1万円以下の空調服ってどう?35度超えの猛暑日に写真撮影で8時間使ってみた結果…

初体験 空調服

当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。

猛暑でも快適に撮影可能?1万円以内の空調服を買ってみた結果

普段、写真撮影する時の格好としては…

  • サファリハット
  • 半袖Tシャツ
  • 日焼け防止のアームカバー
  • 薄手のパンツとスニーカー
  • 日焼け止め

という感じで、シミが気になるので紫外線には気をつけるものの、熱対策は皆無でした。

そこに、8時間で小学生野球の試合を4試合撮影する仕事が入ってきました。上記装備では35度を超える猛暑日の8時間には全く太刀打ちできそうにないと思ったので、人生初の空調服を買って実際に使ってみました。

空調服の仕組みとパーツ

空調服って、いくらぐらいだと思います?

全く知識がなかったので初めて調べてみて驚いたんですが、予想で4〜5千円ぐらいかなと思ったら、高いものは2万円台後半で売られててびっくりしました。

そもそも、空調服はいろんなパーツで構成されてます。

  1. ファンをつける作業着(ベスト・半袖・長袖)
  2. 2つで1組のファンのセット
  3. バッテリーと充電器

まず1つ目は、ファンをつける洋服。作業着ですね。主に3種類あって安いものから順に、ベスト<半袖<長袖とあります。ベストがよりラフな感じで使えて、半袖はきちんと感がアップして、長袖はきちんと感と日焼け対策も可能です。人気のバートルのものだと作業着だけで3〜4千円ほどかかります。

2つ目のファンは、外の空気を作業着内に取り込むもの。高価なものは音も静かで防水設計になってるものもあります。バートル製だと6〜7千円ほど。

3つ目はバッテリーと充電器。これが一番価格が高いです。特にバッテリーは丸一日使えるような大容量のものが必要とされるので、バートル製だと1万5千円前後かかります。普通のモバイルバッテリーでも良さそうな気もしますが、対応してないものが多く、安全性にも欠けるので専用のものを使う方が安心です。

空調服のこの3つのパーツは、それぞれ対応したものを購入しないと作業服に装着できなかったり、バッテリーが合わないなどのトラブルになるので、初心者はセットになってるものを購入した方が良いと思います。

約8千円で楽天市場で人気の空調服を購入

さすがに、初めて使う空調服にいきなり3万円近い価格をかける気にもならなかったので、まずは楽天市場で一番口コミ数の多い人気空調服を買ってみました。

ベスト・アンサー宝ショップの空調服
これが2023年8月現在で一番口コミが多い『ベスト・アンサー宝ショップの空調服』です。

作業着(ベスト)・ファン・バッテリーと充電器がセットになって、なんと価格は8,680円でした(僕が購入後に価格がちょっと上がって9,500円ぐらいになってます)。

口コミで評価が高かったのが購入の決め手。初めて購入する空調服なら1万円以内が限度かなと。

カラーはグレーを選択 作業服の前後
日光を吸収しにくい白系が良かったので、カラーはグレーにしました。そのほか、ブルー・カーキ・ダーク迷彩・迷彩・ターコイズブルー・オレンジがあります。

サイズは、普段Lサイズの洋服を着てるのでワンサイズ大きなLLサイズにしました。身長171cm、体重85kgでウエストは100cmほどありますがちょうど良かったです。

デザインは、正直ダサいです。バートルを事前に見てたので、やっぱり高いものの方がデザインも良いなと。

ファン・バッテリー・ACアダプター・ケーブルのセット
ファン・バッテリー・ACアダプター・ケーブルのセット。

セット一覧
セット一覧。

専用バッテリー
専用バッテリー。PSEマーク認証済みなので安心感があります。

バッテリーのスペックはこちら。

  • 入力:DC16.8V-700mA
  • 出力:DC14.8V
  • 定格容量:14.8V/2900mAh
  • 外形寸法:約24×71×89mm
  • バッテリー充電所要時間:約5時間
  • 耐用回数:約500回
  • 保管温度:20℃±5℃
  • バッテリー重量:約230g

バッテリー満充電時の使用可能時間はこちら。

  • レベル段階4:14.8V使用時 約4時間
  • レベル段階3:12V使用時 約6時間
  • レベル段階2:8V使用時 約14時間
  • レベル段階1:6V使用時 約20時間

出力のボルト数が大きければ大きいほど風の強さが増します。安いものは12Vぐらいまでのものが多いですが、1万円以下で14.8Vの出力なのはかなり良いです。

専用バッテリーのボタンとパネル
上の「UP」ボタンを長押しで電源オン。下の「DOWN」長押しで電源オフです。

ファンはこの作業着用の専用設計
ファンはこの作業着用の専用設計になってます。ファンをセットしてケーブルを接続します。

作業服の内側にバッテリーを入れるポケットもあり
作業服の内側にバッテリーを入れるポケットもあり。バッテリーもファンもそこまで重くはないので、空調服を着た時に重さはそんなに感じませんでした。

空調服を写真撮影で8時間使った感想

空調服の下には冷感インナーの長袖を着る
空調服の下にはワークマンで購入した1,900円の冷感インナーの長袖を着ました。

事前に普段着てる綿の半袖Tシャツで試したところ、そんなに涼しくなかったので、冷感インナーに変えてみたら涼しさが全然違いました。冷感インナーの方がより汗の蒸発が早いので効果が高そう。

汗をかいてない時は涼しさは皆無。蒸し暑い風が送られてくるだけですが、一旦汗をかいてインナーが濡れてくると気加熱の効果でかなり涼しく感じます

頭にはサファリハットをかぶって撮影に挑みました。

朝から快晴で常に日光が出ている状態。

朝8時に現地入りして、2時間の試合を4試合こなします。

バッテリーのことを考えて風量はレベル2でスタート。午前中はレベル2でも十分耐えられましたが、昼過ぎから日差しが強くなってきたので5時間経過後にレベル3に。レベル3になるとファンの音量がかなり大きくなりますが、屋外だとセミの鳴き声も大きいのでほとんど気にならないレベルです。残りの3時間はレベル3でやりきり、バッテリーの残量は9段階のうち3でした。

8時間使ってバッテリーの残量は3でした
8時間使ってバッテリーの残量は3でした。かなり長持ちします。

脇と首から風が吹き上がって抜けていくので汗をかいてると清涼感があります
ファンで吸い上げた風が、脇と首から抜けていきます。直射日光が当たってる真っ昼間の午後2時ごろでも、空調服のおかげで一息つけたのは良かった。これがなかったらと思うとちょっとゾッとします。

実際に使ってみた感想のまとめとしては…

  • 汗はそんなにかかないかなと思ったら、普通に大量にかく。
  • 汗はかくがその分気加熱で冷えるので、空調服の内側は涼しく感じる。
  • 暑い時にちょっと動くと動悸が激しくなることが多いが、空調服のおかげか動悸はほぼ感じなかった。
  • 家に帰って風呂上がりに予想以上に体が疲れてないことに気がつく。もちろん、8時間立ち仕事をしたことによる腰・もも・ふくらはぎの疲れはあったもののそれ以外はそんなに疲れてないことに驚いた。

空調服があっても35度を超える猛暑日は暑いです。ただ、空調服のおかげで、その日の疲れが大きく異なりました。空調服があると体の負担が軽減されて疲れが溜まりにくくなるようです。

注意点としては…

  • 当然ながら水分補給や塩分ミネラルの補給はこまめに摂ること
  • カメラのストラップは使わない。特に襷掛けすると風が遮断されるので涼しさが半減する。
  • ビブスを上から着る場合は、ファンの空気口を塞がないようにする。

普段、屋外で作業する人が空調服を着てるのを見て「本当に効果があるのかな?」と思ってましたが、実際に使ってみたら売れてる理由が良く分かりました。1万円以内の空調服でもかなり効果は高いです。

これなら猛暑日に写真撮影するのも苦じゃなくなりました。

ベスト・アンサー宝ショップの空調服』←これ評判は嘘じゃありませんでした。初めての空調服にぜひどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です