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多機能11ボタン&ゲーミングマウスだから114gと超軽い!
パソコンではゲームしないんですが、すごく売れてるロジクールのゲーミングマウス『G502 LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミングマウス(G502WL)』を買ってみました。
2019年5月にテニス肘(肘の腱鞘炎)になって使いはじめたトラックボール。購入したのはロジクールのM570という大ベストセラーモデルでした。
このトラックボールのおかげで無事に完治し、その後トラックボールの上位モデルMX ERGOを使ってたんですが、どうも細かい作業がうまくいかない。
トラックボールは親指でマウスカーソルを移動させるんですが、細かな作業やスピーディにマウスカーソルを移動させて反復作業するのが苦手です(熟練度にもよる)。
あと、トラックボールを押さえながら(マウスカーソルを止めておいて)クリックする時に、一緒に親指も動いてしまってちゃんとクリックできない、なんてことも1日に何度か発生します。
テニス肘の時は痛みを治したい一心で使ってたので特に気にしなかったんですが、テニス肘が完治したので「久しぶりにマウス使ってみたいなぁ」と思うようになりました。
ロジクールG502WLとは?
G502WLは、ロジクールのゲーマー向けブランド「Logicool G」の人気ゲーミングマウス『G502 HERO』の無線モデルです。
ちなみに、ロジクールはスイスにあるロジテック(Logitech International S.A.)の日本法人です。海外ではロジテックですが、日本ではロジクールブランドとして発売されてます。
2018年10月に発売された『G502 HERO』は、ゲーミングマウス販売台数世界No.1の502シリーズに、新たにHERO16Kセンサーを搭載したモデルです。発売当初は12,000円ぐらいでしたが、2020年5月現在では8千円ほどで販売されてます。
HERO 16Kセンサーにより、従来より性能が約4倍、電源効率は約10倍以上向上し、最大のトラッキング精度を実現してます。感度も100〜16,000DPIで設定可能。11ボタンのレイアウトや、底面におもりを内蔵できる機能も継承されてます。
今回購入した無線モデルのG502WLは、単にケーブルレスになっただけでなく、元々優れていたセンサーがさらに改善されてます。また、新しいワイヤレス充電システムPowerPlayにも対応(充電対応マウスパッドがかなり高額)。
ゲーミングマウスとしてかなり売れてるモデルではありますが、パソコンではゲームをやらないので、
- 多機能11ボタン
- 114gという軽さ
- 手のひらにすっぽりとおさまるコンパクトさ
に惹かれて購入してみました。
特に、前回使ってたマウス「MX MASTER 2S」が145gあり、もうテニス肘を再発したくなかったので、軽くてコンパクトということが購入の第一条件でした。
G502WL 商品レビュー
箱を開封するといきなり本体が登場。メカメカしい感じは嫌いじゃない。
底面には保護フィルムが貼られてました。
保護フィルムを剥がした底面。
底面にはUSBレシーバーを収納できて、最大16gまで同梱されてるおもりを追加して重さを調整できます。ゲーミングマウスってこういうところまで細かく調整できるようになってるんですね。すごい。
パッケージ一覧。マニュアルや保証書、シール、マウス本体、micro USBケーブル、おもりとレシーバー。
おもりとUSBレシーバー。おもりは、2gが4つ、4gが2つ。
USBレシーバーは変換アダプタに装着されてるので、取り外し可能。
変換アダプタはmicoro USBとUSBメス。付属のUSBケーブルで接続できます。
G502WLの良い点4つ
購入して1ヶ月ほど使ってみて良い点と悪い点が分かってきたので、それぞれまとめてみました。
まずは良い点から。
1. ボタン11個&軽い
1つ目はボタンが11個もあるのに軽いこと。
ロジクールのゲーミングマウスにはG Proという80gのものもあるので、最初それにしようかなとも思ったんですが、ボタンが少ないので却下。
一方、G604はボタンの数は15個と申し分ないけど135gとちょっと重い。
G502WLは114gという軽さでありながら、個別に設定できるボタンが11個もあります。
G HUBという専用アプリで個別に設定可能。
マウスの下にある「Gシフト」という機能を使えばボタンの機能をさらに倍に増やすこともできます。そこまでボタンは必要ないので使ってません。
G HUBではボタンのLEDの光量や色を変更することも可能です。
そのほか、ゲーミングマウスだけあって感度(DPI)も細かく設定できます。感度設定は5つまで登録できます(僕は3つで十分でした)。DPIアップ/ダウンやDIPシフトをボタンに割り当てて瞬時に感度を変更することが可能です。
ボタンの数が多く、さらに全てを個別に設定できるのはとてもいいですね。
しかも、114gと軽いので今のところテニス肘の再発はなさそう。
2. アプリ毎にボタンの機能を変えられる
良い点2つ目は、アプリ毎にボタンの機能を変えられること。
上記G HUBアプリで、
ゲームやアプリケーション毎に設定を変えられます。
例えば、僕はSafariでYouTubeを見ることが多いんですが、「G8/G7」ボタンにキーボードの「←/→」を割り当ててます。これで「5秒巻き戻し/5秒早送り」が簡単になります。
そのほか、Photoshopでよく使う書き出しなどのショートカットをマクロに登録したり、Lightloomでもマウスで画像切り替えができるように設定してます。
これはかなり便利です。
3. 意外とバッテリーが長持ち
良い点3つ目は、意外とバッテリーが持つこと。
公称値では、デフォルトのライティング(LEDオン)で最長48時間。ライティングなしだと最長60時間。
これまで使ってたMX MASTERやMX ERGOはバッテリー寿命が最長4ヶ月とかなり長め。502WLの数値を見た時は1回の充電で使える長さが短すぎて心配でしたが、これが意外と長持ちでほっとしてます。
バッテリー残量を確認するには、マウス本体に設定した「バッテリー残量」ボタンを押して本体のバッテリーゲージを確認するか、G HUBアプリを起動してマウスの下に表示されてる残量を確認するかの2通りがあります。
上記は満充電から6日ほど経過した時の残量で「65%」と表示されてます。LEDはオフにして1日10時間ぐらい使ってたので60時間ほど使ってたことになります。
メーカー公称値はずーっと動かしてた時の時間ということですかね?
予想以上にバッテリーが長持ちするので、これなら2週間に1回ほどの充電で済みそうです。試しにLEDオンにしてみたら、1.5倍くらいバッテリー消費が速くなりました。バッテリーを長持ちさせたいならLEDオフは必須です。
パソコンのUSBポートに接続した場合、フル充電は2時間ほど。USBケーブルを接続しておけば有線モードでも使用できるので、バッテリーの心配は無いです。
G502WLは無線充電できるPOWERPLAYにも対応してます。専用の別売マウスパッドを買えばUSBケーブルを接続しなくても充電できますが、マウスパッドが約1万7千円と高すぎるのでよほどのことじゃない限り要らないでしょう。僕は買いません。
4. ワイヤレスはやっぱり便利
有線タイプのG502 HEROが半額ほどで買えるので、有線タイプにしようかなと思いましたが、やっぱりワイヤレスにして正解でした。
これの前に使ってたMX ERGOは無線でしたがトラックボールということもあり本体が重かったので常にキーボードの右に置いて使ってました。
無線のG502WLを使うようになってから、マウス本体が軽いので机の手前側にマウスを持ってきて椅子の背もたれにゆったりと体重をかけて、リラックスモードでネットサーフィンやYouTubeを見ることが増えました。
これが実に快適。
MX ERGOの時は常に戦闘モードでパソコンに向かってましたが、G502WLだと好きなところにマウスを持ってきて使えるのでいろんな姿勢でマウスを使うことができるようになりました。
有線モデルだとバッテリーの心配はないものの、机の上のものと干渉してどうしてもケーブルが邪魔に感じますからね。
また、ワイヤレスですがほとんどというか全く遅延を感じないのも良い点です。
G502WLの悪い点5つ
良い点もありましたが、もちろん悪い点もありました。
1. アプリの使い方が分かりにくい
最初に戸惑ったのがG HUBアプリの使い方。
LEDやボタンの機能、感度設定は特に問題なく設定できたんですが、アプリ毎の設定方法を理解するまで時間がかかりました。
デフォルトの設定で「LEDライト」「キーの割り当て」「感度」はロック/ロック解除を選べるんですが、これを理解してなかったので最初はアプリ毎に全部設定し直したりとやたら面倒くさいことをやる羽目になりました。
あと、デフォルトの設定はドラッグ&ドロップでコピーすることもできます。ちょっと文章では説明しにくいんですが、慣れれば比較的簡単にできますのでやってみてください。
2. 充電ケーブルの差込口が台形
マウス本体の充電ケーブル挿入口が台形になってるので、使えるmicro USBケーブルが限られます。
付属のケーブルはケーブルの先端が台形になってるので当然使えますが、市販のものはケーブルの形状が大きいと差し込むことができません。
デスク周りで使ってるAnkerの3in1ケーブルは大丈夫でした。
3. スクロールホイールがガタガタ
スクロールホイールは、ラチェットと高速スピンの両方に対応してます。
ホイールの手前にあるスイッチを押せば、コリコリと回転の感触があるラチェットモードと超高速スクロールのスピンを切り替えることが可能です。
高速スピンの方は快適に回ってくれるので問題ないんですが、ラチェットモードにした時のガリガリというかガタガタというかすごく音が鳴るんです。感触もMX ERGOに比べると10倍ぐらいうるさい感じ。
2019年9月に発売されたMX MASTER 3では磁石ホイール採用でものすごく静かで軽やかなホイールになってますが、ロジクールのゲーミングマウスのホイールって、全部こんな感じなんでしょうか?
この点については初期不良の可能性もあるのでロジクール のサポートに問い合わせてますが、1週間経過しても返信なし…。
仕方ないので、高速スピンモードにして使ってます。幸か不幸か、これが僕には合ってるようでほぼ無音でホイールを回せるし、後述しますがホイールのスピードをステアーマウスで調整できたのでかなり使い勝手は良くなりました。
4. ホイールのスピードを変えられない
G HUBでかなり色々なことができるので、ホイールのスピードも変えられるのかなと思ったら、ホイールの項目が一つもありませんでした。
仕方がないのでステアーマウス(有料)で調整してます。
ステアーマウスとロジクールのアプリはたまに動作で干渉することがあるんですが、ホイールの動作設定はうまくいきました。
加速モードで設定してますが、低速モードでラチェットモードの1コリで1行動くように設定することも可能です。ここはお好みで調整すればよろしいかと。
5. サポート大丈夫?
上記3のホイールガタガタでも書きましたが、サポートから連絡ありません。
初期不良なら交換してもらおうと思ってたんですが、連絡ないならもういいかなと。
おそらく不良のないものMX MASTER 3のような静かなホイールじゃなさそうだし、高速スピンモードに慣れてきたので特にどれだけガタガタ鳴ろうがもう関係なくなりました。
ただ、ほんとにサポートが欲しい時もあるので、そんな時に連絡がつかないようじゃ困りものです。
G502WL レビューまとめ
良い点4つに悪い点5つ。
散々、悪かった点を書いてしまいましたが、トータルでは買い替えて良かったです。
どういう点が良かったかまとめると…
- トラックボールと比べてマウスを頻繁に正確かつスピーディに動かす操作がやりやすくなった
- マウスがコンパクトだからすごく操作しやすい&軽いからテニス肘の再発はなさそう
- ワイヤレス&軽いから机のどこに持っていっても操作できる
- ボタンが多いからいろんな機能をボタンに割り当ててられるので、簡単な作業ならマウスだけで完結することができる
- LEDを消しておけば2週間はバッテリーが長持ちする
悪かった点はサポート以外は解決方法があるので、結果的には特に問題はなかったです。
良かった点がそれぞれ重要度が高いので、とても大満足してます。買って良かったマウスです。
11ボタンで軽くてコンパクトで使いやすいマウスって、今後そうそう出てこないだろうからしばらくはG502WLが手放せなくなりそう。
万が一、テニス肘が再発したらまたトラックボールで静養します。
多ボタンで軽くて使いやすい、ワイヤレスマウスを探してる方に強くおすすめできるマウスですよ。