音比較
準備が終わったので、手持ちの4つのキーボードを使ってタイピング音の比較をやってみました。
音に関しては文章にするのが難しいので、動画をYouTubeにアップしました。
▼ HHKB Hybrid Type-S タイピング音比較!買ってよかった5つのポイント
タイピングオンに関してはHYBRID Type-Sがダントツで静か。
普通の木製デスクで使っても、静音モデルなのでそんなに低音は響きませんが、吸振マットを使うとガラッと音がクリアになります。
さらに4mmのマウスパッドを敷くことで、純粋にタイピング音を楽しむことができるようになります。
HHKB HYBRID Type-S 日本語配列を買って良かった5つのポイント
上記動画内でも紹介してますが、あらためてブログでも買って良かった5つのポイントをまとめておきます。
1.タイピング音が静かで心地よい
HHKBの静音タイプは使ったことがないのでREALFORCEとの比較にはなりますが、とにかくタイピング音が静かで心地がいい。
「カチャカチャ」音は皆無で「スコスコ」という感じでタイピングできます。打鍵感も文句なし。
押下圧は45gでこれまでと一緒ですが、キーストロークが4mmから3.8mmに短くなってるせいか、より軽く感じます。
とにかく打ってて気持ちが良いキーボードです。
たまに爪が当たって「カチャ」と聞こえるのが良いアクセントになってます。
2.矢印キーが独立している
HHKB Professional2とBTは英語配列だったので、矢印キーを使うときはFnキーを一緒に押して使ってました。
約1年ほど使ってたのでもう慣れてたんですが、改めて日本語配列のキーボードを使うと単独で矢印キーがあるのはやっぱり使いやすい。
Fnキー押さなくていいのはやっぱり良い。
動画編集する時とか頻繁に矢印キーを使うので、僕には日本語配列が合ってるのかも。
3.Bluetooth/USB切替が簡単
HYBRIDシリーズからBluetooth 4.2に対応してます。
そのせいか、今のところBluetooth接続で使っててもチャタリングは発生してません。
あと驚いたのがBluetooth接続とUSB接続の切り替えと、接続機器の切り替えがとても早いこと。
「Fn」+「Control」+「0」でBluetooth接続からUSB接続へ切り替えできるんですが、かなりスムーズに切替ができます。
また、「Fn」+「Control」+「1」でBluetooth接続でペアリングしている機器1と接続できます。
接続機器は4つまでペアリング登録でき、「Fn」+「Control」+「1」or「2」or「3」or「4」で切り替えも可能。
Mac、MacBook、iPad、iPhoneなどを瞬時に切り替えて使うことも可能です。
4.キーマップ変更ツールでキー配列が自由自在
2019年12月20日現在、キーマップ変更ツールはWindows版のみ。
なので、僕はiMac ProにインストールしているParallels(Windows10をインストールして使ってます)にインストールして使いました。
これで変更した内容は全てキーボード自体に書き込まれるので、接続機器が変わっても同じ設定で使うことができます。
キーボードファームウェアの更新もこのツールで行うことができます。
キーマップ変更ツールについては、時期は不明ですがMac版もリリースされる予定です。
5.左下のFnキーと左手の組み合わせが便利
日本語配列で地味に便利なのがキーボード左下にあるFnキー。
英語配列はFnキーは右側にしかなかった(DIPスイッチで別のキーに割り当ても可)ので、ファンクションキーとして使う場合は常に右手小指でFnキーを押して使ってました。
これが、日本語配列だと左下にもあるので、ここにちょうど左手小指の根本が当たるため、ノーストレスでファンクションキーを操作することができるようになりました。
これは地味ですがかなり使い勝手が向上しました。
HHKB HYBRID Type-S 日本語配列 感想まとめ
久しぶりに日本語配列のキーボードを使ってみましが、やっぱりイイですね。すごく使いやすい!
HHKBを最初に買ったときはなんとなくキーも少なくてカッコイイという理由で英語配列を選びました。
1年使ってなんとかFnキーを押して使う矢印キーにも慣れたんですが、やっぱり矢印キーは単独であった方が便利でした。両方使ってやっと分かりました。
最初はHYBRIDも英語配列を買おうかなと思ったんですが、欲しかったHYBRID Type-Sの英語配列/白がちょうど在庫切れになってました。
キーボードは白が欲しかったので、あとは無刻印と日本語配列が在庫有りになってました。
さすがに無刻印は使いこなせないので色々考えた末に日本語配列にしたんですが、結果的には大正解。僕には日本語配列が合ってるってことがよーく分かりました。
手元にあるProfessional BTとRealforceは今後使う機会がないと思うので、メルカリで手放す予定。
あー、ほんとにいいキーボードが出てくれましたよ!
まだ使いはじめて4日ですが、キーボードを使うのが楽しくて仕方がありません。