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2018年の年末に、Thunderbolt3のRAID対応外付けHDDを探しているいうエントリーを書きました。
Thunderbolt3のRAID対応外付け大容量HDDを探してる、というお話
2018年5月に人生初のRAIDシステムとしてラトックシステムのRAIDケースを導入したんですが、iMac Proで使うようになってから、これがどうも調子が良くない。
iMac Proは内蔵ストレージが1TBのSSDなので、このラトックシステムの3TBに写真のライブラリやiTunesのデータを全て移して、そこから常時接続して読み込むようにしてました。
これがどうも動作が遅い…。データにアクセスする際にスリープから復帰するんですが、「キュイーーーン」という音とともにHDが回転し、動き出すまでに数秒待たされる。
あと、iMac Proの起動も遅くなりました。
接続したまま起動すると、起動ディスクはきちんと内臓ストレージを指定してるんですが妙に時間がかかる。ケーブル抜いて接続解除した場合だと、サクッと起動するのでこれが原因であることは間違いありません。
さらにはストレージの残りの空き容量が400MBを下回ったので、思い切って『Promise Technology Pegasus3 R4 12TB』を買いました!
Promise Pegasus3 R4 開封!
PromiseのRAID0、1、5、6、10、JBODに対応しているThunderbolt3接続の外付けHDDです。
主な特徴は以下の通り。
- 4ベイハードウェア RAID エンクロージャ
- ハイパフォーマンスエントリー 12TB モデル
- Thunderbolt3 インターフェイスが最大スループットを提供
- ワークステーションのワークエリアやバックアップエリアを拡張
- 4K 動画の同時ストリーミング・編集・バックアップを同時にこなす性能
- デイジーチェイン接続対応デュアル Thunderboltポート
- メンテナンスが容易なホットスワップ対応ドライブベイ
- クリエイティブプロジェクトとデジタルライブラリをバックアップに最適な大容量
- PROMISE のエンドツーエンド 4K ワークフローに最適
- 1m 40Gbps アクティブ Thunderbolt3 ケーブル付属
3TBの3.5インチHDDが4つ内蔵されてます。
詳細は後述しますが、転送速度はむちゃくちゃ速いです!内蔵ストレージが少なくても、転送速度が速いのでストレスなく使うことが可能です。流石に高いだけあります。
MacとWindowsに対応。
パッケージ内容と仕様。
本体サイズは、高さが19.2cm、幅が18.7cm、奥行きが24.5cm。重さは6.8kgです。
箱がかっこよかったので数枚パチリ。
箱を開けるとアクセサリーボックスが入ってました。
パッケージ一覧。アクセサリーボックスと本体。
ラトックシステムのRAIDケースと比べると、やはり大きくて重たいですね。真っ黒なボディにPromiseのロゴがカッコいい。
底面は金属で放熱仕様になってます。4つゴム足が付属。
背面には大きなファンが1つと、上部にはThunderbolt3の端子が2つ。右下が電源ケーブルの差し込み口です。
アクセサリーボックスを開封。
アクセサリー一覧。左からThunderbolt3のケーブル、各国用の電源ケーブル、各国語版のマニュアルです。
付属のThunderbolt3のアクティブケーブル。長さは1m。
日本で使える電源ケーブルはこの2本。ともに3Pで、左が7A 125V、右が10A 125V。
僕は「JET」「JPN」という文字がある左を使いました。
3Pを2Pに変換するプラグ『ELECOM OA雷アダプタ 3ピン→2ピン 雷サージ・ノイズ対策機能付 T-H32N』も買いました。
これで電源タップに差し込んで使えます。
内蔵されてたハードディスクは4つとも東芝製でした。
ハードディスクの型番は「DT01ACA300」。Amazonで調べたら1本9000円ぐらいで販売されてました。
iMac Proの隣に設置しました。
ドライバ、ユーティリティ、マニュアルのダウンロード
設置が完了したら、次にPromiseのサイトにてドライバ、ユーティリティ、マニュアルをダウンロードします。
ドライバはすでにiMac Proにはインストールされてたようですが、一応最新のバージョンのものをダウンロードしてインストールしておきました。
ユーティリティもダウンロードしてインストールします。
ここまで終わったら説明書通りにPromise3 R4をMacに接続します。
接続した後にPromise Utilityを起動すると、詳細の情報が表示されます。
これがPromise Utilityの画面。英語ですが特に難しいことはありません。
出荷時にRAID5の初期シンクロナイズが実施されてます。接続後に、自動的に続きの同期化(シンクロナイゼーション)が開始されます。
Background Activitiesを確認すると、Synchronization(同期化)が稼働中になってます。約5時間ほどで完了しました。
実際に使ってみた感想 スピードは?音は?使い勝手は?
同期化が完了して、早速Blackmagic Disk Speed Testで速度を測ってみました。
ちなみに導入前のラトックシステムの3TBのスピードがこちら。
Writeが80〜90MB/s、READが90〜100MB/s。
ちょっとドキドキしながら測ってみたところ…
うおぉ!!!爆速!!!!!
Writeが800〜1500MB/s、READが400〜600MB/sという結果になりました!ちょっと読み込みが遅い気がしますが、全く問題ないレベルです。
ラトックシステムのRAIDケースで感じてた、スリープからのデータアクセス時のもっさり感も、起動の遅延もなくなりました。iMac Proに接続したまま起動してもささっと問題なく起動してくれてます。
普通の内蔵ストレージを使ってる時のような感覚で使えるのは最高です。
1点気になったのが音。
低音は一切ないんですが、常に「サー」という駆動音が聞こえます。小さな小さなファンヒーターを動かしてる感じ。
オフィスで使うなら何も感じないぐらいの音だと思いますが、自宅で作業してるので特に気になるのかもしれません。
これに関しては長めのThunderbolt3ケーブルを購入してみたので、机の下に移動して使えば問題ないと思います。それについてはまた後日ご報告します。
■ 追記:2019年1月21日
実際にThunderbolt3延長ケーブルを導入してみました。机の下に移動したら、駆動音が気にならないレベルになりました!
長さ2mのThunderbolt3ケーブルを試す Pegasus3の転送速度に変化なし
故障した場合はどうする?
ほぼ大満足のPegasus 3 R4。
あとは、もしハードディスクに異常が発生した場合の対処法を整理しておきます。
本体の保証は3年間なので、その間は無償でメーカーが対応してくれます。
以下のサポートに連絡して状況を説明すれば、代替のハードディスクを送ってくれるので、本体に差し替えて再ビルドすればOK。ただし、故障したハードディスクはメーカーに送り返す必要があります。
3年経過後は、代わりのHDDを購入して自分でリビルドすればできそうです。
以下のサイトで確認できます。