EOS R5 Mark II + RF70-200mm F2.8Lが床に落下!無傷だった理由と絶対NGな保管方法

EOS R5 Mark II + RF70-200mm F2.8Lを床に落下させてしまった

当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。

【結論】EOS R5 Mark II + RF70-200mm F2.8Lは驚異的に頑丈だった

先日、撮影機材を乗せた一脚を倒してしまうという、カメラマンにとって悪夢のような事故が起きました。

結果から先にお伝えすると、EOS R5 Mark II と RF70-200mm F2.8 L IS USM は完全無傷でした。

ただし、これは「たまたま運が良かっただけ」であり、一脚や三脚にカメラを乗せたまま放置することは絶対NGです。

この記事では、以下について詳しく解説します:

  • なぜ無傷で済んだのか(機材の堅牢性)
  • 落下時のダメージチェック方法
  • 絶対にやってはいけない保管方法
  • 携行品保険の重要な注意点

事故のイメージ映像

動画生成AIで作ったイメージ映像です。こんな感じで倒してしまいました。

事故の詳細:一脚ごと床に倒れた瞬間

使用していた機材構成

撮影用に組んでいた”自作一脚システム”は以下の構成でした:

総額で100万円を超える機材です。

事故が起きた瞬間

なんでこんなところに置いておいたのかというぐらいの配置

「どうせまたすぐ撮影するだろう」と思い、部屋の入り口付近にカメラを乗せたまま一脚を放置していました。

しばらく作業をして玄関のドアを開けて外に出ようとした瞬間──

置いていた一脚の存在を完全に忘れていて、ハンドル部分に身体が当たってしまったんです。

「あ、やばい!やっちまった…」

振り返った時にはもう遅く、一脚と三脚ベースごと、そのまま「ガーン!」とフローリングに倒れていきました。

EOS R5 Mark II + RF70-200mm F2.8Lが床に落下させた直後の写真

倒れる直前に手を伸ばしたものの全然間に合わず、その瞬間に頭の中では以下の最悪のシナリオが駆け巡りました…。

  • R5 Mark II が壊れた…
  • RF70-200 F2.8L のレンズが割れた…
  • マウントが歪んだ…
  • 数十万円の修理費…

心臓が止まりそうでした。

【チェック項目】落下後の確認手順

恐る恐る機材を確認した際の手順を共有します。同じような事故に遭った方は、以下の順番でチェックしてください。

ステップ1:レンズ先端の確認

まず最も衝撃を受けたと思われる前玉部分をチェック:

保護フィルター:割れなし、歪みなし
フィルターの着脱:スムーズに外れる(歪みがあると固着します)
レンズ前玉:傷・ひび・割れ、一切なし

保護フィルターが割れていないことに、まず驚きました。以前別の機材を落とした時はフィルター枠が歪んで外れなくなった経験があるので、ここは本当にゾッとしました。

ステップ2:マウント部分の確認

次に最も重要なマウント接合部をチェック:

レンズ側マウント:歪みなし、傷なし
カメラ側マウント:変形なし
着脱動作:スムーズに外れる、装着できる
接点の状態:電気接点に損傷なし

マウントが歪むと修理費が跳ね上がるため、ここが最大の確認ポイントです。

ステップ3:動作確認

電源を入れて各機能をテスト:

静止画撮影:正常動作
動画撮影:正常動作
オートフォーカス(AF):迷いなく合焦
マニュアルフォーカス(MF):スムーズ
ズームリング:全域で正常
フォーカスリング:異音なし、正常
手ぶれ補正(IS):作動音正常

結果:完全ノーダメージ。

正直、こんなに丈夫だとは思っていませんでした。

無傷で済んだ3つの理由

今回の”奇跡”は、複数の幸運な要因が重なった結果です。

理由1:EOS R5 Mark IIのマグネシウム合金モノコック構造

R5 Mark II は内部が強力な金属シャーシ一体構造になっています。

構造上の強み

  • 内部フレームが硬く、ひねり・衝撃に強い
  • マウント周辺の剛性が非常に高い(太い合金フランジで固定)
  • 大型レンズの荷重・衝撃にも耐えられるプロ設計
  • 質量バランス的に衝撃が逃げやすい構造

特にマウント周辺の設計は、RFマウントの大口径(54mm)を活かした強固な作りになっており、前玉からの衝撃が来た時、ここが踏ん張ってくれたのは間違いありません。

Canonのプロ機は落下テストも行われており、一定の耐久性は保証されていますが、だからといって過信は禁物です。

理由2:RF70-200mm F2.8 L IS USMのプロ仕様設計

このレンズは本当にタフに作られています。

RF70-200mm F2.8Lのレンズはなんと無事だった
レンズフィルターもレンズ自体も無傷…信じられない

堅牢性のポイント

  • 内部に金属フレーム(骨格)を使用
  • 衝撃を吸収しやすいフローティング機構
  • 前玉部分も厚く設計され、筐体も強固
  • マウント部がプロ仕様の厚い金属固定
  • 質量が後ろ寄りのため、前玉が床に当たってもマウント側への衝撃伝達が少ない

さらに今回は保護フィルターが衝撃を分散してくれました。保護フィルターは「レンズを守るため」と言われますが、今回まさにその役割を果たしてくれたことになります。

RFレンズのLレンズシリーズは防塵防滴だけでなく、物理的な耐久性も考慮された設計になっていることを実感しました。

理由3:一脚+三脚ベースが衝撃を逃がした

今回の構成は、雲台 → レベリングユニット → 一脚 → 三脚ベースという多段構造でした。

これが倒れる過程で各接続部が”緩衝材”のように働き、直下落下よりも被害が少なかったと考えられます。

レベリングユニットが曲がっていた
レベリングユニットが衝撃で動いてました
EOS R5 Mark II + RF70-200mm F2.8Lが床に落下 プレートの位置もずれていた
三脚のプレートもズレてました

もし三脚ベースがなく一脚だけだったら、倒れ方によってはもっと激しく床に叩きつけられていた可能性があります。

【重要】これは”たまたま”。カメラの放置は絶対NG

ここまで機材の堅牢性を褒めてきましたが、今回無事だったのは完全に偶然です。

一脚・三脚にカメラを乗せたまま放置してはいけない理由

危険なシチュエーション

  • ほんの少しの接触で倒れる(今回のケース)
  • 風でも揺れて不安定になる
  • ペットや子どもが触ったら即アウト
  • 自分で置いたことを忘れて接触する(最も危険)
  • 地震が来たら確実に倒れる

被害額の現実

  • カメラ本体:30〜100万円
  • レンズ:10〜50万円
  • 修理費:最低でも数万円〜
  • 最悪の場合:全損で買い替え

今回のように「自分でも気づかず身体がぶつかる」ケースが一番危険です。私も完全に存在を忘れていました。

正しい保管方法

撮影後は必ずこうする

  1. カメラをすぐに一脚・三脚から外す
  2. カメラバッグやケースに収納する
  3. 一脚・三脚は壁に立てかける、または完全に寝かせる
  4. 「あとでまた使うからそのまま放置」は絶対禁止

「撮影が終わったら必ずカメラを外す。」これを絶対に徹底すると心に誓いました。

携行品保険の注意点【ここ超重要】

カメラ機材を守るために加入している方も多い「携行品保険」ですが、重要な注意点があります。

楽天の携行品保険は「自宅は対象外」

私は楽天の携行品保険に入っているのですが…

自宅での落下・転倒などは補償対象外なんです。

あくまでも「携行中(自宅外)」の事故が対象。

つまり今回の事故は、もし壊れていたら完全に自腹修理。考えるだけでゾッとします。

保険内容は各社で異なるため、必ず約款を確認してください。

それでも携行品保険は絶対入るべき

今回のような事故は屋外でも起こります。むしろ屋外の方が危険は多いです。

屋外での典型的な事故

  • 三脚の転倒(風、不安定な地面)
  • 撮影中に手を滑らせる
  • 人混みでぶつかられる
  • 移動中の落下
  • スリや盗難
  • 雨や水濡れ

こうした「現場での予測不能な事故」に備える意味では、携行品保険は本当に心強い存在です。

年間数千円の保険料で、数十万〜数百万円の機材を守れるなら、確実に入っておくべきでしょう。

主な携行品保険の選択肢

  • 楽天の携行品保険(自宅外のみ対象)
  • カメラ専門の保険(保険会社の商品)
  • クレジットカード付帯の携行品保険
  • 個人賠償責任保険とセットのもの

まとめ:機材の堅牢性と日頃の注意

今回わかったこと

  • EOS R5 Mark IIRF70-200mm F2.8 L は予想以上に堅牢
  • マグネシウム合金ボディとプロ仕様設計は伊達じゃない
  • 保護フィルターは本当に役立つ(必ず装着すべき)
  • 多段構造の機材は衝撃を分散する可能性がある

今回学んだ教訓

  • 機材を乗せたまま放置は絶対NG(例外なし)
  • 「すぐ使うから」は最も危険な判断
  • 携行品保険の補償範囲を必ず確認する
  • 自宅内の事故は保険対象外のことが多い

カメラマンへのアドバイス

プロ・アマ問わず、高価な機材を使う方へ:

  1. 撮影後は必ずカメラを外す習慣をつける
  2. 保護フィルターは必ず装着(数千円でレンズを守れる)
  3. 携行品保険に加入(屋外撮影する方は必須)
  4. 保険の補償範囲を確認(自宅は対象外が多い)
  5. 機材の堅牢性を過信しない(今回はたまたま無事だった)

今回は本当にラッキーでした。あー怖い…。

この記事が、同じような事故を防ぐ一助になれば幸いです。

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※自宅は対象外なので注意。ただ、屋外撮影する人は本当に安心材料になります。
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