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トラックボールのボールをスクロールボールにしたらカーソル移動が超ラクに!
先日購入したトラックボールM570。
肘への負担が激減!マウスをトラックボールに替えたらテニス肘が治りそうな予感
肘の負担が軽くなったのを喜んだのもつかの間、純正のロジクールM570のドライバ「ロジクール コントロール センター」の使い勝手があまり良くないことが判明。
ボタンへの機能割り当てやボールやカーソルの速度調整はできるんですが、一番気になったのがラッチ(ノッチ)について。
M570のスクロールにはラッチがついてまして、ブラウザの検索結果で1ラッチ1行スクロールができないんです。
ゆっくり1ラッチしてもスクロールせず、数回ラッチさせればスクロールは可能。ただ、勢いがつくので数行飛ばしてしまうので、検索結果をじっくり確認することができませんでした。
というわけで、Mac/Windowsのマウスのボタン・ホイール・カーソルスピードを自由にカスタムできる『ステアーマウス』を試してみることにしました。
ステアーマウスとは?
ステアーマウスは、USB・Bluetoothマウスに対応しているマウスの機能を拡張してくれるユーティリティです。
Mac/Winに対応してますが、MacのMagic Mouse、Trackpadには対応してません。
公式サイトのトップページには、「おすすめマウス」としてステアーマウスの動作確認済みのマウスがズラーっと表示されてます。
Logicool ワイヤレス MX Master 2Sをはじめ、MX Anywhere 2S、G502 HEROはもちろん、M570もきちんと表示されてました。
ステアーマウスを本格的に利用する場合は1,980円かかります(月額制ではなく買い切りです。購入後は同じバージョンならずーっと使えます)が、30日間無料で試すことができたので、早速Macにインストールしてみました。
Macでステアーマウスを設定してみた
ステアーマウスをインストールすると、「システム環境設定」に項目が追加されます。
「ボタン」の設定では各ボタンに好きな機能を割り振ることが可能です。キーを組み合わせてショートカットを追加することもできます。
「ホイール」の設定では、上下スクロールだけでなくマウスによって左右に倒す機能があるものはその動作を設定することができます。
上下スクロールは、上・下、別の設定にすることも可能です。
ホイールの加速度と感度をかなり細かく調整できます。
モードを「加速」→「定速」に変更すると…
1ラッチで何行スクロールするか、行数の設定も可能です!
これを設定したかったんです!超便利!
「組み合わせ」の設定。ここでは、トラックボールやマウスの各ボタンを組み合わせて別の機能を持たせることが可能です。
うちの環境では外部ディスプレイを接続しているので、ウィンドウをドラッグしたまま画面の端に持って行っても操作スペースを移動することができません。
そのため、「左右ボタン」+「ホイールを上回転/下回転」で左右の操作スペースに移動できるように設定してます。
ステアーマウスの優秀な機能の一つがこれ。マウスの機能をアプリケーション毎に変更することができます。
僕はGoogle ChromeやSafariなどのブラウザでは上下スクロールを「2行の定速スクロール」に設定してます。
また、Lightroomや写真.appでは「進む/戻る」ボタンを「左右の矢印キー」に割り振って、写真を簡単に選択できるように変更してます。
これだけでかなり操作性と作業効率が向上してます。
トラックボールのボールをスクロールボールにする設定
せっかくトラックボールを使ってるので、トラックボールのボールをスクロールボールとして使いたい。
というわけで、「組み合わせ」の設定で、「左ボタン + 右ボタン」を同時押しで上下左右どこにでもスクロールできるように設定してます。
トラックボールの速度も変更できます。
ブラウザや写真アプリやエクセルなどで上下に長くスクロールしたい時に重宝してます。あと、動画編集時の左右スクロール時にもとても便利です。
これで、トラックボールを上下に弾くだけで一番上や一番下まであっという間にスクロールできるようになりました。
トラックボール設定のコツ
トラックボールを使いはじめた時になかなか慣れなかったのがカーソルの微妙な操作。
ほんのちょっと、数ピクセルだけ動かしたい時に狙ったところになかなかカーソルを合わせることができずにイラっとすることが多々ありました。
そこで、トラックボールの操作に慣れない方にちょっとした設定のコツをお教えします。
ステアーマウスの「カーソル」の設定画面。
ホイールと同様、カーソルも加速度と感度を細かく設定できます。
加速度とは、システム環境設定のマウス・トラックパッドにある「軌跡の速さ」と同じです。値を大きくすると長い距離を素早く動かすことができます。
感度は、マウスを1インチ動かした時に進むカーソルの距離です。Magic Mouseの感度は404です。つまり、感度を小さくすればトラックボールを少し動かした時にカーソルスピードもゆっくり滑らかになるというわけです。
最初は、ステアーマウス「おすすめ設定」にある、
加速度・・・0.98
感度・・・1600
に設定してましたが、どうもゆっくり少し動かした時にカーソルが安定しませんでした。
というわけで試行錯誤した結果、
加速度・・・5
感度・・・1450
で今のところ落ち着いてます。
トラックボールの操作でお悩みの方、参考にしてみてください。
まとめ
MX Master 2Sを使ってた頃はロジクール純正のLogitech Optionsを使ってましたが、M570ではロジクール・コントロール・センターを使わないといけません。
ロジクール純正のソフトウェアでも最低限のことはできますが、不満点が大きかったのでステアーマウスを使うことに。
これが大正解!
Macの操作性が大幅に向上し、作業効率もアップしてます。
何より操作が楽になったのでパソコン操作がとても快適になりました。
トラックボールはもちろん、マウスの機能を大幅に向上してくれるステアーマウス。おすすめですよ。